飛騨の山猿マーベリック新聞

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★「ようこそ!ENKAの森」 第106回放送 新曲レッスン#1 田中あいみ「大阪ロンリネス」

2023年08月08日 13時48分39秒 | ●気晴らしには演歌が一番

「ようこそ!ENKAの森」 第106回放送 新曲レッスン#1 田中あいみ「大阪ロンリネス」

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★必見NHK・・・「戦争と平和」について考える、番組やコンテンツをお届けします

2023年08月08日 12時38分18秒 | ●YAMACHANの雑記帳

「戦争と平和」について考える、番組やコンテンツをお届けします

見逃した人は、NHKプラスでご覧ください。https://plus.nhk.jp/

5月に開催されたG7サミットでは、各国の首脳が被爆地・広島を訪れ、世界中で平和への機運が高まりました。一方、ウクライナへの軍事侵攻を止めないロシアは、核戦力の増強を宣言するなど、緊張が続いています。

そうしたなか、SNSなどを通じて、若い世代も戦争について考える機会がこれまで以上に広がっています。NHKは、太平洋戦争終戦から78年にあたる8月、ドキュメントやドラマ、ラジオ、デジタルといったさまざまなアプローチでこれからの時代を担う世代をはじめとした視聴者のみなさまに、「戦争と平和」について改めて考えていただく番組やコンテンツをお届けします。

ドキュメンタリー

NHKスペシャル「いのち眠る海~最新調査で明かす太平洋戦争~」

【放送予定】8月5日(土)午後10:00~10:49

太平洋戦争では、軍の艦船だけでなく、膨大な数の民間船や航空機がアメリカ軍によって沈められ、30万もの命が海の底に沈んだままとされる。戦後80年近くが過ぎ、これまでほぼ手付かずだった海における調査や遺骨収集が進もうとしている。遺族の強い求めで国が乗り出した遺骨収集事業にNHKは同行取材。一方、1944年6月、日本海軍が事実上「崩壊」に追い込まれたマリアナ沖海戦があったサイパンやグアムの沖合では、研究者と共に「フォトグラメトリー」と呼ばれる最新技術で海底の船や航空機の残骸を相次ぎ3Dモデル化。この海域で壊滅した日本の航空部隊の姿が明らかに。圧倒的な潜水映像とともに、海の底から「日本の戦争」の実相を描き出す。

NHKスペシャル「原子爆弾・秘録~謎の商人とウラン争奪戦~」

【放送予定】8月6日(日)午後9:00~9:49

世界に1万2千発以上存在する核兵器。ウクライナ侵攻後、世界が核兵器への依存を強める中、その数は再び増加に転じることが懸念されている。その核兵器を製造するうえで欠かせないのがウラン。1938年に初めて核分裂が発見されて以来、“核の力”を求める国々はその確保に奔走してきた。そのホットスポットとなってきたのが、アフリカ・コンゴ民主共和国にあるシンコロブエ鉱山。世界で最も高純度のウランが産出された鉱山だ。歴史の出発点は、広島・長崎に投下された原子爆弾の主原料となったこと。今回、その過程を克明に記した膨大な未公開資料が見つかった。
浮かび上がってきたのは、シンコロブエウランをひそかにアメリカに持ち込んだある商人の存在が歴史を大きく動かしていた事実。さらに、アメリカがウランを独占したことで、ナチスドイツへの「対抗的防衛」としていた開発目的を、戦後の世界を支配する「最終兵器の開発」へと変えていったことも明らかになってきた。第二次世界大戦以降も、シンコロブエ鉱山は、米ソの原料争奪の現場となったほか、新たに核を持とうとする国々が接近するなど、核拡散の震源地となっていく。繰り返されてきた“核の力”を求める国家の姿と思惑を描く。

