三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【Replan北海道VOL.116 2017年3月28日発売】

2017年03月17日 06時27分44秒 | Weblog
住空間のメインステージはどこになるか?
最近の家づくりを見ていて、住宅の中心がどうも「リビング」から
もっと違うエリアに変わってきているように感じる。
リビングはいごこちのいいソファで家族団らんを楽しむイメージの空間だけれど、
それって食事がおわったあとのくつろぎの情景。
くつろいでいる家族の輪の中に後片付けが終わった主婦は
相当遅れてしか参加できない。
いま主婦は家にあんまりいられない女性社会参加の時代。
主婦の家事労働時間はどんどんと縮小してきている。
ワーキングウーマンである主婦が主流になってきた。
彼女たちには時間が圧倒的に少ない、
もっと合理的な時間節約型の住空間になっていくのではないか。
そう、食べる空間と調理する空間に中心が移動する。
そこに「家族団らん」のメインステージが移ってきている。
「もてなし中心空間」ではなく、時間節約型空間に志向が向かっていく。

北海道の住宅は、性能面でニッポンの住宅をリードしている。
「あたたかい家がいいっしょ」という合理的な選択が、
次には日本人のライフスタイル変化でも主導するかも。
北海道のワンルーム空間志向は全室暖房を選択した結果の「間取り」変化ですが、
この住まいの機能の中心移動も、どうも合理的選択として起こっていく。

【特集】 キッチン&ダイニング
    「食べる」が主役の家づくり
Case.01「食卓を囲む暮らし/集いの場」 Atlier Casa
Case.02「家族との団らん/朝食を大切にする間取り」 遠藤建築アトリエ
Case.03「つくる+たべる=仕事の活力/もてなしのDK」
     ヒノデザインアソシエイツ
Case.04「のびのびとした自由な暮らし/「見せる」土間キッチン」
     アトリエサノ
Another Contents
●子育て世代の住宅取得術
●暮らし豊かに。Re・home
●連載 Q1.0住宅デザイン論 〈新住協 代表理事・鎌田 紀彦〉
●連載 いごこちの科学 NEXTハウス9 <東京大学准教授・前 真之>
●新築ルポー住まいのカタチー
●北の建築家
 「母恋の家」 佐々木 夕介
 「余白のある家」 堀部 太

3月16日~23日までにご購入された方は、
一部地域の方を除いて、28日までに配送致します。
Replan北海道版116号の書店発売は、3月28日です!
◎最新号についてはコチラ↓
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