私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

カジカ中卵型など:ナガレカマツカを探すガサ①

2019-05-22 17:54:47 | 魚全般
2019年5月22日(水)

昨日、午後から友と地元の川へ。

カマツカと、最近新種とされたナガレカマツカがいる(はず)。
これまで、私らはこれら2種をきちんと確かめてこなかったもんな。

「ちょっとコイツ変わっとるかもしれん」程度に、これまでカマツカの記録を撮ってきた。

「いっちょナガレカマツカ探してみますか!」と出かけたのである。

1本目はこんなとこ。


カワムツなどの遊泳魚たちは数が激減してるのが見ただけでわかる。

昨年の豪雨で流され、遡ることは堰に阻まれてるのだろうな。
流された下流域が最適な環境であれば、まだましかもしれない。
が、そんなことはまずありえない。
上流には上流の、下流には下流の魚たちが暮らしてる訳だもの。

さておき、採れたのはカマツカ2匹。



細部を確認してみたケド、どちらもナガレカマツカではなかったな。残念!

その代わりといってはなんだが
私のヘロヘロ網にヒョイと入ってくれたのが
カジカ中卵型成魚。



コイツ、幼魚以外、この川で採ったことないもんなあ。

うれしいケド、たまたまタモ網に入ったとしかいえないポイントだし。
ナガレカマツカを探しに来とるんだし。

友はアカザを1匹追加。

コイツ、ちょろちょろくねくねと撮影させてくれんっ!

オオシマドジョウは2匹。


カワヨシノボリは以前と変わらない程度の数。
婚姻色のしっかり出たオス。




抱卵中のメス。




住み家をガサガサかき乱し、お騒がせした分と
捕獲してバケツに閉じ込め、つらい思いをさせた分くらい
キレイに撮ってやらんとな。
キチンと弱らせることなく逃がしてやらんとな。

繁盛定食屋:草刈り魚釣り旅の終わりに

2019-05-21 19:09:27 | 魚を食らう
2019年5月21日(火)

兄貴との海辺の草刈り魚釣り旅。

始まりと終わりは繁盛定食屋。
出会いは偶然。
グルメの兄貴が調べてた粋なお店がたまたま定休日。
少し奥まったところにあった定食屋へと。

日替わり定食550円。
何と! 火曜のご飯は白飯か炊き込みご飯(この日は筍ご飯)を選べる。
しかもご飯も漬物もテーブルのふりかけも食べ放題。


即入店。
日替わりはすでに売り切れ。
私は、焼きサバ定食(550円?)を
兄貴はミニカレー・ミニ丼セットを注文。

この焼きサバ、半身まるまる、しかも骨を抜いてる。
筍ご飯もいろんな新鮮具材がゴロゴロと、実にうまい。
漬物も4~5種類、キュウリの昆布漬けと白菜の浅漬けが絶品!
すでに空っぽになってる漬物も。

壁に貼り付けられたメニューをながめてると
「水曜日は日替わり定食350円」と書いてある。

「それなら帰りにも来てみたい」と提案。
予定してた台湾料理店を変更してくれることに。

これが、帰りに寄った日替わり定食350円。


炒めもやしの上にイタリア風オーブン焼きっぽいタラと卵焼き。
みそ汁はにゅうめんにワカメたっぷり。

定番のハムエッグ定食(350円)を注文する人もいた。
流石に安すぎて昨日頼みそこねてた定食。
目玉焼き2個とハム、ポテサラ、きざみ野菜がメインディッシュに変わる。

「あ~っ! あれも食ってみたい!」 と兄貴。

昼休憩にやってくる仕事人たち、次々と入れ代わり立ち代わり。

私は、こんな店が好きだ。
安いから、という理由もあるケド
汗水たらして働いてる人たちが毎日通ってくるような店がいい。
毎日通ってくれる人たちに原価すれすれの価格で食事をだす店がいい。

