土曜夜10時放送。
TOKYO FM ゴスペラーズ(村上・酒井)の「On the Album」。
毎週1枚アルバムをセレクト、丸ごと曲紹介。
アルバムコンセプトやシングルの影に隠れた名曲を
紹介することで名盤を見直そうという番組コンセプト。
始まって半年間はスポンサーなし、つまりCMも入らないから曲やMCが
CMに中断されることもないという画期的構成で始まった番組だった。
残念ながらこの番組も3月に終わりを迎えることになり、残り
3回で過去紹介できなかった2人の思い入れの強いアルバムを
紹介しようということで、最初の1枚に選ばれたのがこれ。
ソニー・ロリンズの「Plus Four」。
数え切れないミュージシャンの中でなぜかソニー・ロリンズ。
しかも、数あるソニーのアルバムの中でもなぜか「Plus Four」!
なんと!
体に染み付いてるだろう昨日食べたにんにくの丸焼き臭を
消し去るために行った岩盤浴の帰りたまたま聞いてたFMで
「Kiss and Run」のソニーのソロが流れてきた瞬間、セピア色
のようでもありパステル色のようでもあるイメージとともに一気に
学生時代にフラッシュバック、いろんな思い出が甦ってきた。
高校時代から、ジャズがもつ大人の雰囲気に憧れていて
大学に入ったらジャズをやるんだと、大学入学後自然に
何の知識もないままジャズ研の門を叩いた。
サックスを演りたいという私に、「これ聞いてみる?」と先輩が
大学入りたてでジャズ初心者の私にカセットテープに録音して
持ってきてくれたのが、村上リーダーが番組終了記念の1枚に
選んだこの「Plus Four」だった。
Plus Four |
授業後のクラブハウス。
体育館横の狭い練習スペース。
繰り返した退屈なスケール練習。
年に一度のガーデンパーティ。
先輩がときに演奏してた金山の「A-train」や、世界一カッコいいジャズ喫茶、
伏見の「くゎんらん堂(どんな字だったかも忘れてしまった)」も今はもうない。
なつかすぃー。
心の琴線、ピークを振り切る。
思えば、学生時代からいろんな人と出会い別れ、
いろんなことやってやめてきたなー。
先輩、後輩、友達たち。
今はもう会わない人も多いけど、みんな元気かな。
音楽って心のずっと奥底に隠れうずもれてた記憶を
極自然な形で呼び起こしてくれる記憶誘引剤だね。
こんな番組が終わってしまうのは寂しいね。
NHKさんとか、引き継いでやってくれないかな。。。
Now's The Time 1 チャーリー・パーカー,ハンク・ジョーンズ,テディ・コティック パーシー・ヒース,マックス・ローチ ユニバーサル ミュージック クラシック このアイテムの詳細を見る |