■7月13日(火)
福山哲郎幹事長の定例記者会見を16:00めど~で開きます。
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那覇市議選 5氏当選
あかみね氏「総選挙の勝利必ず」
(写真)当選した(左から)湧川、前田、古堅、(右2人目から)我如古、西中間の5市議と、演説する、あかみね衆院議員(中央)=12日、那覇市
那覇市議選(定数40)の結果を受け12日、日本共産党の古堅茂治(68)、湧川朝渉(60)、我如古一郎(63)、前田千尋(49)、西中間久枝(47)=いずれも現=の当選5氏は、あかみね政賢衆院議員(沖縄1区選出)と沖縄県庁前で演説。今回の結果を踏まえた上で古堅氏は、「総選挙では、あかみね議員を必ず勝利させよう」と力を込めて訴えました。
あかみね氏は、菅義偉政権に「オリンピックより命が大切だ」と求め、コロナから命や営業を守るために「全力で頑張り抜く」と決意を表明。沖縄戦犠牲者の遺骨を含む土砂を使う辺野古新基地建設は「県民を愚弄(ぐろう)する」と批判し、「新基地建設中止の公約を総選挙勝利で必ず実現させよう」と訴えました。
米中対立が激しくなる中、自公は米国の戦争に協力するために改憲を主張していると強調。軍事衝突が起これば沖縄が犠牲になるとして、「沖縄県民が捨て石になるのは絶対に止める。そういう選択を総選挙でおこなおう」と呼びかけました。
聖火お披露目式で五輪の本質表す光景…小池百合子、松岡修造ら来賓はテントで雨をしのいでるのに「手話通訳」は外で濡れながら進行

オリンピック・パラリンピック準備局(YouTubeチャンネル)より
緊急事態宣言下での五輪開催という常軌を逸した日本政府や東京五輪組織委員会、IOC(国際オリンピック委員会)の決定に対し、「いったい誰のための東京五輪なのか」という疑問があがりつづけている。「平和の祭典」を謳いながら、その実態は国民の命と安全を軽視したものにほかならないからだ。
そんななか、そうした東京五輪の本質を表す、あるネット記事が話題を集めている。
それは、「ニュースサイトしらべぇ」が10日に配信した「五輪関連イベント、雨の中「手話通訳」続ける女性に報道陣からも心配の声」という記事。9日に聖火が大会開催都市である東京に到着し、駒沢オリンピック公園総合運動場で「聖火お披露目式」が開催されたが、このとき会場では雨が降っていたにもかかわらず、来賓はテント内に収まる一方、中継用の手話通訳を担当した女性は風雨にさらされ、取材カメラマンからも〈「屋根の下に入れてあげたらいいのに…」「“平和の式典”ってなんなんだろう(笑)」という声まで上がる始末だった〉と伝えたのだ。
そこで、この「聖火お披露目式」の様子を東京都オリパラ準備局のYouTubeチャンネルの動画で確認してみたが、記事は事実だった。同式典は小池百合子・東京都知事や松岡修造氏、パラリンピックメダリストで聖火リレー公式アンバサダーの田口亜希氏、関係者らが参加し、約40分にわたって聖火の受け渡しや記念撮影がおこなわれたが、運動場に組まれたステージの上には小さなテントがひとつ。来賓者らは登壇するとテント内に入ったが、一方で司会と手話通訳の女性はステージ上のテントの外に立ち、雨合羽も傘もないまま、雨に濡れながら進行と手話をつづけたのだ。
来賓はテント下で雨風をしのぎ、司会者と手話通訳の女性は服を濡らし、傘を傾けられることもなく黙々と進行をつづける……。この式典を実施したのは東京都だが、司会者と手話通訳者が雨に打たれつづける場に居合わせた小池都知事を筆頭に、区議会議員ら政治家たちは、その光景に疑問を持たなかったのか。
しかも、この目に余る「不公平」を伝えたのは同記事だけで、新聞でもテレビでも報じられていなかった。そのため、ネット上では記事が拡散され、こんな意見が飛び交ったのだ。
〈「おもてなし」どころか「おもいやり」のカケラもない〉