インスタ映えもたまにならいいかもしれん。
食べ歩きも好きにしたらいい。
流行を追うのも自由だし。

でも、それはお金も時間も余裕のある人がやってればいいと思うのだ。
若者たちの貯蓄率がずいぶん落ちてる昨今、そんなブームに加担したくない。
私はそんなおしゃれな場面をSNSに載せたくはない。

魚釣りと同じで、どうにもメジャーより地味で目立たぬものに惹かれてしまう。

働いてる人たちの日々の昼飯を安価に美味しく提供しようと
気概を持って忙しく立ち回ってるこんな家族経営の店がいつまでも続いた方がいい。

こじゃれた店や流行に負けないでよおっ!

なお、このブログを見て (見るかいなっ!)
ワーワーキャーキャーと客が殺到したらいけんのんで (するかいなっ!)
店名や他の様々な安価なメニューには一切触れずにおこう。


最後に、兄貴が描いて画像を送ってくれた水彩画で、この旅を締めくくるぞ。


相変らず上手だねえ。
私はトビヌメリが、弟はなんかわからん5倍もんがお気に入り。

楽しかったあっ!

寄生性カイアシ類だとおっ ?!:2日間図書館通いの果てに

2019-05-20 16:44:20 | 昆虫以外の節足動物
2019年5月20日(月)

先日兄貴と釣りをしたときのこと。

クロメバルを撮影し終えて


赤丸のとこに何か動くものを見つけた。

接写しておくことに。


2本の細長い足なんか、イカの赤ちゃんみたい。
「兄貴、これコウイカの赤ちゃんかもしれん」 と、適当なでっちあげ。

帰宅後、拡大してみる。


「ありゃま! イカじゃないじゃなイカ!」 と、ややこしいダジャレ。
・目がない!
・足だと思ってた部分に横縞が入ってる!

とてもとても軟体動物の幼生とは思えぬお姿なのである。

「何じゃろかい?」 見たことのない動物プランクトンやんけ。
内部に節構造らしきものがあるので節足動物の仲間かなあ?

カイアシ(ケンミジンコなど)類・ワムシ類・ヤムシ類
エビカニ類・クラゲ類・ヒトデ、ウニ類・ゴカイ類
ネット上で、あれやこれやと調べてったケド

すぐ調べられると思ってたのに全然ヒットしないのである。
ネットの弱点も少し見えてきた。
メジャーなものに多くの画像が集まるため、情報がかたよるのだ。
海洋動物プランクトン = ケンミジンコ みたいに。

日頃あまり目にすることない生き物の情報なんか
ちょっとやそっとでは出てこないのである。

当初の私と同じように考え「イカの赤ちゃん」として掲載してるのもあった。

「ええいっ! こうなりゃ図書館じゃっ!」
昨日行った近くの図書館は簡易的なプランクトン図鑑しかなくて
今日あらためて別の図書館へ行き、1ページずつめくってって、候補を絞る。

さっき家に戻り、それらをネットで画像確認!
なるほどっ!

海産カイアシ類は大きく2つのグループがあって
1つは、浮遊性のケンミジンコたちのグループで
もう1つは、主に魚に寄生するグループなのである。

んなもん、1度も見たことも習ったこともないぞっ!
ケンミジンコたちはしょっちゅう紹介されてるというのに。
寄生性カイアシ類たちが不憫だわ。
あまりに不公平な取り扱いではないかっ!

と、いうことでコイツら、たぶんクロメバルに寄生してたカイアシ類。


足に見えてたのはメスの卵巣。
どくろのような顔つきなのがオス。

宿主となる魚によってコイツらも種類が違ってくるらしい。

昨晩から兄貴にも弟にも
「わからん! わからん!」ちゅうて調べてもろうたり
ご迷惑をおかけしてますからなあ。
も1度載せるといちゃるけんっ!


