◎国産革命と外国勢力による革命
(2016-08-16)
日本の立替立直を考えるには直近三度のgreat changeが参考となる。最初は、信長、秀吉、家康と続く、宗教も含めた立て直しの時代、そして明治維新、三度目は、先の敗戦。
明治維新については、最近次々と明らかになっているところでもあるが、英国と米国のバックアップを受けた20名ほどの若者(出口王仁三郎が20人くらいでやったといい、フルベッキ写真という妙な写真もある)が中心になって、武家と寺(特に禅宗と浄土系)で組み上げた幕府の社会を大改革した。これは西郷隆盛など維新の元勲が成し遂げた大革命ということになっているが、実は外国の脅迫と指導の下に成ったものであって、国産の革命ではなく、実質外国勢力の手になる革命であった。
先の敗戦も、これも最近明らかになってきていることが多いのだが、軍部だけが悪いのではなく、国家神道体制、思想言論の統制、天皇の絶対化など舞台装置を整えておいて、ソ連やアメリカ、英国の強力な多方面にわたる影響力の下に、日韓併合、日露戦争勝利、満州国樹立と調子に乗せておいて、最後は対米戦争を仕掛けさせられ、敗戦に誘導されたもの。これも国産ではなく、実質外国主導の革命と言え、この敗戦の結果、GHQ憲法とGHQ皇室典範を戴く、妙な国家に変わってしまった。
これら2度の変革に対して、日本人オンリーの力で変革を成し遂げたのは、織田、豊臣から徳川幕府成立までの時期だけ。この時代にしても日本全土が戦乱に次ぐ戦乱となり、関ケ原など大会戦が何度も繰り返され、出口王仁三郎もこれをして血で血を洗う争いを繰り返さなければ変革できなかったみたいなことを書いている。
出口王仁三郎は、この国産革命を見て、明治維新、先の敗戦は、外国人の手による荒療治になったとしており、次も外国勢力の手によるものであろうことを暗示している。次は誰にも知られず突然起こるのだろう。第二次大本事件のように。