〈事前イベントでさえこの通り。大会が始まったとしたらボランティアや現場担当の人々はどんな扱いを受けるのだろう〉
〈もうこれ障害者差別の地繋がりじゃん…酷すぎて愕然とした〉
〈誰1人として傘を持って横に立つ人が居ないとは〉
〈オイラやっぱりあの場であの手話通訳の方に傘を差し掛けられるような人間がたくさんいる社会に住みたいしそういう人間になりたいよ〉
〈手話通訳者に傘をさしてあげるとか屋根のあるところでやってもらうとかの配慮ができない理由が全然分からない〉
あまりにも当然すぎる意見といっていいだろう。しかも、この一件はけっしてこれだけの問題ではない。なぜなら、権力者や利権関係者たちだけが守られ、手話通訳という役割の人がないがしろにされていたこの風景は、東京五輪の本質を表すものだからだ。
コロナ第5波に深刻な「50代問題」…東京の重症ベッドはアッという間の満床危機
12日から6週間、東京に4度目の緊急事態宣言が出される。11日の新規感染者数は614人で22日連続、前の週の同じ曜日を上回った。感染拡大の勢いは止まらない。加えて、気がかりなのが、いわゆる「50代問題」、40~50代の重症者の急増だ。一気に病床が逼迫しかねない。
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都の独自基準による40~50代の重症者数は、先月18日には4人だったが、11日は24人と急増し、全体(61人)の約4割を占める。
国は人工呼吸器やECMOでの管理が必要な人や、集中治療室(ICU)などを使用している患者を重症者としてカウントしているが、都の基準は、人工呼吸器やECMOの管理が必要な人のみとなっている。国基準だと重症者数(10日時点)は521人。年齢構成は分からないが、40~50代の重症者数も、24人どころの数ではないはずだ。
小池都知事も「陽性者数も入院患者数も高齢者層から50代に移ってきている。『50代問題』と言っても過言ではない」と、40~50代の急増に警戒している。
40~50代は、糖尿病などの基礎疾患や、メタボ、喫煙と、コロナの重症化リスクを抱えがちな年代だ。また、働き盛りのため、高齢者と違って商談や会食など人との接触機会も多い。
東京のインド株(デルタ株)はすでに感染者の3割を超え、今月中には7割に達するとされる。英国の研究によると、インド株は英国株(アルファ株)より、入院、重症化リスクが高いという。40~50代はほとんどワクチンを打っていない。インド株に感染すれば、入院患者や重症者が一気に増えてもおかしくない。
都が確保の重症病棟使用率は「ステージ4」に迫る
40~50代の重症者が増えれば、高齢者の場合よりも重症病床が短期間に満床になる可能性がある。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「集中治療室や人工呼吸器での治療は体への負担が大きく、体力的に受けるのが困難な高齢者もいます。また、重症治療を自ら望まない高齢者もいるようです。一方、40~50代の重症者は、重症治療を受けるケースがほとんどでしょう。重症者が重症治療を受けられるのは、命を救える可能性が広がり、歓迎すべきことですが、40~50代の重症者が増えれば、重症病床はあっという間に埋まる恐れがある。病床確保が十分でなければ、重症治療を希望する患者が重症用ベッドに入れない事態になりかねません」
都が確保している重症病床(10日時点)は1207床。3度目の緊急宣言直後の4月28日から1床も増えていない。都内の重症者数(国基準)は521人で使用率は43%と、ステージ4(爆発的感染拡大)の50%に迫っている。
インド株が牽引する第5波は、都内の感染者数最多の2520人(1月7日)を上回るともされ、40~50代の重症者急増も予想される。小池知事は、さらなる病床確保を急ぐべきだ。