今朝すっかりあきらめてて
「だれかコイツの名前知りませんか?」と書きかけてた。
もう1日粘ってみて、合ってるかはさておき、スカッとしたもんな。

クロメバル(釣査218種目):アカとシロクロつけたぞっ!

2019-05-19 07:43:20 | 周縁魚
2019年5月19日(日)

クロメバルでまちがいないっ!


タナゴ仕掛けで釣ってきた218種目。
そのうち魚だけでいうと198種目。
さらに日本国内での釣りに限ると139種目。

どれもこれも区切りのいいとこまであと少し。

さて、兄貴との釣りでトビヌメリに飽きてきた頃
釣りに来てた少年4人組とジッチャンが帰り支度を始めた。

「何が釣れましたか?」 声をかけてみる。
「こんなメバルなんかを・・・」 と、ジッチャン。
「おっ! アカメバルとクロメバルじゃないですかっ!」
「この辺のクロメバルは他の所と違うんぞ。青地メバル言うんじゃっ!」

まちがいないっ! クロメバルだっ!
瀬戸内ではシロメバルをクロと、クロメバルをアオと呼ぶことが多い。
クロメバルの釣りたては、背側が青く光って見えるからだ。

あつかましくも2匹いただいた。


岐阜県から平和学習も含めた修学旅行中の中学生4人だという。
おそらくジッチャンは体験学習としての地元民泊ホストさんだ。
「新幹線の時間があるので」 と、そそくさ帰っていかれた。

修学旅行中の地域での民泊・体験学習というプログラムは
たぶん先生たちに圧倒的支持を集めてるだろうな。
ホッとできるひとときだものな。

話がそれた。

いただいたとはいえ、初めて手にするクロメバル。
死後硬直した背ビレを開いてみる。


一応、ケースへ入れ撮影しておく。


アカメバルも比較のために。


おかしいとは思ってたのだ。
浅い所を自由気ままにうろつくメバル(アカメバル)に対し
深い所や物陰にじっと上向きに集団行動してるメバルがいるもんな。
コイツらがクロメバルだったんだ。
同所的に生息するときはすみわけてんだわ。

さあて、クロメバルがいるのなら釣ってみますか!

『何が釣れるか分かりまへんでスペシャル2号』に
オキアミ1匹ずつつけてって、そっと沈める。

いきなり食ったっ!


こりゃあ、確かにシロメバルとも全然違いますなっ! ルンルン!
弱らないように、傷めないように。

再び、冒頭の写真。


みるみる体色が変わってく。



2008年にアカ・シロ・クロの3種類に分類されたメバル種群。
ようやく自分の手で、目で区別をつけられるようになった気がした。

どうやら私の日頃の内湾フィールドには小さなシロメバルばかりが


今回のような外湾の波止の浅場や内側にはアカメバルが


外灣の深場や外側にはクロメバルがいるってことだね。



蛇足だが、この後やっきになって兄貴が釣ろうとするも
陽も高くなりつつあり、警戒心を強めたクロメバルの群れは見向きもしない。

ひたすらスズメダイの猛攻と闘われておられたのであった。

ワハハハハハハハハッ!

草刈り合宿での釣り 釣果まとめ

2019-05-18 07:43:14 | 海釣り
2019年5月18日(土)

今日は、この後絵画教室もあるし
午後にはカープのTV中継もある。

手っ取り早くできることを先にすませとく。

まず、兄貴とした釣りでの釣果(2日あわせて約6時間)をまとめとく。



黄色が初物。
クロメバルを初めて釣ったことは後回し。

釣れた魚の一部を紹介。

マダイ(兄貴が釣ったきれいな個体)


アカブチムラソイ


コモンフグ


コモンフグとクサフグの共演


アイナメ


やっぱし、マダイは海の魚代表と言われるだけのことはある。
が、他の魚たちも十分に美しい。

何より6時間で12種類もの魚たちが釣れる芳醇な海が美しい。