やや久し振りに アナログ盤=レコード掘り を楽しんでおりますが、、
今回は毎々お世話になっているヤフオク出品者さんから『ムード音楽』の大御所が多数出品されたので 思いっ切り期待をかけての落札でした~ 本来の好みからすると、どちらかと云えば”ラウンジ系”のサウンドが大好きなのですが 矢張りその大元には正統派ムード音楽があるわけで 本家本元も しっかり おさえておかなくては成りませぬ
◎ 日本では余りお馴染みないかも? Les Brown Swing Song Book レス・ブラウン
我が国のレコード会社の戦略なのか米国からのマーケティング戦略なのか判りませんが 国内でムード音楽というと ”ポール・モーリア” とか ”パーシー・フェイス” とか ”リチャードクレイダーマン” などが有名のようです。しかし米国でのムード音楽 或いは軽いJazz系音楽では コチラの レ ス・ブラウン も大御所のおひとり です。
私自身も それほど馴染みが無かったのですが たまたま格安出品されていたので迷わずポチッといきました(落札価格=188円)
イッヤ~ コレは大正解でした!!
極めて稀なケースですが、全く期待しなかった盤が意外にも 優秀録音・良好プレスだったりするのでレコード掘りが止められないわけです。スッキリと伸び伸びしたサウンドでステージも拡がっており 臨場感タップリ ですわ~ まさしく 気持ちの良いサウンド です
◎ これぞ正統派ムード音楽かも ANDRE KOSTELANETZ アンドレ・コストラネッツ
コチラも我が国では あまりお馴染みが無いかも知れませんが、、 正統派ムード音楽の大御所に間違いナシ
ジャケットの右側に収録曲名がありますが有名曲ばかりです。聴いてみると案の定、正に正統派のムード音楽ですわ 録音・プレスとも少々残念な感じなのですが、もしコチラが優秀録音と優良プレスならば間違いなく愛聴盤になっていた事でしょう 好みとしてはアトちょっとだけラウンジっぽさも加わるなら最強盤となる?かも、、
◎ やっぱり 好みと云えば HENRY MANCINIヘンリー・マンシーニ
米国でのムード音楽の大御所は多数いらっしゃるわけなのですが、、 やはり好みから云えば ヘンリー・マンシーニ が一番です!!
コチラはTpの大御所(なのでしょうか?)との共演アルバムでした。なんとも気持ちの良いサウンドとアレンジは サスガ と云うしかないです!! コレでアト少しだけ 録音とプレス が良好だったならば ヘビーローテーション間違い無しの盤 になったでしょ~
◎ 今回の一番! ゴージャスなムード音楽 MANTOVANI=マントヴァーニー 独DECCA
コチラはジャケットにも TELDECーTELEFUNKENーDECCA と記載があり、恐らくは高音質盤に間違いないだろうと大きな期待をもって落札(落札価格=188円)
と云うのも クラシックのCDでもレコードも ”TELDEC” = テルデック レーベルの盤はクッキリ・ハッキリした拡がりも十分な 『正に好みのサウンド』なのです。今回は見事に予想と期待が的中しまして 極めて優秀録音・良好プレス の重量級アナログ盤でした~
コレがムード音楽(どちらかと云えばクラシック色が強いかも)の最高峰じゃないか?と思わせる超ゴージャスなサウンドです 正に貴重なムード音楽の銘盤を格安でゲットできました~
ムード音楽は以上まで、ここからはJAZZ系のアルバムになります
◎ エリントン楽団の右腕ですか Billy Strayhorn ビリーストレイホーン
まさか、まさかの優秀録音・良好プレス盤 かなり良好な気持ち良いサウンドです!! 但し格安盤ゆえ、外周に大きな『反り』があります。繊細なアームとカートリッジならば一発で針飛びするでしょう けれど、、 拙宅では元々DJ用カートリッジからの進化型であるJICO社のJ50を使っておりまして、ココぞ本領発揮とばかりに強烈な上下動をものともせず 懸命に盤面に食らい付いてくれております!! ジョニーホッジスのアルトsaxもクリアーに録音されておりコレまでぼんやりとしか聴いた事しかなかった独自のサウンドを楽しめました。あと加えて クェンティン・ジャクソンTbの巧みな(職人的な)ミュートプレーは一聴の価値アリです。まるで おしゃべりするかの様な見事なオープンクローズの妙が聴けます。
◎ お馴染みのバードです Charlie Parker=チャーリーパーカー Giants of Jazz
これほどクリアーなステレオサウンドのチャーリーパーカーは初めて だと思います。コレまで入手したアルバムは殆どが ぼんやりしたモノラル録音 ばかりでしたがコチラはクッキリ・スッキリとした溌剌感もあります。演奏自体はご本人もサイドメンも熱くならず サラリ と演奏している感じですが、もしかするとマイルスが追い付くのに四苦八苦しているかも?知れません?
◎ コレは珍しい!! 片面だけのチャーリーパーカーですわ~
ジャケットから 1954年にボストンのハイハットクラブでのライブ録音盤という事がわかるのですが、、
入手した後に レコード盤を手にして 初めて『 異 常 』に気付いたわけです!!
普通のレコードというのは、盤面の表にA面 、裏にはB面 という表裏2面に各々20分前後ずつ録音されております。コチラがA面
が、しかし、、コチラの盤にはA面のみしか音溝がなく、裏面いわゆるB面がツルツルピカピカだったのです
上の写真では判りづらいかも知れませんが、まさにツルツルなのです!!
ウッヒャ~ コレはもしや 貴重なエラー切手orエラーコインならぬエラーレコードか と思いきやジャケットの右下に
ハッキリ 明確に『 片面だけ』 との表記がありました~
では何故、どうして 片面だけのレコードにしたのか? 是非とも真相を知りたいところです
◎ 恒例?ですかネェ・・ ジャケ買い 笠井紀美子
ナント 篠山紀信 先生の撮影による笠井紀美子 JAZZシンガーであります。 日本人らしからぬ本格的なJazzを歌い上げる稀有な日本女性です コチラのアルバムでは国内盤なのに 何故かボーカルが歪っぽくて上手く再生できません、さ行がモロぶっ飛んでしまい針圧を3gまで増やしてもダメでした~ やっぱりボーカルものは再生がムツカシイわ~
というわけで、今回も数枚だけ 優秀録音・良好プレス盤 が掘り出されました ラッキー
また 改めて JICO社のカートリッジ = J50 のトレース能力の高さには驚きでした~ 強烈な上下動を ものともせず しっかりと再生してくれる姿に心を打たれました(?)
まぁ この暑さですからネェ~
じっくりアナログを楽しむ気分にもなれない
感じなのですが、、