NHKスペシャル「発見 昭和天皇 御進講メモ~戦時下 知られざる外交戦~」

【放送予定】8月7日(月)午後10:00~10:59

昭和史を書き換える新資料が発見された。日中戦争から太平洋戦争の時代、12年間にわたって、昭和天皇に国際情勢を進講し続けた宮内省御用掛・松田道一の膨大なメモである。外務省に集まる国際情報を毎週木曜日、509回進講。それが開戦、終戦をめぐる天皇の決断に大きな影響を与えたことが明らかになってきた。
太平洋戦争開戦前、ドイツ軍の進撃に「モスクワ陥落か」と何度も伝え、昭和天皇はドイツの覇権を前提に国際情勢を考えるようになる。それでも、松田はバチカンやスウェーデンなどの中立国情報も報告。天皇はローマ・カトリック教会の影響力に注目、「法王庁の反共主義と平和主義とは我国の国策にも副ふ」として、1942年バチカンと外交関係を樹立する。しかし、終戦間際、日本はソ連を仲介とした交渉に望みを託し、バチカンによる和平工作がいかされることはなかった。翻刻したご進講メモをAIで分析、第一線の研究者が読み解き、国際情報戦と天皇という新たな視点から戦争を見つめていく。

北海道スペシャル「北海道兵、10805人の死 」

【放送予定】8月11日(金・祝)午後10:15~11:00<北海道内で放送>

米軍が“ありったけの地獄”と呼んだ沖縄戦で、10805人もの北海道兵が戦死した。死者が1万人を超えるのは、日本の端と端、沖縄県と北海道の出身者だけである。だが、戦死公報を見ると、「誰が、どこで死んだのか」だけしか記載されていない。彼らはどのように死んだのか。死に至るまでどのように生きようとしたのか。戦後78年、消えつつある記憶の断片を、沖縄と北海道ですくい集める。
※放送後1週間はNHKプラスで配信します。

NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争1943 国家総力戦の真実 前編」

【放送予定】8月12日(土)午後10:00~10:49

太平洋戦争当時を生きた人々が残した日記や手記「エゴドキュメント」をもとに、終戦から80年となる2025年にかけて、戦争の時代の空気を追体験していく大型シリーズの第3弾。1941年の開戦直後、破竹の勢いで太平洋を席巻した日本だが、翌42年、アメリカ軍の攻勢を受けミッドウェー・ガダルカナルで大敗。そして突入した1943年は、戦争への国家的動員がいっそう進み、日米が相互に憎しみを募らせていった年でもある。「総力戦」のかけ声の下、いわば“不要不急”の仕事をしていた市民が徴用され、軍需産業の現場へ。当初「国の役に立てる」と人々は喜んでいたが、不慣れな仕事、物資不足で効率は低下、次第に「国家の怠慢」「失望」の声が漏れるようになる。そうした中、日本社会を揺るがした二つの衝撃的なニュースが。連合艦隊・山本五十六司令長官の戦死と北の前線・アッツ島守備隊の「玉砕」。大本営は敵愾心てきがいしんをあおり、人々は「国家の一大事」「敵を討つ」との意識を高める。そして、中学生から大学生などの若者が戦場に駆り出されることになっていく。

NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争1943 国家総力戦の真実 後編」

【放送予定】8月13日(日)午後9:00~9:49

1943年をひも解く後編では、敵への憎しみをかき立て、凄惨せいさんな戦いへと突き進んでいった日本とアメリカの転換点に光をあてる。今回、アメリカ軍の兵士やジャーナリストがつづった膨大な手紙やメモを発掘。「玉砕」覚悟の作戦を仕掛ける日本軍を目の当たりにした兵士は、「最後の一兵が死ぬまで戦う狂気」に直面し、恐怖にとらわれていく。一方、日本国内では、<鬼畜米英>のスローガンが生み出され、陸海軍は少年兵の応募資格を14歳まで拡大。教師や親に背中を押された中学生は「反対を述べれば、国賊呼ばわりされる」と志願に踏み切った。
南太平洋で激しい攻防を繰り広げた日米両軍は、タラワ島で激突。米海兵隊が撮影した凄惨な戦場の実態は、アメリカの市民に衝撃を与えた。「日本人を一人残らず殺さない限り、戦争は終わらない」日米両国で高まる憎しみの連鎖は、1944年以降、太平洋戦争をさらに凄惨なものへと変えていく。

