ハイ、市長です(2013年9月)
高山市とウルバンバ郡友好都市提携
マチュピチュ遺跡
○平成25年8月25日、ペルー共和国のウルバンバ郡との間で、芸術・文化、観光、農業、経済など様々な分野における交流を促進し、双方の発展と繁栄に資するため友好都市提携を締結しました。当日は、ウルバンバ郡の世界遺産「マチュピチュ」において、國島市長とウルバンバ郡のベニシオ・リオス・オクサ郡長が、中田議長と市民ツアー一行の皆様が見つめるなか、友好都市提携協定書に署名しました。國島市長は、『世界遺産であるマチュピチュで調印式を行えることは非常に光栄であり、今後、農業、観光などの分野、青少年の教育と育成など多方面で交流を深め、両都市の進展につなげ、世界平和に貢献したい。末永く交流しあいましょう。』と述べ、ウルバンバ郡長は、『2年前に覚書に調印し、昨年は高山市を訪問し、今回、高山市から市長、議長、市民などがウルバンバに来訪して調印式に臨むことができたことを嬉しく思い、これからも様々な分野にて交流を進め、両都市の友好が末永く続くことを願っている。』とコメントしました。これで、高山市の海外姉妹・友好都市は、デンバー市(アメリカ)、麗江市(中国)、シビウ市(ルーマニア)にウルバンバ郡を加わえ、4都市となりました。
○尖った絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上にあるマチュピチュ。マチュピチュとは老いた峰を意味します。山裾からはその存在を確認できないことから“空中都市”とも呼ばれるこの遺跡は、スペイン人から逃れるために、あるいは復讐の作戦を練るために、インカの人々が作った秘密都市だったともいわれている。 マチュピチュの総面積は5平方km、その約半分の斜面には段々畑が広がり、西の市街区は神殿や宮殿、居住区などに分かれ、周囲は城壁で固められている。16世紀半ば、インカの人々は高度な文明が栄えたマチュピチュを残し、さらに奥地へと消えてしまう。その後400年以上にわたって人の目に触れることなく、1911年にアメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガムが初めて見た時には、草に覆われた廃虚となっていた。マチュピチュにまつわる多くの謎は、未だに解明されていない。