<「汚染水」・木原氏問題・麻生氏「戦う覚悟」・小池都知事>平野貞夫×前川喜平×佐高信【3ジジ放談】
岩手知事選
たっそ候補の保育無償化“共感”
必勝へ明るい会宣伝
大激戦の岩手県知事選(9月3日投票)で「オール岩手」の、たっそ拓也候補=無・現=の必勝をめざす、明るい民主県政をつくる会(明るい会)は23日の朝と夕、盛岡市のJR盛岡駅前で宣伝を行いました。
20人が参加し、「現県政さらに前へ」のプラスターを並べて、肉声で「9月3日に知事選があります」と訴えながら明るい会のビラを配布しました。
ビラを手にした44歳の女性=介護職=は「たっそさんは、言うことがはっきりしている」と支持。記者からの「たっそ知事は被災者医療費免除や保育料無償化を進めてきた。職場で知事選の話をしてほしい」の呼びかけに、うなずきました。
高校2年生の男性は「選挙権はないが、大学進学を考えているので学費は気になる。たっそ候補の低所得世帯向けの15万円奨学金貸し付けはいい制度ですね」と語りました。参加者から「家の人にビラを見せてみて」と頼まれると「わかりました」と応えました。
◆日本産マグロをアピールするはずが…
◆韓国政府は「容認」だが…
◆ソウルで激しい抗議 フィリピンは「注視」
マイナ保険証離れの決定打となりそうだ──。政府はマイナ保険証1枚でデータに基づくより良い医療を受診できると散々アピールしてきた。しかし、マイナ保険証では受診できない医療機関が少なくないことが発覚。厚労省は新たな書類を交付する方針だ。マイナ保険証の保有者はマイナカードとは別に、もう1枚持ち歩くことになる。
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マイナ保険証はオンライン資格確認システムが導入された医療機関や薬局で利用可能だ。このため、今年春にシステム導入が原則義務化された。しかし、レセプト(診療報酬明細書)を作成するシステムを使わず、紙のレセプトで請求している医療機関などは義務化の対象外とされた。
23日の立憲民主党のヒアリングで対象外の件数を問われた厚労省の医療介護連携政策課長は「8月13日時点で医療機関・薬局は22万9336施設あり、義務化の対象は21万516施設。その差分(1万8820施設)が対象外だ」と明らかにした。全体の8%にあたる1.8万施設でマイナ保険証が利用できないとは驚きだ。
もし、マイナ保険証の保有者がこの1.8万施設を利用する場合、どのように保険資格を示すのか。国民健康保険課長は「マイナンバーカードの券面には被保険者番号などが書かれていない。(マイナ保険証の)新規資格取得時や負担割合の変更時などに保険者から『資格情報のお知らせ』を交付することにしている」と新たな対策を示した。
岸田首相が廃止方針にこだわる限り矛盾は拡大
「お知らせ」とはどんなものなのか。長妻昭衆院議員が「カードで来るのか」と問うと、国民健康保険課長は「保険者の判断になるが、一般的には“お知らせ”なのでたいそうなものにはならないと想像している」と答えた。どうやら、プラスチック製のガッチリしたカードではなく、ペラペラの紙切れ1枚となりそうだ。
雇用者保険の場合、転職しなければ、同じ健保組合に属し、保険資格に変更はない。高卒で入社し、65歳の定年まで同じ会社で働いたとすると、47年間、負担割合が変わることはなく、マイナ保険証の保有者なら、半世紀近くも「お知らせ」というペラペラの紙切れを持ち続けなければならないのだ。破れたり、黄ばむのは避けられないだろう。
柚木道義衆院議員は、「お知らせ」ではなく「今の健康保険証を持参すればいいように対応できないのか。(来秋の)廃止を延期すればできる」と迫った。
医療介護連携政策課長は「先生のおっしゃることは理解しますが、当然、私どもは今、政府の一員として仕事をさせていただいておりますので、大きな政府の方針にのっとって取り組みを進めていく」とポロリ。官邸から“やらされている感”をにじませた。
「共通番号いらないネット」事務局の宮崎俊郎氏が言う。
「すでに破綻が明らかなマイナ保険証の弥縫策に追われる官僚が気の毒でなりません。さまざまな問題が起きていますが、現行の健康保険証を存続させれば解決する問題がほとんどです。岸田首相が廃止方針にこだわる限り、矛盾は拡大し、『お知らせ』のような誰が見てもおかしな対策を繰り返すことになるでしょう」
ペラペラの紙切れを半世紀も大切に保管するなんてゴメンだ。