今日は「消費者トラブル」シリーズの6回目として、最近被害が急増している「宅配ビデオレンタルサービス」のトラブルについてご紹介します。
「宅配ビデオレンタルサービス」とは、借りたいDVDやCDをインターネットで注文すると、商品が自宅に配送され、返却は郵送などの方法で行うサービス商法です。
国民生活センターによれば、特定の期間「無料」とか「お試し」などとうたっている「宅配ビデオレンタルサービス」に関して、「勝手に有料契約に自動更新された」とか、「有料契約の前に連絡がない」、「お試し期間に注文した商品が届かない。止めたいが解約してくれない」、「延滞金が無料と書いてあったのに請求がきた」などの
苦情が多数寄せられているようです。
「事例」の一部をご紹介します。
① メールで「1ヶ月無料お試しキャンペーン」という案内が入っていたので、宅配レンタルDVDサービスのサイトを開いて申し込んだという事例。
無料のプランは1ヶ月に8枚借りられる内容だったが、8枚もいらないので4枚のプランを選択したところビデオサービスの有料会員として登録された。
1ヶ月に8枚借りられるプランだけが無料だったことが分かり、すぐにメールで入力ミスであることを伝えたが業者は認めてくれない。
契約内容の確認画面や訂正できる画面はなかったように思う。
② 会員登録中、入力エラーになったので途中でやめたにもかかわらず請求されたと言う事例です。
DVDのレンタルサービスが1ヶ月無料と表示されていたので、住所、氏名、クレジットカードの番号などを入力した後エラーになった。
登録完了していないと思っていたため、サービスは一度も利用していない。カード会社から請求書が届いて契約になっていることに気がついた。
③ 「無料お試し」登録したが、一度も利用しないまま有料になり、数ヶ月間月額利用料が引き落とされていたと言う事例です。
「無料お試し」の宅配DVDレンタルなのに、クレジットカード番号を入力しないと利用できないようになっていた。
無料期間を過ぎて自動的に有料会員に登録されたようだ。
DVDレンタルを利用しなければ無料と思っていた。カード決済で引き落としに気付いたのは有料になってから数ヶ月後です。
一度も使用しないままの支払いには納得いかず、カード会社、業者に返金を求めたが応じてもらえない。
④ レンタルDVDを期間内に返却したのに退会が取り消され、月会費が引き落とされたと言う事例です。
「無料レンタル期間」のある宅配DVDサービスにインターネットから申し込んだ。
無料期間終了の2日前に投函して返却し、退会届の手続きをしたが、クレジットの引き落とし通知がきました。
不審に思い業者に電話したところ、返却されたDVDは無料期間を過ぎてから届いたので、再度退会手続きが必要であることをメールで通知してあると言われた。
「問題点」
・無料やお試しの表現が強調され、「延滞料無料」「返却期限なし」などが大きく表示されていることで、消費者に「無料で試せる」とか「延滞料や返却期限もない」と
いう印象を与えています。
その一方で利用規約や注意事項には、無料期間を過ぎると月会費が課金されることや、「無料」、「お試し」から自動的に有料になることの説明事項が、画面の下を
スクロールしなければ見られないなど、小さな文字で分かりにくい表記が誤解を与えているようです。
「消費者へのアドバイス」
・何が「無料」や「お試し」なのか、契約内容をよく確認するようにしましょう。
これらの事例の実態は有料契約であり、契約当初に一定の無料期間を設定しているに過ぎません。
トラブルに巻き込まれないためにはよく確認して契約してください。
・クレジットカードの登録はカード決済に使われることがあるので慎重に行いましょう。
クレジットカード情報をの入力を要求された場合はその目的を必ず確認しましょう。不明な場合は入力をしないようにしてください。
・思っていたようなサービスではなくて、解約したい場合は早く返却しましょう。
投函してから返却までには4~5日を要するため、無料期間に退会できずに課金されたと言うとラブルがみられます。
続ける意思がない場合は早めに予約をキャンセルし、レンタル品も急いで返却して解約手続きを行ってください。そして、その画面を印刷などで保存しておくこと。
・インターネットを利用したこれらの申し込みは通信販売の一種となりますのでクーリングオフの制度は適用されません。
