どっぷりと住宅関連の業界にいるのが、わたしどもの立場なのですが、
一方で出版業であることも、これも当然の立場。
出版業界関連の会に呼んでいただいて、参加する機会も数多くあります。
まぁ、業界的な話題については
ここで書いてもしょがないのですが、
面白かったのが、出版社と著者との出会いが具体的に見えた事例。
それも書籍としての視点というのは、これまでのわたし自身にとって新鮮でした。
雑誌と書籍って、やはりやや視点が違う部分があるのですね。
きのうは、講演で元プロ野球の審判員さんのお話しがあり、
その方と出版社編集者の出会いのありように興味を持ちました。
人間は結局、人間に深く興味を持ち、そこに感動する動物なのだ、
という至って当たり前のことですが、
そのプロセスに書籍出版の核心的な部分が存在することは間違いがない。
出版元と、その著者の出会いはある講演会での話を聞いてから、
ということでしたが、
わたしどもとしては、そうか、そのような仕事へのアプローチと仕事成立のプロセス
ということの方が、きわめて新鮮な部分。
まぁ、要するに「人間への興味」の部分ですね。
この元プロ野球の審判員さんの、人生模様、
「でこぼこ」という表現に込められた思いに、強く惹かれた編集者と
2人3脚で出版にこぎ着けていくプロセス。
ふだん、雑誌作りの視点とはまた違った表現スタイルの面白さに
ついふわりと、釣り込まれておりました。
ふむふむそうか、という納得感があって、
大変新鮮にこころのなかに入ってきてしまったのですね。
講演後の懇親会では、著者の人ではなく、
むしろプロデュースをした方の編集者の人に、
その体験について取材させていただきました。
たいへん勉強させていただけた次第であります。
さて、本日はその続編の催しがあります。 さて用意、用意・・・。