KOFUKUの家から

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南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

Tony Awards 2009発表!~Billy Elliot the Musical~

2009-06-09 | 演劇、ミュージカル、エンターテイメント
え~、わたくしの本職はミュージカル俳優です。
人様がなんとおっしゃろうと腐ってもそうなのよ(笑)
まあ、どんな舞台に立ってらっしゃろうが、
中身の腐った俳優よりは百倍マシな役者と確信しとります。
(ええ、強気ですわよん・笑)

はい、それで~、昨日はミュージカルの聖地アメリカで、
舞台人ではもっとも権威のあるトニー賞の結果が発表されましたー!

ある意味、アメリカの国技ミュージカル。
私はたくさんのアメリカンと暮らしている時期もありましたが
アメリカでは普通に演劇のクラスがあり、毎年ミュージカル公演をやるそうな。
友人達は中学校の時はこれ、高校ではこれと出た作品を言っていました。
日本で有名なミュージカルもみーんな知っていて、
誰か一人歌いだすと大合唱になる位ポピュラーです。

そんな国で今年最高のパフォーマンスを決めるトニー賞は一大イベント!

2009年、そんな国の最大の賞を10部門を制覇したのは~!

じゃじゃじゃじゃあああああん!

「Billy Elliot」!!

はいー、私はこの作品大好きなんですねー。(淀川じいちゃま風で・笑)
すごい、すごい作品ですー。これは映画でも有名ですねー。
日本では「リトル・ダンサー」いう題でしたー。
皆さんもご覧になった方、たくさんいるとおもいます。

イギリスの小さな町の少年がクラシックバレエに出会うんですね。
それからおとうさん、おばあちゃんでてきますー。
バレエの先生もでてきます。
マイケル言う、ちょっと変った友達も出てきますね~。
そんな町でバレエダンサーになりたい、なりたりビリー少年、頑張るんですね。
そしてとうとうバレエの道を選ぶまでのとてもハートウォーミングなお話ですー。

これはあのエルトン・ジョンさんが言う人が作曲してますね、
2005年にロンドンで幕を開けて、ロングランもしてますー。

そして昨年、ものすごい、ものすごい数のオーディション潜り抜けた
3人の素晴らしい少年がビリーになったんですね~。
Davidくん,Trentくん,kirilくん、素晴らしい、素晴らしいお子様です。

いい加減疲れました・笑(じい様風)

とにかく、皆様、子どもだからって侮ってはいけませんよー。
びびりますよー。そりゃ、トニーも取れるわよって感じの凄さです。

途中なんども素晴らしいダンスシーンが出てきます。
有名なのは写真のシーン、白鳥の湖をバックに
バレエダンサーになった大人のビリーと今のビリーが
フライングを使ってアダジオを踊るシーンです。

でも私はビリーが少しずつバレエを学んでいくナンバーが大好き!
最初は全く動けなかったビリーが女の子達と一生懸命レッスンして
ナンバーの最後には素晴らしいピルエットやセゴンターンを披露します。

途中、目が廻らないように視線を決めてピルエットを回る為に
顔をきる練習をするところがありますが、昔の自分の姿と重なります。

先生がビリーにアラベスクのポーズをつけるシーンがあるんですが
これまた視線と顔の向きをぴたり!とポーズを決めて
ビリーの才能を周りに感じさせるシーンなんですが、
これがまさしくそれを感じさせてくれるシーンなんです。
それは本当にこの少年達にその才能があるからこそ出来るシーンです。

じつは私がミュージカルを目指したのは
「子どもミュージカル」がやりたかったからです。
私、子どもが出てくるお話が大好きなんですよね~。

もちろん、素晴らしい舞台はどれも素敵なんですが、
もっともやりたかったのは子どもミュージカルの子役でした。
それも男の子役ね(笑)
いまは「ぽっちゃり」や「ふくよか」を全然のりこえちゃってますがー(笑)
当時は35~8キロしかなくてですね、見事な少年体系であったと思います(爆)
で、私は恵まれてあるところで少年役をずっとやらせていただいていましたが~
やっぱり本物には負けるわけでして。ええ、勝てませんとも。
あああ、できることなら生まれ変わって、今度は本当に少年になりたひ・・・・

そんなわたしの密かな願望を満たしてくれる
「ビリー・エリオット」
3人の熱演をどうぞそれぞれご覧ください。

名前をクリックでごらんいただけます。

あ。トニー賞のパフォーマンスは自分で探してね~(^^;)

「Kiril Kulish is Billy Elliot」

「David Alvarez is Billy Elliot 」
「David Alvarez is Billy Elliot 2」

「Trent Kowalik is Billy Elliot」


最後にわたしの一番好きなナンバーのシーンを。
私は主役を専門で演じさせて頂いていましたが、
でもやっぱり一番やりたかったのは
いつも主役の隣に居る個性派のキャラクター(^^)
このビリーにもそんな「彼」がおりまして~。
マイケル、って役なんですが。
ぜひマイケルの魅力にはまってください(笑)

「Expressing Yourself」

ミュージカル、いいですね~。たまりませんね~。
芝居が臭いとか、うそっぽいとか、いきなり歌うなんて変だろうとか
巷ではいろんなご意見もありますが~、私は好きよ、ミュージカル。
これ無しに人生は語れません。
知ってる人は知ってるけど(笑)わたしの座右の銘は

「人生、それこそがミュージカル!」

ですからね(^^)

だって、ミュージカルは愛だもの。
お芝居もそうだけど、音楽も絵画もみーんなそうだけどぉ~、
でもミュージカルは特別だな~。

今年のトニー賞のオープニングパフォーマンスのラストで
ノミネート者全員でヘアーからレッドサンシャインを歌ってます。
みんな、最後、本当に幸せそうに笑顔でピースサインを高々とあげてます。
日本じゃ写真撮る時のポーズに成り下がってますが
(そう思ってる人もいたりして??)
あれは平和の印です。ぴーすじゃなくてPEACE(平和)だからね!
それを見ながらミュージカルって平和の証だと思いました。

びば!ミュージカル!