NHKスペシャル「Z世代と“戦争”」

【放送予定】8月15日(火)午後7:30~8:42

太平洋戦争の終結から78年。Z世代と呼ばれるいまの若者たちは「戦争」についてどのように考えているのだろうか。NHKが2年前に行った調査では、太平洋戦争の結果について、「日本が勝った」「引き分けた」「わからない」などと回答した10代が男性で13%、女性で18%に上った。その一方で、ロシアによるウクライナ侵攻以来、これまで“遠い存在”だった戦争を“自分と地続きのこと”として関心を持つようになったという声が、若者たちから上がり始めている。NHKはこの夏、改めてZ世代の3千人を対象に独自のアンケートを実施。「戦争について知りたいことは何か」「日本が戦争に巻き込まれたらどうするか」「メディアが発信する戦争の情報に関心はあるか」など、戦争への意識について調査を行った。その結果をふまえて、全国の若者や専門家をスタジオに呼び、NHKが過去制作してきたさまざまな戦争関連のNスペなども材料にしながら、過去や現代の戦争について議論を交わす。戦争を直接経験していない日本人が大多数となる中、戦争や平和についてどのように考えればいいのか。Z世代の本音をヒントに考えていく。

新日本風土記「鎮魂の旅」

【放送予定】8月15日(火)午後9:00~9:59

世界中を巻き込み、耐え難い悲劇と混乱をもたらした昭和の戦争。300万人にのぼる非業の死者を出し、日本各地に深い傷跡と悲しみを残していった。終結から80年近くが経ってもなお、亡き人びとの魂は広い日本の風土のなか、それぞれの形で記憶され、伝えられ、慰められている。新日本風土記ではこれまでも風土に残る戦争の記憶を紹介してきたが、8月15日の放送を機に、そのテーマを掘り下げてお届けする。
さまざまな形で人びとの暮らしを守った軍都の防空壕、最愛の家族を失った戦災孤児が見つめる下町の戦争、戦前・戦中・戦後と流転を繰り返した開拓の村、マグロ漁の島の過酷な記憶を語り継ぐ若者。
変わりゆく時代にもう一度私たちの心に留め、次に受け継いで行きたい歴史がある。美しい風土と人々の暮らしの中に眠る「戦禍の記憶」を訪ねる、祈りの物語です。

ETV特集「語られなかったサイパン~慰霊の旅 30年の記録~」

【放送予定】8月26日(土)午後11:00~11:59

太平洋戦争で日本の民間人を巻き込んだ初の戦場となったサイパン。1944年夏、強大な米軍が上陸、日本軍は玉砕し、サトウキビ栽培で生活を築いていた日本人移民も1万人以上が犠牲になった。その遺族が毎年続けてきた慰霊の旅に長期にわたり同行取材した膨大な証言が残されている。捕虜を出さないために日本兵や身内の手で奪われた幼い命。憎しみを募らせた米兵による民間人への残虐行為。そして、日本の統治や戦争が強いた先住民チャモロや朝鮮人労働者の犠牲。重い記憶を背負った人々を30年以上にわたり取材。遺言ともいえる証言から、今まで語られることのなかったサイパン戦の実像に迫る。

