三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【外出禁止の人間世界を「癒やす」地球同居者たち】

2020年04月03日 05時07分59秒 | Weblog
欧米など世界はすっかり「外出禁止令」状況、まるで戒厳令下ですが、
そんな人間たちとはまったく違う時間を過ごしているのが同居の隣人たち。

この写真はWEBで紹介されていた確かイギリスの住宅街の様子。
人間たちは恐怖に震え上がって家での巣ごもり生活ですが、
「あれ、人間ども、最近見ないなぁ」ということで、
羊さんたちがわが物顔で人間世界を自由に闊歩している。
人間はどうしてもテレビとか、WEB検索などで「情報漬け」になって
疑心暗鬼でアタマが一杯になってしまいがちですが
そういう暮らしがホントに「シアワセ」だったのかどうか。
資本主義とかであくせく金という紙切れに支配されてきていた。
都市近郊の自然では通常は人間世界と暗黙のバリアで仕切られているけれど、
かれら羊さんたちにして見ると、まさに行動天国が出現した。
「前から一回、あいつらの作っている芝生の草を食べてみたかった」
という好奇心と欲望自然主義のまま謳歌して闊歩している。
人間の側でも、なんかいかにも「癒やしてくれている」感がある。
困ったときはお互い様、オレら好きにするから、なんも気にするんでない、
だいたい、オマエらいなくなってもなんの心配もないから、
みたいな元気のいい声が聞こえる(笑)。

さて日本で、これから外出禁止(要請)令みたいな
状況が進展したら、どんな動物たちがわが物顔でやってくるのか。
北海道の場合には、冬眠から醒めたヒグマさんたちが
「あれ、最近クルマも多くないなぁ、んじゃまぁ、ちょっと覗いてみるか」
っていうことで、人里を徘徊することが一番想定される。

そうでなくても昨年7月には既報のように人間の作った公園に出没していた。
で、そういう状況がたとえば3日も続いたら、
かれらヒグマさんたちには「新たな生存環境」認知が進む可能性が高い。
人間環境領域では人間が定めた「社会」ルールが適用されている。
赤信号では止まれとか、駐停車禁止とか・・・。
それが消滅すると、かれらの「自然の掟」ルールが支配的になるかも。
それが1ヶ月も継続すると、さてどういうことになるのか、
子作りもされてヒグマテリトリー拡大がせっせと行われる可能性もある。
理念で語られる「自然との共生」の真実・ホントの姿が現出するかも。
・・・っていうような妄想も掻き立てられておりました。
まことにウィルス、畏るべき人間社会破壊力ですね。
コメント
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