リコの文芸サロン

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行ってやらねば

2022-07-06 | 短歌
★リコの短歌の自歌自注を書きましたので、紹介します。

住山一貞さんが翻訳した「9/11レポート」500余頁にも成る大著です。
右は後ろからは英語、前からは日本語の住山さんの歌集『グラウンド•ゼロの歌』

行ってやらねば  涼風 

マンハッタンの空に漂ふ息子の魄(はく)「行っやらねば」と父親うめく  涼風
 住山一貞さんの長男の陽一さんは9・11アメリカ同時多発テロの犠牲者です。享年34。息子さんの「遺体」として右手の親指の一片だけが戻って来て、検視官から、「凄まじい高熱により体の残りは蒸発した」と言われた。そうであれば、息子はニューヨークの街の空気の中に漂っている。「行ってやらねば」との思いで、ニューヨークの9月11日の追悼式典にはほとんど毎年住山さんは出席されていた。
住山さんが出版された歌集『グラウンド・ゼロの歌』から、
 死亡理由「殺人」とある宣告書訳し終へれどしばし届けず 
      住山 一貞
テロにより人の一生が指の一片で終わるなんて、あってはいけない事です。


★リコの属する歌会の創始者の花田比露思先生が昭和39年に宮中歌会始の召人として参内されて、詠進された歌は、

ふるさとの清き流れに今もかも翁はひとり紙漉くらむか

私は歌会に入会して直ぐにこの歌を読んだとき、「自分は知らなくても何処かで誰かがその人に思いを馳せている」と知りました。
短歌て思いやりが深いと感動をしました。
あれから10年過ぎ、私も想いを馳せる歌を詠みたいと励んでいます。

★庭の様子
ボケの木の実を4個摘み取りました。
今年は種を取らないので、木に負担をかけないようにするためです。
庭の先達の主人のお父さんのお仏壇にお供えしました。


アジアンハイビスカスは高温と異常気候で予備株は全滅、花壇は4株が枯れました。

before


afterのアジハイの苗。
黒い鉢は全滅でした。
花壇ももう二株くらい駄目になるでしょう。


★6月19日にリコは歌会で出かけていたので中森明菜のコンサートの放映をNHKで録画予約をして出かけましたが、録画がされてない。
見逃し配信のリストにもない。

ちゃんと予約したのに、最近は「初めてやあ」のミスが出てきましたので、いよいよリコも認知の始まりかと、随分、落ち込みましたが、その時間に臨時ニュースが入り明菜の放映は有りませんでした。

7月9日(土曜日)の16時30分から放映されます。

 

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