自民党の二階俊博元幹事長(85)=衆院和歌山3区=は、25日午前10時半から党本部で記者会見する。次期衆院選に立候補しない意向を表明するとみられる。派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた党による関係議員の処分に先立ち、自身で責任を明らかにする。
二階氏が会長を務める二階派(志帥会)は、パーティー券の販売ノルマ超過分を議員に還流。二階氏の秘書は派閥から受け取った3千万円超を政治資金収支報告書に記入しなかった政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で有罪が確定し、二階派の元会計責任者も東京地検特捜部に在宅起訴された。二階氏自身は東京地検特捜部から任意の事情聴取を受け、不起訴処分だった。
自民党は裏金事件の関係議員を4月上旬にも処分する方針で、派閥幹部には「党員資格停止」などの重い処分案が取り沙汰されている。
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