我が家では、絵本の読み聞かせをしています。
長女ときは、毎晩絵本を読んでいましたが、
子どもが二人になり、仕事を始めだすと、めっきり減ってしまい、
余裕のある日だけのイベントになってしまいました。
毎月長崎から取っていた「童話館」の絵本も、
今は諸事情によりお休みして、
家にある700冊はゆうにある中から選んで、
読んでいます。
最近の読み聞かせの時間は、私の都合に合わせてというよりは、
子どもたちの要望に応えてというほうが、多いかもしれません。
先日、本屋さんで
次女がこの「ちか100かいだてのいえ」という絵本を持ってきて
「これ、読んで」といいました。
ずいぶんと前から、本屋さんに行くと
「読んで」とせがんでいた絵本です。
しかし、いつも私は、この絵本をちらりと見て、
長そうだからだめ・・と断っていました。
単に、面倒くさいとか、他のことを考えているからという、
大人の都合のいい言い訳なんですが。。。
そして、ようやく、読んでもらえたのです。
小さな子ども用の椅子に、二人で座り、
じっくりとゆっくりと、感情を入れつつ読みました。
次女は、とても嬉しそうにして、
ちかのいろんな生物の部屋を目で見て、手でなぞっています。
そして、途中で
「ね、おもしろいでしょう?」と
私の顔を覗きこみました。
それを見た私は、
「読んだことあるの?」と聞いてみました。
すると、次女は
「ううん、長そうだから、読んだことない。」と応えました。
それは、私の言い訳そのものでした。
なんて、申し訳ないことをしてきたのだろうと、心から悔やみました。
ごめんね、今まで。
ママの都合で、断ってきたんだね。こんなに面白い絵本との出会い、
つまんできたんだね。ごめんなさい。。。
胸が、きゅーーーんと痛くなりました。
心臓が、縮まりました。
次女の少し寂しそうな、でもどこか仕方ないもの、という
達観した顔が、切なく感じました。
読み終わって、
おもしろい絵本だったね、と感想を言い合って、
本屋さんを後にしました。
子どもの願いは、
できるだけ、
叶えてあげたいな
毎日生きていることが、奇跡なんだよって、
子どもたちに言葉で伝えている割には、
いつも、明日ね、
いつも、今度ねって、
毎日生きることが当たり前なことなんだと、
行動面で伝えている自分を、発見してしまいました。
改めねばなりません。
子どもへの伝達は、
言葉より
行動
ですからね。。。
絵本に、気づかされた日でした。。。