ドラマ

特集ドラマ「軍港の子 よこすかクリーニング1946」

【放送予定】8月10日(木)午後10:00~11:13

戦後の神奈川県横須賀。米軍が駐留しアメリカの意向に振り回される大人たちは、保護すべき子どもにかまう余裕はない。自分たちの力だけで生き抜くしかない戦争孤児たちは、米兵の靴磨きやたばこ拾い、時に犯罪に手を染めていた。が、あるきっかけで「クリーニング」の仕事に出会う。犯罪ではなく汗を流して働き、人に感謝されてお金を稼ぐ。自分たちが“生きていても良い”と思える経験によって、孤児たちは笑顔を取り戻し始める。自分たちの稼ぎで「家を借りて暮らす」というささやかな夢を抱くようになった子供たちだったが、さらに過酷な現実に襲われることになり…。

【出演】小林優仁、髙橋 來、村山輝星、原田琥之佑、岡橋亮汰 阿久津慶人、阿部紗英(語り)
三浦誠己、岡部たかし、仲野太賀、松岡茉優、田中麗奈 ほか

NHKスペシャル「アナウンサーたちの戦争」

【放送予定】8月14日(月)午後10:00~11:30

太平洋戦争では、日本軍の戦いをもう一つの戦いが支えていた。ラジオ放送による「電波戦」。ナチスのプロパガンダ戦に倣い「声の力」で戦意高揚・国威発揚を図り、偽情報で敵を混乱させた。行ったのは日本放送協会とそのアナウンサーたち。戦時中の彼らの活動を、事実を元にドラマ化して放送と戦争の知られざる関わりを描く。
国民にとって戦争はラジオの開戦ニュースで始まり玉音放送で終わった。両方に関わったのが天才と呼ばれた和田信賢アナと新進気鋭の館野守男アナ。二人は大本営発表の勝利を力強く伝え国民を熱狂させた。同僚アナも南方占領地に開設した放送局に次々と赴任し、現地の日本化を進めた。やがて戦況が悪化すると、大本営発表を疑問視する和田と「国家の宣伝者」を自認する館野は伝え方をめぐって激しく衝突。出陣学徒を勇ましく送り出す実況を任され、ただ苦悩する和田を妻・実枝子が叱咤しったし目覚めさせる。そして館野もインパール作戦の最前線で戦争の現実を自ら知ることになる。

【出演】森田 剛(和田信賢)/橋本 愛(和田実枝子)/高良健吾(館野守男)/安田 顕(米良忠麿) ほか

【作】倉光泰子

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★100年前の負の歴史「なったことにできない」 関東大震災直後、行商9人惨殺 福田村事件の記録復刊

2023年08月08日 11時58分17秒 | ●YAMACHANの雑記帳
1923年の関東大震災の直後、デマを真に受けた人々による朝鮮人虐殺が相次ぐ中、香川県の被差別部落出身の行商団9人が千葉県福田村(現野田市)で惨殺された。この「福田村事件」を記録したフリーライター辻野弥生さん(82)=千葉県流山市=の著書「福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇」が、大震災から100年を前に復刊された。辻野さんは「都合の悪い歴史であっても、きちんと記録し、若い人たちに伝えなければ明るい未来はない」と訴える。(林容史)
復刊された「福田村事件」を前に、歴史を次世代につなぐ大切さを説く辻野弥生さん=千葉県流山市で

復刊された「福田村事件」を前に、歴史を次世代につなぐ大切さを説く辻野弥生さん=千葉県流山市で

 辻野さんは流山市で同人誌「ずいひつ流星」を主宰してきた。1999年、朝鮮人虐殺事件を調べていたころ、ある人から「福田村事件についても書いてほしい」と資料を持ち込まれた。「地元の人にはとても書けないから」との理由だった。
 事件は、震災発生5日後の23年9月6日に福田村で起きた。香川県から薬の行商に来た被差別部落出身の男女15人のうち、妊婦や幼児を含む親子ら9人が自警団に殺された。聞き慣れない讃岐さぬき弁を話す一行が朝鮮人と決めつけられ、自警団に襲われたのだ。遺体は利根川に投げ込まれた。辻野さんは「普通に暮らしていた人たちが、突然9人もの人を殺してしまった。デマに惑わされ、職業や民族に対する根強い差別意識が群衆という塊になった」と指摘する。

