イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

インスピレーション

2021年02月09日 22時37分01秒 | 愛しき仔らに

今日は朝から有難くて、嬉しくて、タイミングがいいなぁ~と
感じることが重なりました。
(明け方引いたオラクルカードも「シンクロニシティー」のカードでした)



去年から 毎週月曜日 夜8時~ (BS朝日) 
やましたひでこさんの「ウチ、断捨離しました」
楽しみに拝見しています。
この番組のお陰で「物」との向き合い方を今一度考える様になり
凝縮された1時間の放送枠の中で繰り広げられる、
それぞれのお宅のドラマに触れ「なるほど!」と感心し、
自分に置き換えてみたり、ホロリとしたり、と、
毎回心動かされています。

同局で、夜10時から放送されている、
谷原章介さんがナビゲーターをつとめる
「バトンタッチSDGsはじめてます」
も今年から拝見するようになりました。
この番組で【SDGs】という言葉とその意味を知りました。

昨晩放送された「久遠(くおん)チョコレート」の回は
深く感動しました。

久遠を運営する
ラ・バルカグループ 代表 夏目浩さん
周囲の反対をもろともせず、色々な理由で仕事をするのに
困難を抱えた人が働く場を創るため
企業や地域を巻き込み
「どんな人にも多様な選択肢が与えられて
楽しいと思える社会を創りたい」という信念を貫かれ
働く人の個性を大切に、イキイキと働ける場を創られる取り組みは
頭が下がり爽やかな気持ちになりました。

(後半に放送された「ハチドリ電力」小野さんは
まだ拝見できていませんが学ばせて頂くことが沢山あると思います。)



私はFLOの甘すぎないショコラアメールというケーキがとても好きで
自分へのご褒美に時々ピースで買うのですが
(カカオ70%の風味豊かなチョコムースを5枚数ビスキーショコラアメールでサンドされた
ちょっぴりビターなチョコレートケーキ)
「久遠チョコレート」の回を見たあと、
なんとなくFLOのアプリを見てみると、
2月末日まで使えるショコラアメールの
割引率が高いクーポンが配信されていた事に気づき(嬉)
最近、色々なことに頑張っていた自分へのご褒美に(笑)
本日購入しました。

思いがけず大好きなショコラアメールをとてもお安く購入できて
単純な私は「いい日だなぁ~嬉しいなぁ~」と
ルンルンしながら自転車をこぎ、
いよいよ自宅付近に差し掛かった時、
「今日はこっちの道を通って帰った方がいい」と
直感がきたので そちらを通ると、
1日に2度ほどおうちの前を通り犬小屋を覗いていたものの、
姿が見えずこの3週間ずっと気になっていた近所の柴犬、
モモちゃんと思われるワンちゃんが
向こうから飼い主ではない女性と
これからお散歩に行く場面に遭遇しました。
「どこかで会ったことのある女性だな・・・」と思いながら
リードの色が違うワンちゃんと女性に近づき
「失礼ですがモモちゃんですか?」と話しかけると
「はい。そうです。」と女性。そしてお互い
「あ! あの時の!」となりました。
色の違うリードと飼い主ではない女性に一瞬
モモちゃん?と思ったけれどやはりでした。

この女性を初めてみかけたのは去年のクリスマス、
ミュージカルを観に行く為、駅に向かって
自転車を走らせていました。
モモちゃんのお家の前を通り過ぎる時、
いつものようにモモちゃんの犬小屋を確認すると
モモちゃんに手からご飯をあげている女性の姿が。
思わず「こんにちは。有難うございます」と
お声かけをさせて頂きモモちゃんについて
少し立ち話をした方でした。
もっとお話ししたかったものの、
電車に乗る時刻が迫っていたので失礼しました。
お互い名乗らず別れたのですが、この女性とは
ご近所さんであることが会話でわかりました。

それから1カ月程経ち モモちゃんの様子も、
彼女のことも気になっていて
いつかお会いしたいなと思っていたのですが、
今日、直感のまま行動したら、本当に偶然、
久しぶりにモモちゃんと、その女性とお会い出来
感動しました。
自転車を押しながら数分、道端で話したのですが、
これからお散歩に行く2人の邪魔してしまうのも申し訳なく
(時刻は既に16時)でも折角会えた2人と
このまま別れるのも・・・・と思い、
「そこが自宅なので荷物を置いてご一緒していいですか?」と
お尋ねすると「勿論です。喜んで」と言って下さり
3人で1時間30分、モモちゃんのペースを守りながら
モモちゃんのことを色々お話しお散歩させて頂きました。
叶ったらいいな・・・と思いながらも叶うことはないのだろうと
諦めていたモモちゃんと初めてのお散歩は
本当に嬉しくてありがたかったです。

平成18年2月5日生まれのモモちゃんは4日前に15歳を迎えました。

モモちゃんは年齢的なこともあり去年から足腰がグッと弱り
最近は狭い犬小屋にずっとこもったままで、
姿を確認することもままなりませんでした。
小屋で寝ているかもしれないモモちゃんに声をかけ、
起こし、ふらつき倒れてしまっても申し訳ないので、
お家の前を通る時、モモちゃんの姿がみえないと心の中で、
その場にたたずみ「モモちゃん大好きだよ」という波動を
送っていました。夜も彼女の魂、心、身体が安全で
苦しくなく守られますようにと祈りました。

モモちゃんと出会って14年になります。
私はワンちゃんと暮らしたことはないのですが、
おうちの前を通る度、飼い主の「?」な飼育に何度となく
(濁ったお水、腐ったご飯)
丁重にお願いし、ポストにメモ紙を入れ
モモちゃんが元気で庭に出ている時は声をかけ、
購入した柴犬ちゃん用のご飯を手からあげ
「モモちゃんは素晴らしい仔なんだよ。大好きだよ。
みんなモモちゃんのことが好きよ。元気でね」と言葉がけをし、
狭い格子に指を入れ、こすりつけてくれる身体を
なでていました。
                 
モモちゃんとお散歩できるなど夢にも思わなかったのですが、
この愛情深い女性のお陰で格子越しではなく、モモちゃんの全身を
初めて沢山なでることができました。
モモちゃんはもたつく足で、でも一生懸命、嬉しそうな様子で
時々止まっては草の匂いをゆっくりと嗅ぎ、
あぁ、よかったな・・・と感じました。

この女性は昨年11月にワンちゃんが亡くなり、
ずっと気になっていたモモちゃんのことで我慢できなくなり、
飼い主を責めるでもなく 飼い主を慮りながら丁重に
「散歩させて頂けませんか?」と切り出されたそうです。
これまでお年を召した近所の方が散歩を申し出ても、
頑なに断っていた飼い主もこの女性には心を開き、
受け入れたそうです。
愛あふれる本当に素晴らしいこの女性に
本当に有難うございます。と申し上げ、
耳も遠くなり よく聞こえないだろうモモちゃんに
「モモちゃん、本当に良かったね」といいました。

この女性と再会できたこと、
ずっと気になっていたモモちゃんの安否を
やっと確かめることができたこと
有難い気持ちでいっぱいでした。
ワンちゃんと暮らしたことのない私は
ワンちゃんの習性など分からないことだらけですが、
私にできることを考え 感性の合うこの女性と
モモちゃんの残された日々を
見守りたいと思います。