もし被害に遭われたら、住所地の市町村役場に設置されている消費生活センターに相談してください。
「宅配ビデオレンタルサービス」とは、借りたいDVDやCDをインターネットで注文すると、商品が自宅に配送され、返却は郵送などの方法で行うサービス商法です。
国民生活センターによれば、特定の期間「無料」とか「お試し」などとうたっている「宅配ビデオレンタルサービス」に関して、「勝手に有料契約に自動更新された」とか、「有料契約の前に連絡がない」、「お試し期間に注文した商品が届かない。止めたいが解約してくれない」、「延滞金が無料と書いてあったのに請求がきた」などの
苦情が多数寄せられているようです。
「事例」の一部をご紹介します。
① メールで「1ヶ月無料お試しキャンペーン」という案内が入っていたので、宅配レンタルDVDサービスのサイトを開いて申し込んだという事例。
無料のプランは1ヶ月に8枚借りられる内容だったが、8枚もいらないので4枚のプランを選択したところビデオサービスの有料会員として登録された。
1ヶ月に8枚借りられるプランだけが無料だったことが分かり、すぐにメールで入力ミスであることを伝えたが業者は認めてくれない。
契約内容の確認画面や訂正できる画面はなかったように思う。
② 会員登録中、入力エラーになったので途中でやめたにもかかわらず請求されたと言う事例です。
DVDのレンタルサービスが1ヶ月無料と表示されていたので、住所、氏名、クレジットカードの番号などを入力した後エラーになった。
登録完了していないと思っていたため、サービスは一度も利用していない。カード会社から請求書が届いて契約になっていることに気がついた。
③ 「無料お試し」登録したが、一度も利用しないまま有料になり、数ヶ月間月額利用料が引き落とされていたと言う事例です。
「無料お試し」の宅配DVDレンタルなのに、クレジットカード番号を入力しないと利用できないようになっていた。
無料期間を過ぎて自動的に有料会員に登録されたようだ。
DVDレンタルを利用しなければ無料と思っていた。カード決済で引き落としに気付いたのは有料になってから数ヶ月後です。
一度も使用しないままの支払いには納得いかず、カード会社、業者に返金を求めたが応じてもらえない。
④ レンタルDVDを期間内に返却したのに退会が取り消され、月会費が引き落とされたと言う事例です。
「無料レンタル期間」のある宅配DVDサービスにインターネットから申し込んだ。
無料期間終了の2日前に投函して返却し、退会届の手続きをしたが、クレジットの引き落とし通知がきました。
不審に思い業者に電話したところ、返却されたDVDは無料期間を過ぎてから届いたので、再度退会手続きが必要であることをメールで通知してあると言われた。
「問題点」
・無料やお試しの表現が強調され、「延滞料無料」「返却期限なし」などが大きく表示されていることで、消費者に「無料で試せる」とか「延滞料や返却期限もない」と
いう印象を与えています。
その一方で利用規約や注意事項には、無料期間を過ぎると月会費が課金されることや、「無料」、「お試し」から自動的に有料になることの説明事項が、画面の下を
スクロールしなければ見られないなど、小さな文字で分かりにくい表記が誤解を与えているようです。
「消費者へのアドバイス」
・何が「無料」や「お試し」なのか、契約内容をよく確認するようにしましょう。
これらの事例の実態は有料契約であり、契約当初に一定の無料期間を設定しているに過ぎません。
トラブルに巻き込まれないためにはよく確認して契約してください。
・クレジットカードの登録はカード決済に使われることがあるので慎重に行いましょう。
クレジットカード情報をの入力を要求された場合はその目的を必ず確認しましょう。不明な場合は入力をしないようにしてください。
・思っていたようなサービスではなくて、解約したい場合は早く返却しましょう。
投函してから返却までには4~5日を要するため、無料期間に退会できずに課金されたと言うとラブルがみられます。
続ける意思がない場合は早めに予約をキャンセルし、レンタル品も急いで返却して解約手続きを行ってください。そして、その画面を印刷などで保存しておくこと。
・インターネットを利用したこれらの申し込みは通信販売の一種となりますのでクーリングオフの制度は適用されません。
もし被害に遭われたら、住所地の市町村役場に設置されている消費生活センターに相談してください。