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劉蘭/蘭成 字文郁
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隋鄱陽郡書佐。
經史に通じていたが、性は兇狡であった。
隋末、群盜となり北海城邑を荒らした。
綦公順に従って李密きかになったという。
武德中
山東道安撫大使淮安王神通に所部を率いて歸附した。
武徳中は顕れず員外郎に留まる。
貞觀初
夏州都督府司馬となり朔方夏州の梁師都を平定した。
二年
豐州刺史
右領軍將軍。
十一年
蜀王愔が夏州都督となり、蘭は長史總其府事となった。
検校代州都督
河南に遷された突厥郁射設阿史那摸末と頡利可汗を争わせ、摸末を討った。
十一年
復豐州刺史
十三年~十五年
夏州都督.平原郡公
貞觀末
謀反により誅された。
鄠縣尉游文芝が許絢の妖言による蘭の謀叛を告発したというが事実は不明である。
右驍衛大將軍丘行恭がその心肝を食べたという。