名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

Tribute to Eiichi Otaki

2014年01月03日 17時01分18秒 | 聞く

君は天然色



久々に会った兄が言った。

「大瀧詠一が亡くなったな」と。

大瀧さんを紹介してくれたのは兄。

大瀧さんのLPを貸してくれたのも兄だった。

「まだ若いのにな」

大瀧さんはあまり表舞台に出てこられる人ではなかったけど

FMとかで時折歌声を聴くと、なぜか安心できた。

大瀧さんの新作がこれ以上聞けなくなると思うと、

本当に残念でやるせない気持ちだが、

私たちをワクワクさせてくれるステキな音楽をたくさん残してくれた大瀧さんの多大な功績に心から敬意を表し、

改めてFavorite Eiichi Songsをここにご紹介することで自分なりのお悔みを。。


(1)君は天然色

説明不要の名曲。大瀧さんをメジャーに引っ張り出した1曲。この曲をはじめて聞いたときのドキドキ感、今も忘れられません。



10 さらばシベリア鉄道/大滝詠一【A LONG VACATION】(+ 再生リスト)


(2)さらばシベリア鉄道

大瀧さんの音楽は夏や海のイメージが強いなか、冬をドラマチックに描いたこの曲はとても衝撃でした。



07 スピーチ・バルーン/大滝詠一【A LONG VACATION】


(3)スピーチバルーン

松本隆さんの詩感が音で見事に表現された名曲。当時は言葉の意味の半分も理解できなかったけど、今聞くと、一語一語、一音一音が心に響きます。この名コンビの楽曲をもう聞くことができないと思うと本当に残念です。



08 恋するカレン/大滝詠一【A LONG VACATION】


(4)恋するカレン

ザ・大瀧ワールドの多重録音。大瀧さんの、徹底的に音にこだわる職人根性、心から尊敬します。


ペパーミント・ブルー



(5)ペパーミントブルー

まさに”ペパーミントブルー”な透明感。聞く度、海の見渡せるコテージにトリップ。奥行深い世界が無数の音で作り上げられています。



「A面で恋をして」  NIAGARA TRIANGLE Vol.2


(6)A面で恋をして

佐野元春さん杉真理さんとを世に出したNiagara Triangle#2収録曲。

どうやったらこんな多方面に響き渡る深い音作りができるのか素人心にホント不思議でした。




以上は、大瀧さんのスタイルがある一定の形で完成された音楽ですが、

個人的な好みとしては、この境地に到達する過程で作り出された、モノログのにおいがする頃のちょっと荒削りな音の方が好きでした。


楽しい夜更かし 2'



(1)楽しい夜更かし

大瀧さんの「多羅尾坂内」の一面が出てるコミカルソング。



青空のように



(2)青空のように

キュートで切ない大瀧ワールドが垣間見えてます。


大滝詠一 「Blue Valentine's Day」



(3)Blue Valentine's Day

日本人が作った曲とは思えないメジャーなバラード。歌声も切ない。



08 真夏の昼の夢/大滝詠一【NIAGARA CALENDAR】


(4)真夏の夜の夢

あふれるロマンチシズム。和製ひとりBeach Boys。



恋はメレンゲ(MONO)/大滝詠一 (NIAGARA BLACK VOX - Version)


(5)恋はメレンゲ

この曲を初めて聞いたときも驚いたなぁ。アンバランスなコーラスがちょっと可笑しく、でも不思議にマッチしてて。



06 こんな時,あの娘がいてくれたらナァ/大滝詠一【GO!GO!NIAGARA】


(6)こんな時、あの娘がいてくれたらなぁ

歌詞がはっきり聞こえなかったけど、恋する男の切なさが声から伝わってきてなんかシーンときた。



ナイアガラ・ムーン/大滝詠一 (NIAGARA BLACK VOX - Version)


(7)Niagara Moon

↑これは、比較的最近のリミックスバージョンですね。このウツクシく品のあるメロディラインは大瀧さんならでは。



12 今宵こそ/大滝詠一【GO!GO!NIAGARA】


(8)今宵こそ

初期大瀧詠一ライブラリーの中でマイベストは何かと聞かれたら、この曲を選びます。メロディも、歌声のあいまいさも、アレンジも、マイツボです。



タツローさんとの新春放談も、

竹内まりやさんとのデュエットも聞くことはできないんだと思うと、本当に残念です。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。安らかに。

大瀧さん、ありがとう。


~恋のひとこと~  竹内まりやさん