名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

ラドゥ・ルプー@しらかわホール(11月3日)

2012年11月06日 23時13分12秒 | 観る(ライブ)
ずっと楽しみにしてたのに行けなくなったから、

と魂を込め、友から譲り受けた、ラドゥ・ルプーのチケット。

世界的なピアニストらしいのですが、

名前すら知りませんでした。

ラドゥ・ルプー(Radu Lupu)。

1945年11月30日、ルーマニア生まれ。

「千人に一人のリリシスト」と呼ばれ、

数ある国際コンクールで評価を受けた。

シモン・ゴールドベルクとの共演によるモーツァルトや

シューベルトのヴァイオリン・ソナタは、彼の定番として知られている。

なるほど。


この日のしらかわホールは、

ルプーファン大集合の満員御礼、熱い熱気でホールが充満してました。

チケットに隠れたメッセージが印字されているのか、

切符モギリの女性に、「いつもありがとうございます」って言われたんだけど、

どうやら、友はこのホールの特別メンバーらしく、席はステージに向かって左側の前から2列目という特等席。

こういう熱心なファンによって音楽は支えられているよのねぇ。

さて、ルプーさん。

感想の前に、演奏する姿勢について一言。

ピアノって、前のめりにもならず、かといってそっくり返ったりせず、あくまでも背筋をピンと伸ばしてすわって弾く、

って先生に教わったはずだけど、

ルプーさんは、椅子にもたれかかるほど反った姿勢で弾かれてました。

つまり、背もたれのある椅子だったってこと。

これって珍しくない?

でも、あの姿勢で、あの安定感出せるなんてすごい。

さて、ルプーさんの音について。

シューベルトだというのに、

繊細で明るく、

まじめながら華やかで、のびやかな解放感を感じました。

「癒し」「赦し」、そして「包容」って感じかな。

ルプーさんのピアノを直前で触れて、

今だからこそ、聞きたかった友の心情がすごく納得できた。

でも大丈夫!

最近は、日本にはちょくちょく来てるみたいだから、

次の機会は結構すぐ来ると思う!

あ、それから、

頼まれてたCDは買ったけど、今回サイン会はなかったよ。

咳とかしてたから、少し体調崩していたかも。。。

そんなんも次回までのお預け、ということで、

ね!



ラドゥ・ルプー(Radu Lupu)
2012年11月3日(土・祝)@しらかわホール
演目:全シューベルト/16のドイツ舞曲 D783、4つの即興曲 D935、ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960(遺作)