今日の話題は車窓からではありません。最近は駅にエスカレータや
エレベータの設置が進んでいます。私は足を骨折して杖を突いて3ヵ月
も通勤しましたから助かりました。身障者の方々にとってはこれほど強い
見方はないでしょう。通勤途中の人ごみの中に車椅子の人や杖を突い
た視覚障害の方々をよく見かけるようになりました。社会参加がよりし易く
なったということでしょう。今日もJR川崎駅の南武線ホームに降りる階段
で杖を突いた人を見つけました。その時一人のおばさんが素早くその視覚
障害者の方の脇に寄り添うように近づき、言葉を掛けていました。おそらく
この階段を降りるのかと尋ねたのでしょう。何も出来なかった自分に少し
後ろめたさを感じました。このおばさんは多分障害者の介助になれている
人なのだと思いました。何かお手伝いをしたいと思ってもどうしたら良いの
か、逆に迷惑を掛けるのではとか尻込みしてしまいます。その後武蔵溝口
駅で改札を出る時のこと、3人くらい前の人が改札機直前で立止まりました
(カバンの中に手を入れて、おそらく定期券を探しているのでしょう)。その人
をかかわして改札機を通過しようとした時、その人が動き始めたのです。
そこではじめてこの人が視覚障害者であることが分かりました。私の足が
その人の杖に軽くですが当ってしまいました。何事もなかったのですが、
申し訳ないことをしてしまいました。視覚障害者のためのエスコートラインや
エレベータ、エスカレータといったハードは増えていますが、障害者を見守る
周囲の人たちの対応力も必要になっていることを実感しました。
皆様の参考になればと思います。