----------------------------
杜楚客 字山賓
----------------------------
宰相如晦の弟。
叔父淹とともに王世充麾下、淹と如晦兄弟は不仲で、淹は如晦の兄を讒言して殺させ,楚客を投獄し飢えさせた。
唐が洛陽を平定すると、淹は誅殺されることになったが、楚客は「一門が殺しあったら滅びてしまう」と如晦に哀願して救わせた。
その後嵩山に隠れ住んだ。
貞觀四年
處士として給事中に任用された。
左衛中郎将。
四年
蒲州刺史として能名。
八年
瀛州刺史
魏王府長史
貞觀十五年
工部尚書攝魏王泰府事となった。
太子承乾を陥れ、しきりに魏王泰を推した。
十七年四月
承乾は廃され、泰もまた失脚した。兄の功績により免死、免官。
尋處化県令
固安県令
永徽六年
於官卒 68才