◆「霊がようやく浮かばれました」

 事件は長く歴史に埋もれていた。ようやく光が当たったのは44年前の79年、千葉県内の主婦が中心の「千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会」のメンバーが「犠牲者は香川県の人らしい」との情報をつかんだ。83年、香川県側に調査を依頼すると、当時の「県歴史教育者協議会」会長の石井雍大ようだいさんが生存者を探し出し、現場に居合わせた被害者側の証言が得られた。
 辻野さんの調査活動に注目した地方出版社「ろん書房出版」(流山市)は2013年に新書判を出した。本の中では、讃岐弁で語られた証言テープの内容に丁寧な解説を加えた。出版記念パーティーでは、香川から駆け付けた当時の「千葉福田村事件真相調査会」の中嶋忠勇会長が「利根川周辺をさまよっていた霊がようやく浮かばれました」と喜んだという。
復刊された「福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇」

復刊された「福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇」

 辻野さんの本は3刷りを重ねたが、出版元が経営難で19年に解散。絶版を惜しんだ「五月書房新社」(東京)が増補改訂版の発行を提案した。
 復刊に当たって内容を大幅に加筆し、巻末には香川県立文書館が保管する生存者の手記全文を写真付きで掲載した。関係資料や当時の新聞記事などのほか、事件を描いた9月公開の映画「福田村事件」の森達也監督の寄稿も収めた。
 穏やかな表情の辻野さんの目に決意が宿る。
 「起こったことをなかったことにはできない。私たちには若い人に『こういうことがあった』と伝える義務がある。節目の100年を迎える今年が最後のチャンスです」
 本は46判、271ページ。税込み2200円。

関東大震災の朝鮮人虐殺 1923年9月1日の大震災直後、被害が大きかった東京や神奈川を中心に「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」などの流言が広がり、関東一帯に波及。あおられた民衆がつくった「自警団」や軍隊、警察などが朝鮮人を暴行、殺害した。間違われた日本人も犠牲になった。政府は、当時の軍隊や警察が虐殺に関与したことについて「事実関係を把握できる記録が見当たらない」としている。政府の中央防災会議が2008年にまとめた報告書では、震災の死者・行方不明者約10万5000人のうち「1~数%」が虐殺犠牲者だと推計している。

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★<東京新聞社説>核抑止論「破綻」 被爆地の訴えに応えよ

2023年08月08日 11時50分01秒 | ●YAMACHANの雑記帳
 米軍による原爆投下から七十八年の六日、広島市で営まれた平和記念式典。松井一実市長は世界の指導者に対し、核抑止論から脱却し、核廃絶に向けた具体的な取り組みを早急に始めるよう求める平和宣言を発表した。
 これに対し、岸田文雄首相は「核兵器のない世界」を目指すとしつつも核抑止論に固執し、被爆地の訴えに応えているとは言い難い。核廃絶に向けて一歩でも前進するには、核抑止論から脱する道を探らねばなるまい。
 核抑止論は核兵器による反撃を恐れさせることで攻撃を思いとどまらせるという理論。核兵器の存在が核保有国同士の全面戦争を防いできたとの主張がある。
 五月のG7広島サミット(先進七カ国首脳会議)では、核兵器を保有する米英仏三カ国を含む首脳が被爆の実相に触れた一方、初めて独立文書として発表された「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」は核抑止論を肯定している。
 しかし、松井市長がロシアを念頭に「核による威嚇を行う為政者がいるという現実を踏まえるならば、世界中の指導者は核抑止論は破綻しているということを直視」する必要性を指摘したように、核抑止論が危機を高めている現実からも目を背けてはなるまい。
 広島選出である首相は、核廃絶に向けて核保有国と非保有国との橋渡し役を果たすべきであり、首相自身も意欲を示している。
 ただ、首相は核兵器の保有や使用を全面的に違法化した核兵器禁止条約には背を向け、締約国会議へのオブザーバー参加も否定している。松井氏は十一月に開催予定の第二回締約国会議へのオブザーバー参加を促したが、首相は式典で核禁条約に言及しなかった。
 核廃絶を目指すと言いながら核抑止を正当化する首相の矛盾に、被爆地が憤るのも当然だろう。
 核抑止論を突き詰めれば、平和の維持には、すべての国が核武装するか、核保有国の「核の傘」に入る以外の選択肢はなくなる。そんな世界を誰が望むのか。
 米ロ英仏中の五大国にだけ核保有を認める核拡散防止条約(NPT)体制下で核保有国が増えた一方、核禁条約下では少なくとも参加国が新たに核武装することはない。核禁条約の実効性を高め、核抑止論からの脱却を図ることが、核廃絶・軍縮の実現に向けた現実的な道筋ではないか。
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◆禁止条約を力に 原水爆禁止世界大会・長崎 開会総会 核兵器廃絶連帯を

