佐藤正午『5』
佐藤正午の文章が好きなのは、いま語っていることが本当は語りたいのではなくて、実は……といった展開が小気味いいからでもある。
『5』でも、では、何を目指してこの話は進んでいるのか、というのがさっぱり見えてこない楽しさがある。
そもそも『5』というタイトルが、どういう意味を含んでいるのか想像を巡らさなくてならない。
あまりにシンプルなタイトルの本の装丁として、高柳雅人氏のデザインは、謎を提示し、その謎を謎のまま残したような印象を与える。
きっとどこかにデザインの仕掛けがあるに違いない。
そう感じて、あちこち見たのだが、特に変わったことはないようだ。
あとは表紙をバリバリ剥がし、背の奥に隠れているかもしれない何かを探すだけだ。
といっても、この本はミステリーではない。(2011)
帯をはずすと
表紙をはずすと
フランス装の表紙のこんなところにも
佐藤正午の文章が好きなのは、いま語っていることが本当は語りたいのではなくて、実は……といった展開が小気味いいからでもある。
『5』でも、では、何を目指してこの話は進んでいるのか、というのがさっぱり見えてこない楽しさがある。
そもそも『5』というタイトルが、どういう意味を含んでいるのか想像を巡らさなくてならない。
あまりにシンプルなタイトルの本の装丁として、高柳雅人氏のデザインは、謎を提示し、その謎を謎のまま残したような印象を与える。
きっとどこかにデザインの仕掛けがあるに違いない。
そう感じて、あちこち見たのだが、特に変わったことはないようだ。
あとは表紙をバリバリ剥がし、背の奥に隠れているかもしれない何かを探すだけだ。
といっても、この本はミステリーではない。(2011)
帯をはずすと
表紙をはずすと
フランス装の表紙のこんなところにも
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