リコの文芸サロン

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色に寄する

2019-12-03 | 短歌

今、リコの家の庭に1番元気な花のランタン。七変化と言われるように花の色が変わります。


山茶花など色とりどりの花が12月に咲きます。

リコの落ち入りやす詠草のミスを読売新聞の歌壇に添削例が載っていました。
〇元歌は
青春の燃ゆる思ひを君に伝へ歌詠み五十年我も老いゆく
〇添削歌
わが胸の燃ゆる思ひを五十年歌ひつづけて身は老いにけり
(相手へ呼び掛けるような気持ちは少し淡くなったが、内省的な気持ちは深くなった。:岡野弘彦先生)

リコも自分の思いをいっぱいに詠み込むので自分よがりの歌に成ってしまいます。

「色に寄する」  涼風
朝焼けに心を放ついつまでも生きてゐたしと願ひこめつつ

五十六の熟女ざかりに旅立ちし深紅のバラの似合う姉なり

五月にはつつじを飾る「弘法さん」接待の母の笑顔たち来る

実直なる父の好みし熱燗と湯豆腐浮ぶ冬の晩酌

魂の色は緑とふと思ふ緑したたるふる里の山

戦時下の送り火中止に二千人白きシャツ着て「大」の字描く
  太平洋戦争中の昭和18年の灯火管制により送り火が中止に成り、京都市民2000人が白い
  シャツ着て大文字山に人文字で「大」の字を描きました。

パソコンとスマホの不調なが引けば募る不安に心は灰色

喜寿なれど青年の心もつ夫は「役立ってこそ」の信念もてり


コメント
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