昨年12月に始まった『玄関ベンチ』の作製ですが、、、
ようやく完成が近付いて参りました~
材料素材の選択から手間取り、塗装にもさんざん苦労を重ね、年を越えて ようやく組立てまで到達できたわけです。
◎昨年12月に到着した素材を仮組みしたところ、、
目標の設置場所にキッチリと納まるには、台座の足部分を壁面の凹凸に合せて加工しなければならない事が判りました。
これだけ分厚い材(板厚は35mm)ですのでカットは相当苦労するだろうと思いきや、意外にもスイスイ切削できたので 助かりましたわ~
材料のカットができたところで、次なる難問は”塗装”です!!
今回この材料木材を購入した広島の業者さんは、これらの古材に相応しい色合いのステイン(ペンキとは異なる塗装剤で、色を木材に浸透させる塗料)も調合・販売されております。選択は4色ほどなのですが、それでも散々に悩んだ挙句に「 濃 茶 」を選んでみました。
いきなり一番に目立つ天板に塗るのは怖い ので天板の裏面にステイン塗装してみたのですが、、、 一度塗りでは殆ど色合いが変わらず、コレは重ね塗りが必要だなと直感させられました。
ならば と、勢いよくタップリと繰り返し塗りをしてみたら、何故か二度塗りでは乾いても色がしっかりと残ってしまい またしても不本意な色合い(濃くなり過ぎた)になってしまいました~
で、コレではチョットいかん! と思い、塗った面の表面を紙やすりで軽く削ぎ落すという工夫を試みました。
◎天板以外の足部分やら棚板も塗ってみるのですが、、、
自分で想像するような色合いにはなってくれませんでしたネェ~ 本当に塗装はムツカシイです!!
ステインが乾いたところでニス仕上げをしたわけですが、艶なしニスだけだと余りにもマット調になり過ぎる感じがしたので 一旦 艶ありニスを重ね塗りした後に艶なしウレタンニスで仕上げしました。
材料のカットと塗装にて時間をくってしまい年越し してしまいましたが、ようやく組立てにこぎつけました。
垂直でなく、直角でもない 床と壁にもピッタリと密着してガタつきもない、実にガッシリとした重厚感タップリの『玄関ベンチ』になりました。(未だ天板は仮付けですが)
当初は予定に無かった ”棚板” も違和感なく納まっている感じです。
この棚板は 正に 在り合わせの材で、工作するときの下敷きに使っていたキズだらけの端材なのです。古材のなかに新品の材を混ぜると妙な感じだし、たまたまサイズが調度良かったので流用しました。
始めは天板サイズとして少なくとも30cm位ないと座るのに不安だろうと考えてましたが、実際に座ってみると20cmあればチョイと腰掛けるだけならば問題ないと判りましたので、コチラは21cm弱の最小サイズです。
おかげで狭い玄関を圧迫することなく、邪魔にならない玄関ベンチを設置することが出来ました~
また非常に気掛かりだった色合いも、マアマア落ち着いた感じに納まってくれたので一安心です。
はてさて、お次は 何に取り掛かるか?
まだまだ お 楽 し み は続きそうですわ~