アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

神人合一の実感を語る-4

2025-01-11 06:47:09 | 現代冥想の到達点neo

◎一刹那を神の御意のままに生き死ぬ、神人合一

(2021-11-26)

 

ダンテス・ダイジ-『今でない今、ここでないここで』の続き。

 

『一刹那の生涯でよい

神の御意のままに生き

神の御意のままに死にたい

 

一刹那の神の御意は

すべての生命達の生涯と

すべての生命達のそれぞれの宇宙であった

 

神のみが終対無の中に

久遠の安住を続け

あくび一つも神には無縁だ

 

私は私という心身の

異郷の客であり

何一つとして

私のかつて見知った事柄はない

 

この悲しみが

人間に理解できるだろうか』

(絶対無の戯れ/ダンテス・ダイジP118から引用)

 

『一刹那の神の御意』こそが神人合一の瞬間。この時、神には久遠の安住なる至福、実在・智慧・歓喜(サット・チット・アーナンダ)

の充溢だけがあり、あくびのような個なる弛緩はない。

 

だが、ここに我が身に還えれば、

『私は私という心身の

異郷の客であり

何一つとして

私のかつて見知った事柄はない』

と透徹した孤独感がある。これが、無常、不条理、もののあはれの行きつく先。

 

この悲しみは、神のものなのか。

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