「エゴノキ」をご存知でしょうか?
いま我が家のこの木が花を咲かせているのでご紹介します。
「エゴノキ」
エゴノキはエゴノキ科の落葉小高木で高さは7m~15mになります。
北海道から沖縄まで、日本全国の雑木林に多く見られる落葉樹です。
5月から6月にかけて小枝の先に短い総状花序を出し、釣り鐘状の白い花を下向きにつけ、秋には卵形の果実が熟します。
我が家ではこの木を鉢植えしていますが、その小さな木にも花をいっぱい咲かせています。
「花」
エゴノキはまず春に若葉が芽吹き、その後花を咲かせます。
花は長い葉柄を持ち、枝の先にぶら下がるように咲きます。
初夏に枝いっぱいに雪のように白い花を吊り下げることから、英国では「スノーベル(雪の鐘)」と名付けられています。
「名前の由来」
名前の由来は、果皮には10%ものエゴサポニンが含まれており、果実をかじると「エゴイ、エグ味」を感じることが名前の由来と言われています。
また、枝にたわわに垂れ下がった実を動物の乳房に例えて「乳成り」から「チシャ」に転訛し、別名「チシャノキ」とも呼ばれています。
「石鹸に代用」
果皮をすりつぶして、水に入れて振ると白濁して泡立ち、石鹸水になるようですが、私は試したことはありません。
昔は実際に石鹸の代わりに使われたこともあり、そこから「セッケンノキ」とか「シャボンノキ」「シャボンダマ」などと呼ばれています。
秋に果実が出来たら ”石鹸の代用になるのかどうか” 試してみたいと思います。