らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

中国地方の旅(その19)境港市・水木しげるロード

2010-04-29 | 旅行

中国地方の旅シリーズ19回目の今日は、鳥取県境港市にある「水木しげるロード」をご紹介します。

・「水木しげるロード」
「水木しげるロード」は境港市にある商店街の名称で、地元出身の漫画家・水木しげる氏が描く妖怪の世界観をテーマとした観光名所です。
現在放映されているNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で妖怪人気が上昇中であり、休日には観光客が多勢来る観光スポットとなっているようです。

・境港市の「水木しげるロード」です。


「水木しげるロード」は、水木しげる氏の漫画に登場する「ゲゲゲの鬼太郎」など、妖怪たち80体をブロンズ像のオブジェにして配置し、子供から大人まで触れて楽しめる、延長約800mのコミュニティーロードです。

「水木しげる」は、本名:武良 茂(むら しげる)と言い、鳥取県境港市出身の漫画家です。ペンネームの「水木」は紙芝居作家時代に、当時経営していたアパート「水木荘」から名付けられたそうです。

「水木しげる」の像
「水木しげるロード」にある「水木しげる」の像と「なまけ者になりなさい」の言葉です。
この「なまけ者になりなさい」の言葉は、水木しげるが好んで使う言葉で色紙などによく書かれるそうです。
この真意は、「怠けていても食えるような人間になれ」ということのようです。
水木氏のインタビューでは「なまけ者になりなさい」と言うと、「大抵の人は反発して働き者になるようです」と答えているので、このことを見越していったのでしょうね。


「河童(かっぱ)の泉」
この河童の泉は、平成20年3月30日に妖怪広場内にオープンしたそうです。
ゲゲゲの鬼太郎の小便小僧や、のんびり横泳ぎするねずみ男、「河童の三平」の登場キャラクターなど、9体の妖怪ブロンズたちがくつろぐ妖怪のオアシスです。
訪れる人達にとってものんびり安らぎのできるスポットとなっています。

・「河童の泉」です。


「妖怪神社」
妖怪パワーで願い事を叶えてくれる?神社とか。
右側にある巨大目玉おやじがグルグル回転する「目玉親父、清めの水」で身を清めて参拝すれば、妖怪パワーをもらえるかも分かりませんね。

・妖怪神社です。


以下、「水木しげるロード」に設置されている数体の妖怪たちをご紹介します。

「ゲゲゲの鬼太郎」
ゲゲゲの鬼太郎のゲゲゲは、水木しげるが幼い頃、自分の名前を「しげる」と言えず「ゲゲル」「ゲゲ」と言ったことから着想し、もう一つ「ゲ」をつけて「ゲゲゲの鬼太郎」となったそうです。
また、鬼太郎は民話の「子育て幽霊」を脚色した伊藤正美作の富士会の『ハカバキタロウ(墓場奇太郎)』の紙芝居が原点と言われています。


・「こなき爺(じじい)」
公式設定では阿波国(徳島県)の出身とされています。腹掛けをしており、赤ちゃんのような顔に爺のひげを生やした妖怪です。
年齢は3,100歳で、人や妖怪に抱きつくと石になりだんだん体重が増加していき、その重さで身動きがとれなくなるようです。
実際の伝承ではこの技で人を殺してしまう恐ろしい妖怪ですが、マンガの中では鬼太郎のよき保護者的な存在で、善の妖怪として活躍するようです。


・「ねずみ男」
主人公鬼太郎の悪友です。
人間と妖怪との間に生まれた半妖怪で、善悪の中間に位置するトリックスターです。通称は「ゲゲゲの鬼太郎」に対し、「ピピピのねずみ」だそうです。
なお、トリックスターとは、民間伝承や神話に登場する、いたずらや策略で秩序を乱す一方、新しい状況を生み出す道化師的存在を言います。


・「座敷童子(ざしきわらし)」
主に岩手県に伝えられる精霊的な存在です。
座敷または蔵に住む神と言われ、家人に悪戯を働くそうです。見た者には幸運が訪れ、家には富をもたらすなどと伝承されています。


・「魔女の花子」
「河童の三平」に登場する家出中の魔女です。母親は蜘蛛の祟りで蜘蛛人間になっています。
死神に殺されそうになっていた三平を助け、とても頼りにされているそうです。
この像は、2005年(平成17年)漫才師の宮川大助氏とその娘の松下さゆみ氏のお二人が寄贈したそうです。


・「目玉おやじ」
鬼太郎の父親で、目玉に体の付いたユーモラスな外見をしています。非常に博学で鬼太郎たちをサポートします。身長は9.9㎝、体重33.25㎏
かつて地上を支配していた種族である幽霊族の生き残りで、鬼太郎誕生以前は不治の病である「溶ける病」を患い、ミイラ男のような風貌をしていたそうです。


他にも数々の妖怪が設置されています。
関心のある方は一度訪ねて、実際に触れてみてはいかがでしょうか?