アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

ヤコブ・ベーメ

2024-11-21 13:03:43 | 錬金術neo

◎怒りの水銀、神の水銀

(2006-12-10)

 

ヤコブ・ベーメは、1575年生れの北ドイツのゲルリッツの無学な靴職人。

 その著作の一つであるシグナトゥーラ・レールムの次の文を読むと、錬金術の述語である水銀、黄金、肉体、キリストなどの用語が、自らの体験を裏付ける表現として用いられていることがわかる。

 『(人間は)黙って横たわった。既に形は崩れ、獣のような醜い姿になっていた。とても天使には見えない。ましてや天国に迎え入れられるとは思えない。悪魔の原石のようだ。

 そこに含まれた金は、じっと身を潜め、沈黙している。至福の姿は彼にあってなきが如し、目には映らない。肉体は毒の中でまだ生きのびてはいたが、まるで悪臭を放つ死体のようだ。それはまた邪悪の茨の茂みのようでもある。

 けれどもそこからは清らかなバラの莟が、いばらを超えて顔をのぞかせ、有毒な怒りの水銀の中で隠れてじっとしていたものが姿をみせる。

 造り主である錬金術師が手にとって、死に絶えていたその金に、至福の姿に、生きた水銀を注いでやることによって。

 そうして神の優しさと根源的な愛から生れたものが、一時隠されていても、ふたたび莟をもち花開く。神の水銀、すなわち神の言葉によって。それは沈黙していた人間の心にしみ入るのだ・・・・・。

 そののち天から授かった水銀は、怒りの水銀をあるべき姿に変え、そしてキリストが誕生する。キリストは悪魔の頭を叩きつぶし、・・・・・そして清く正しい人間がよみがえり、神の前に生きる。(神々しいその姿は)地上の材料に潜んでいた金のように輝き始める。』

(錬金術 心を変える科学/C.ジルクリスト/河出書房新社P99-100から引用)

 

水銀は最初は有毒であるが、後に神の言葉に変容するところをみると、かの白銀色のエネルギー・コードが神から肉体までを貫いているクンダリーニのアーキテクチャーからすれば、水銀とはクンダリーニのことと意識していた印象を受ける。

 生きた水銀である神のバイブレーションを注いでやることによって、クンダリーニは活性化し、神とつながり、キリストとして誕生する。「自分自身がキリストとして誕生する」とは書けないので、誰が成るのだかわからないが、キリストが誕生すると書いたのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡本天明が出口王仁三郎に会いに行く

2024-11-21 06:57:17 | 古神道の手振りneo

◎二度目の面会チャレンジも失敗

(2015-05-22)

 

岡本天明は、日月神示のシャーマン。依代の常として、降りた神示の解釈は、岡本天明自身が行うことはできず、通常は審神者が行うもの。

 日月神示は、昭和19年6月から岡本天明に降りて、自動書記した。天明は、神示を降ろしている神は、出口ナオに関係する神霊らしいと考えて、天明は、日月神示の審神を受けに亀岡に向かった。しかし、中矢田農園に居る出口王仁三郎に2度に亘って面会を試みたが、結局出口王仁三郎に会えずじまいだった。

 二度目の面会チャレンジも失敗におわり、口をきいてくれた倉田地久の前で、天明は男泣きに泣いたという。

(以上出典、岡本天明伝/黒川柚/ヒカルランド)

 

出口王仁三郎は戦後も数年存命であったが、その後存命中にも審神を受けたことはなかったのだろう。

 日月神示は、出口王仁三郎の審神を受けずに、結局漢数字だけの部分の解釈など高田集蔵という人物によるところが多く、今に至るらしい。

 日月神示は、大本系でありながら、出口王仁三郎の審神を経ていない。よって私は十全の信用を置けるものではないように思う。内容や言葉使いなど、既に審神済の大本神諭、いろは歌などに似ているが、内容的にはどんなものなのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうしてもロシアを核戦争に引きずり込みたい勢力

2024-11-21 06:40:01 | 時代にFace it

◎臆病者は戦いを避けさえすれば、いつまでも生きられると思っている

 

2024年11月20日、ウクライナは、英国製の長距離ミサイル「ストームシャドー」を初めてロシア領に向けて発射した。前日の米国製の長距離地対地ミサイル「ATACMS」に続き、2日連続で西側諸国から提供された長距離弾を使用しロシアを攻撃。

 また北欧のバルト海で海底の通信ケーブルが切断されたり損傷したりしているのが相次いで見つかり、沿岸のスウェーデンなどの当局が捜査を始め、11月19日、ロシア将校が船長を務める中国船「イーペン3号」が、バルト海の2本の重要な海底通信ケーブルの破壊に関与したとして、デンマーク海軍の船「Y311ソーローベン」に拿捕された由。

 どうしてもトランプ就任前に、ロシアを核戦争に引きずり込みたい勢力がいるようだ。

 

荒野に火の玉が燃える』(ダンテス・ダイジの核戦争予言)

金でつぶれる世の中」(日月神示)とはいうが、実際にソ連は破産して解体済(金でつぶれる)。いままさに不動産バブル崩壊で中国は、ネット規制が厳格なのに不思議なことだが、弱い者がさらに弱い者を無差別に殺傷する『社会への報復』が同時多発。中国之夢も金でつぶれるのか。

ダライ・ラマは、存命中での中国共産党の終了を予言。

 ダンテス・ダイジは中国四分割を予言。

 

なお中国の不良債権総額は、少なく見ても1000兆円以上などと噂され、日本のバブル時のそれの10倍は超えるとも言われている。なお日本のバブル時の不良債権は約80兆円などと言われてきた。日本はバブル解消に30年かかったが、中国はその10倍か?また中国の若年失業率は実態は50%を越えるのではないかという話もある。毛沢東は、政権は銃口から生まれるといったが、政権を転覆させるのは学生だった。

 

今ホットな北欧神話からオーディンの箴言。

『王者の子たる者は、寡言と沈思をたっとべ。

戦いにのぞんでは果敢であれ。 すべて人たる者は、死を迎えるまで、明るく、快活であれ。(一五)

 

臆病者は戦いを避けさえすれば、いつまでも生きられると思っている。だが、槍先から勘弁してもらったとしても、老いから勘弁してもらうわけにはいかない。

 

食事によばれたおろか者は、目をむいて、ぶつぶつとつぶやくか、おしだまっている。だがひとたび酒がはいれば、その分別もたちどころに消えてしまう。

 

遠く旅をし多く歩いた者だけが、もしも知恵をそなえているなら、世の人々の心ばえを知るというものだ。』

(筑摩世界文学大系  10 [中世文学集]  エッダ  筑摩書房P20から引用)

今日も冥想を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする