リコの文芸サロン

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短歌ひとすじ

2024-11-15 | Grace百
京都の短歌の先生がお亡くなりになりました。94歳でした。
知性と教養の備わった、とても上品で美しいS先生でした。



故人は紫がお好きで、全体を紫の色調で飾られた祭壇です。
京都らしい上品な飾り付けです。

柩の中にはあけび誌10月号、自筆の達筆な短歌短冊が入れられました。

桜がお好きな先生でしたので桜柄の柩でした。
S先生は生前、桜柄の着物もよく着ていらして、「桜は日本の国花だからいつ着ても良いのよ」と言ってらした。

読経の導師は妙心寺の老僧で94歳で故人とお知り合いだそうです。
凛とした大きな声で引導を渡されました。

S先生の短歌に対する想いの深さに、私は心底驚きました。
私は歌歴が12年と短いので、短歌に対してまだまだ執着が無いです。
 私は短歌の会の事務方(HP、記事の担当)としてお役に立てればいいと思っていますから、短歌のレベルは中の上位であぐらをかいていたことを大いに反省しました。

11月10日は短歌の歌会でした。
私の詠草は、
 もみぢする
 桜葉拾ふ
 くりかへす
 夏日にしのぶ
 秋のけはいは

 前漢時代の中国の古典に『淮南子(えなんじ)』に、
「一葉落ちて天下の秋を知る」
落葉が早い青桐の葉が一枚落ちるのを見て、秋の来たことを知る。
わずかな前触れから将来の大きな動きを予知できることのたとえ。

この古典を知らずに私は公園を散歩中にこの歌を詠みました。

 皆さんは「偲ぶ」と解されて、「忍ぶ・・隠れるようにある」とは思われなかったようです。で、少し感じは変わりますが「ひそむ」に変更しました。短歌は読む人に解ってもらうように気をつけましょう。

 N先生が普通に歩いていて、ブチと音がして右ひざの靭帯が切れたそうです。痛かったそうですが、這うようにして家に帰り、病院にいかれたら、手術が必要でリハビリを入れて11月から3ヵ月入院となりました。
N先生が抜けられると大変です。皆で手分けして、歌会を開催しました。
先生が3ヵ月もお休みとは心細い限りです。


★お気に入りの三条京阪横の「はりまや」にランチに行きました。

デザート


栗とキノコのご飯、赤出汁


和煮物。真丈の餡掛け。


この各種の品がみんな美味しい。


鰆、鯛、イカ、貝柱のお刺身。
本当に美味しい。
百貨店で1000円出してお刺身を買ってもこれほど美味しいことはない。


松茸の土瓶蒸し


最初の冷酒。「上喜元」


氷を入れたポケットのある、酒瓶。


店主の森本さんのお酒の説明。
2度目の冷酒、
阪本龍馬に因んだ「船中八策」







★とにかく、元気で100歳まで生きましょう。
その為に私の一番の頼りは散歩です。
4月に白内障の手術をしたので検診などで散歩に行けず、そうこうする内に7、8、9月の猛暑になり散歩は中止。
10月21日から再開しました。
1時間公園と河岸を散歩します。
今日は遅かったので5時に散歩に行きましたら、夕闇が早くて暗くなり、前を歩く公園の地域猫が寂しげでした。

しっぽ垂れ
先ゆく茶猫に
わが心
託してみたり
秋の夕暮れ  涼風

 私の今生のMISSION(ピンポン玉位の小さい)が終わったと思っていたのですが、単なる、気力と知識の不足でした。
次の段階に向かい、努力致します。

  Don't be afraid,
    to make be better.

更に一歩前へ





 
解説はネットよりお借りしました。



コメント
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