2023年08月08日 10時41分54秒 | ●YAMACHANの雑記帳

赤旗電子版紙面

禁止条約を力に

原水爆禁止世界大会・長崎 開会総会

核兵器廃絶連帯を

 「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を―人類と地球の未来のために」をテーマに、原水爆禁止2023年世界大会・長崎の開会総会が7日、長崎市内で開かれました。世界の市民や政府代表、被爆者、反核平和団体の代表らが集まり、核なき世界の実現に向けた取り組みを報告。核兵器禁止条約を力に、核兵器廃絶に向けて連帯を広げようと呼びかけました。


写真

(写真)核兵器のない世界を求め、活発に交流した原水爆禁止2023年世界大会・長崎開会総会=7日、長崎市内

 主催者報告で冨田宏治国際会議宣言起草委員長は、核兵器の完全廃絶は人類の死活にかかわる緊急課題だと述べ、ヒロシマ・ナガサキの悲劇を繰り返させない唯一絶対の保証だと指摘。各国政府に核兵器禁止条約への参加を迫る運動を強化しようと呼びかけました。

 日本原水爆被害者団体協議会の田中重光代表委員は、4歳10カ月で被爆した体験を語り、「核戦争は人類を滅亡させます。滅亡から人類を救う唯一の道は核廃絶しかありません」と述べました。

 オーストリアのアレクサンダー・クメント欧州国際関係省軍縮軍備管理不拡散局長・大使は、「核抑止力」論の危険性を指摘し、「禁止条約は建設的で重要な国際法であり、万人の共通の安全保障への投資だ」と強調しました。

 11月の核兵器禁止条約第2回締約国会議の議長国のメキシコからサウル・サンブラーノ駐日メキシコ臨時代理大使が、「禁止条約の普遍性を強めるために、多くの国の署名と批准が求められる」と語りました。

 鈴木史朗長崎市長があいさつしました。

 原水爆禁止日本協議会の土田弥生事務局次長が、ウィーンで開かれていた核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会について報告しました。

 台風6号の影響で、8日の分科会は午前中に短縮し、9日に予定していたナガサキデー集会・閉会総会は8日午後に変更すると発表しました。

2023年8月8日(火)

【お詫びとお知らせ】台風6号により甚大な被害にあわれたみなさまにお見舞いを申し上げます。日刊紙の輸送が困難な状況が続いています。「赤旗」を心待ちにされている読者・配達員のみなさまに、お詫び申し上げます。8日付の紙面PDFを掲載します。

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●災害対策特別委員会質疑に先立ち 2023年8月8日

2023年08月08日 08時08分42秒 | ●YAMACHANの雑記帳
災害対策特別委員会質疑に先立ち 2023年8月8日

災害対策特別委員会質疑に先立ち 2023年8月8日

YouTube

高山市のエブリー近くのあばら家から心配している。
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2023/08/08

2023年08月08日 03時28分01秒 | ●YAMACHANの雑記帳

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