らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

中国地方の旅(その16)津和野・太皷谷稲成神社

2010-04-26 | 旅行
中国地方の旅シリーズ16回目の今日は島根県津和野町の「津和野太皷谷(たいこだに)稲成神社」をご紹介します。

「太皷谷(たいこだに)稲成神社」
「津和野 太皷谷(たいこだに)稲成神社」は、霊峰青野山を東に仰ぎ、太鼓谷の聖地を神域と定め、安永2年(1773年)5月15日、石州津和野(現:島根県津和野町)の7代城主 亀井矩貞(のりさだ)が三本松城の安穏鎮護と、住民の福祉多幸を祈願するため、城山の聖地太皷谷(たいこだに)の峯に勧請したのが始まりと言われています。

御祭神は、宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)で、歴代城主の信仰厚く、衣食住の大祖神、開運厄除、産業発展、福徳円満の守護神として崇敬されています。
就中(なかんずく)、願望成就、商売繁盛、盗難・紛失物手戻りなどの霊験はあらたかといわれ、衆人のあまねく知るところだそうです。

・太皷谷(たいこだに)稲成神社の本殿です。


稲荷神(いなりのかみ、いなりしん)は、日本における神の一つで、稲荷大明神とも言い、お稲荷様・お稲荷さんの名前で親しまれています。
稲荷神を祀る神社を稲荷神社と呼び、京都の伏見稲荷大社が日本各所にある神道上の稲荷神社の総本山となっているそうです。

・弥栄神社に隣接して太皷谷(たいこだに)稲成神社の参道があります。


太皷谷(たいこだに)稲成神社は、江戸時代から五穀豊穣、商売繁盛の神様として祀られてきた稲成神社です。
稲荷神社の「稲荷」は、稲が生える(いねなり)が転じてイナリとなり稲荷(いなり)の字を当てるようになったといわれていますが、太皷谷(たいこだに)稲成神社に限っては願望成就の「成る」をもって「稲成」としており、日本全国数万ある稲荷神社でもこのように書くのは太皷谷(たいこだに)稲成神社だけのようです。

・1000本の鳥居のトンネルが続く参道です。


太皷谷(たいこだに)稲成神社は日本五大稲荷の一つに数えられているそうです。
なお、三大稲荷とか五大稲荷の決め方は地域によって異なっており、津和野での五大稲荷神社とは、次の5神社を言っているそうです。
  ①竹駒稲荷神社(宮城県岩沼市)
  ②祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)
  ③笠間稲荷神社(茨城県笠間市)
  ④伏見稲荷神社(京都府)
  ⑤太皷谷稲成神社(島根県津和野町)