アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

井上尚弥、超スローコマ送り体験を語る

2023-07-18 03:21:59 | 浅い霊感から神人合一まで

◎時間のコマ送り化と隙間

 

前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(30)が2023年7月14日にNHKEテレで放送された「スイッチインタビュー」で、2018年の試合中に起こった「一瞬、一瞬がコマ送りになった」体験を語った。

 

元WBAバンタム級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)との試合中に彼はこの状態に入った。曰く、

「試合中に、ここでこのパンチを出して、攻撃したら倒れると思ったんです。その思った通りにしたら、1本の道筋が見えてからスローモーションに見えました」

「一瞬、一瞬がコマ送りになって、スローに見えて進んでいく感じでした」

これについて別の対談では、「あの瞬間は秒数が流れているけど、1秒の間に何コマも出てきた感じです。ジャブで踏み込んだ瞬間に(右が)当たるってわかったし。スローに感じる感覚でした」と彼は語っている。(3階級で世界王者になった長谷川穂積氏との対談(「デイリースポーツ」2019年1月3日付))

 

これは、実際には、左ジャブから右ストレートでKOしたもの。

 

このような変性意識状態(ゾーン)に入った話を聞くことは稀である。

合気道の開祖植芝盛平が、立ち会いに際して、剣の切っ先がくる前に白い光が来るので、それを避ければ剣を避けることができ、また弾丸の来る前に白い光が来るので、それを避ければ、弾丸も避けることができると言い、そのエピソードも残っている。

これはいわば、井上尚弥と同等の体験なのではないか。

 

なにより、時間がコマ送りであるということは、コマとコマとの間に隙間を感じているということである。実はその隙間にこそ真理が隠れている。スポーツでいうゾーン体験にも深浅高低があると思うが、これは結構すごいところまで行っていると思う。隙間スイッチを押したのだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クンダリーニ上昇から悟りまで | トップ | ボクシング井上尚弥、集中が... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

浅い霊感から神人合一まで」カテゴリの最新記事