いきなりで恐縮ですが、下の野菜何だと思いますか?
キャベツ? いいえ、葉はキャベツによく似ていますがキャベツではありません。 実はこの野菜は今日ご紹介する「芽キャベツ」なのです。
読者の方の中には、ご存じない方もおられるのではないでしょうか?
「芽キャベツ」は、アブラナ科の一年草で、キャベツの変種の一つです。
別名はヒメカンラン(姫甘藍)、コモチカンラン(子持甘藍)と言われ、 原産地はベルギーのブリュッセル郊外とされています。
地中海沿岸に原生しているケールが祖先と言われています。
・葉はキャベツによく似ていますが、キャベツのように大きくなりません。
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芽キャベツは、その名前から「キャベツの若芽」という印象がありますが、若芽ではなく、茎にそってビッシリと生える脇芽です。
・葉の一つ一つの付け根から脇芽が出ていますが、これが「芽キャベツ」です。
我が家の「芽キャベツ」の茎は40~50センチと小さいですが、品種によっては90センチくらいの茎になり、直径3~4㎝の小さな「芽キャベツ」が1株で50~60個付きます。
・茎の下の方は既に収穫した跡です。土の上に葉が出来るとそこからすぐに脇芽がつきます。
日本食品標準成分表によれば、芽キャベツ100g中の成分はエネルギー50Kcal、水分83.2%、たんぱく質5.2%、脂質0.1%、炭水化物9.9%、灰分1.1%を含んでいるそうです。
ビタミンCを多く含み、柔らかくゆでて、シチューや和え物、煮物、バター炒め、サラダなどにして食べるとおいしくいただけます。
・収穫した我が家の芽キャベツです。直径3センチ前後の比較的小さいものが殆どです。