一般的に「墓地」とは「寺院の境内にあるもの」。
「霊園」は「それ以外の共同墓地」を指す。
少々乱暴に言えば、
お寺の登録メンバー(檀家)になり面倒を見てもらうのが墓地。
宗派・宗旨不問ながら、法事の手配・費用負担するのが霊園。
・・・今は、後者の方が主流なのだろう。
以前投稿(2018年7月28日)した拙ブログ記事、津幡町の「合葬墓」が一つの例。
生活様式・生活拠点の多様化、宗教観の変化などによって、
弔いも様変わりしているのが現実である。
ところで、最近、散歩の折に立ち寄った「中橋墓地霊園」の石碑に、
こんな文が刻まれていた。
『中橋墓地移転の碑
当墓地は 以前県道浅田-川尻線に面した所にありましたが、
その後津幡バイパス道路建設にあたり、墓地全体が道路敷地にかゝりました。
よって、余儀なく現在地を祖先安住の墓地と定め、新墓地を設定したものであります。
こゝに、この碑を建立し、盛大なる法要を営むと仝時に、
移転改葬の儀を永久に伝えんがため、謹んでこれを記します。
昭和五十二年八月九日
中橋区長 〇〇〇』
(※原文ママ、伏字は個人名)
行間から、当時の苦労が滲む。
ここに落ち着くまでには、紆余曲折があった事は想像に難くない。
場所はどうする?
承継者の理解は得られるのか?
閉眼供養の経費、移転費用は?
無縁仏の扱いは?
解決しなければならない事柄は多く、
しかも、改葬は「墓地、埋葬等に関する法律」に基づいた手続きを踏んで行う。
津幡川に面した、地域の集会所「中橋会館」では、
きっと、何度も、丁々発止のやり取りが行われたのではないだろうか。
「霊園」は「それ以外の共同墓地」を指す。
少々乱暴に言えば、
お寺の登録メンバー(檀家)になり面倒を見てもらうのが墓地。
宗派・宗旨不問ながら、法事の手配・費用負担するのが霊園。
・・・今は、後者の方が主流なのだろう。
以前投稿(2018年7月28日)した拙ブログ記事、津幡町の「合葬墓」が一つの例。
生活様式・生活拠点の多様化、宗教観の変化などによって、
弔いも様変わりしているのが現実である。
ところで、最近、散歩の折に立ち寄った「中橋墓地霊園」の石碑に、
こんな文が刻まれていた。
『中橋墓地移転の碑
当墓地は 以前県道浅田-川尻線に面した所にありましたが、
その後津幡バイパス道路建設にあたり、墓地全体が道路敷地にかゝりました。
よって、余儀なく現在地を祖先安住の墓地と定め、新墓地を設定したものであります。
こゝに、この碑を建立し、盛大なる法要を営むと仝時に、
移転改葬の儀を永久に伝えんがため、謹んでこれを記します。
昭和五十二年八月九日
中橋区長 〇〇〇』
(※原文ママ、伏字は個人名)
行間から、当時の苦労が滲む。
ここに落ち着くまでには、紆余曲折があった事は想像に難くない。
場所はどうする?
承継者の理解は得られるのか?
閉眼供養の経費、移転費用は?
無縁仏の扱いは?
解決しなければならない事柄は多く、
しかも、改葬は「墓地、埋葬等に関する法律」に基づいた手続きを踏んで行う。
津幡川に面した、地域の集会所「中橋会館」では、
きっと、何度も、丁々発止のやり取りが行われたのではないだろうか。