シンポジウム「沖縄を平和のハブとする 東アジア対話交流」後編
【横田一の現場直撃 No.230】◆横田嫌い!岩手の候補 ◆漁業つぶしの汚染水放出 ◆マイナシール、河野無反応 20230828
【LIVE】山本太郎代表街宣 2023年8月28日16時〜(れいわ政治的のど自慢大会 大阪府・布施駅)
「お早めに、お早めにということで、よろしくお願い致します」
松本総務相が25日の会見で呼びかけたのは、9月末に締め切りが迫る「マイナポイント」の受け取りだ。今年2月末までにマイナカードを申請したポイント配布対象者のうち、なんと約2000万人がまだ受け取っていないという。
松本総務相は会見で、「申込期限間際に、自治体のカード受取窓口、自治体や民間のポイント申込支援窓口、ポイント申し込みサイトなどが混雑することがあるのではないかと想定している」と懸念を表明。「ぜひお早めにカードを受け取ってマイナポイントをお申し込みいただきたい」と訴えた。
■煩雑な手続きとトラブル続出の尻込み
「最大2万円分のマイナポイントを受け取るためには、申請したカードを役所まで取りに行き、『健康保険証としての利用申し込み』と『公金受取口座の登録完了』を専用アプリか専用サイトから済ませる必要があります。自治体によってはカード受け取りに事前予約が必要な場合もあり、そもそもカードを受け取っていない人も少なくない。受け取っても申請の手間があるので、やはり面倒くさいようです。マイナンバーのひも付けトラブルが相次いでいることも、ポイント受け取りを尻込みさせる要因になっていると思います」(霞が関関係者)

ポイント申請の手続きが煩雑で面倒だったり、個人情報のひも付けに不安があったり、2000万人ものカード申請者がポイントを受け取っていない理由はさまざまのようだ。とはいえ、期限の9月末まで残り1カ月。役所窓口は大混乱しそうだ。
「だからこそ、松本大臣が『早めの受け取り』を呼びかけたのでしょうが、効果があるのかどうか。自治体はマイナンバーの総点検の真っ最中で、11月末までに個別データの点検を実施するよう政府からせっつかれている状況です。そこにカードやポイントを求めて市民が殺到したら、期限間際に混乱を来すであろうことは政府も前々から分かっていたと思います。現場にツケが回ってくるのは、新型コロナの給付金やマイナカード交付でも同じです……」(自治体関係者)
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人種差別なくす“夢”実現へ
行進60年 ワシントン大集会
![]() (写真)「ワシントン大行進」から60年を記念したデモに参加するキング牧師の長男(前列中央)ら=26日、ワシントン(石黒みずほ撮影) |
【ワシントン=石黒みずほ】米首都ワシントンで26日、人種差別撤廃を求めて行われた「ワシントン大行進」から60年を迎えるのを前に、大規模集会が行われました。参加者は民主主義と平等を求めてたたかい続けようと訴えました。
集会で、行進を率いた公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師の長男が発言。「今こそ民主主義を維持し、広げなくてはならない」と呼びかけました。
人種差別は根強く、警官の黒人への暴力が相次いでいます。入学選考で黒人などの少数派を優遇する積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)を、連邦最高裁が違憲と判断するなど逆流も起きています。
参加者は「正義なくして平和はない」「黒人の命は大事だ」と声を上げて行進。メリーランド州から参加したシャーロット・フェイソンさん(70代)は「子どもたちにより良い社会を引き渡したい」と語りました。
ワシントン大行進 1963年8月28日に米国の首都ワシントンで行われたデモ行進。「雇用と自由」をスローガンに約20万人が参加し、後の公民権法制定などにつながりました。キング牧師が「私には夢がある」と人種差別のない社会実現を訴える演説を行ったことで有名です。