『奇跡体験!アンビリバボー』は毎週欠かさず見るか録画しています
今回の内容はとても興味深いものだった為
facebookでもお知らせをしていました。
番組の冒頭はエベン医師ご本人の「死後の世界は必ず存在すると思います」
の言葉で始まりました。そして『2012年10月、
1人のアメリカ人医師が発した言葉が大々的に報じられた
【死後の世界は存在する】生死の境を彷徨った人の不思議な体験、臨死体験は
これ迄多くの科学者達が否定し続けてきた。
そんな中 何故1人のアメリカ人医師の言葉が大論争を巻き起こしているのか』
のアナウンスで始まりました。
衝撃の発言をしたエベン・アレグザンダー医師は
脳神経外科の世界的権威であり各国の医学会議に招かれ数々の賞を受賞。
アメリカのベストドクターに選ばれた経歴を持つなど科学的に脳を研究し、
これまで死後の世界の存在を完全に否定してきた人物だったそうです。
1985年 ケベック州ニューイングランド脳神経外科学会 Donaghy賞
1993年 グレーター・ボストン青年会議所による
『優れたヤング・リーダーズ』に選出
1997年 『アメリカのベストドクターズ』に選出
など
臨死体験をした人々の証言を纏めた論文が発表され
その中から2つのケースを番組では紹介していました。
~ CASE 1 ~
1985年 アメリカ コネチカット州の病院に救急搬送されてきた
女性患者が心肺停止に陥り、医師達が必死に蘇生を試みる中、
医師達の必死な処置それを受ける自分を見た患者は
パニックになりかけた時、突如身体が宙に浮かび
そのまま天井に吸い込まれ上昇、気づくとそこは病院の屋上、
彼女がそこでみた情景は落ちている靴でさえ
鮮明に脳裏に焼き付いたそうです。
すると今度は足元に大きな穴が出現し、その中に吸い込まれ
自らの身体に戻ったそうです。
その後彼女は無事生還し屋上で見た光景を
看護師に語るものの「夢をみたんですよ」と言われ、
「でも赤い靴が落ちているのを見たんですよ」と言います。
病室から一歩も出ていない患者が、
屋上の景色を観るなんてありえないと思った看護師が
屋上へ行くと本当に赤い靴が落ちていました。
~ CASE 2 ~
1973年 アメリカ ワシントン州、交通事故で
生死の境を彷徨った女性が手術中に身体から抜け出し、
器具の配置から医師の顔まで詳細に記憶し、その後無事生還した彼女は
自分が手術中に見たという光景を事細かに語ったそうですが、
それは全て一致していたそうですが、
実は彼女は生まれつき目が見えなかったそうです。
このような臨死体験に関しては懐疑的な声の方が多い中、
エベン医師は「臨死体験は勿論、死後の世界はある」と
強く主張しますが、最初は彼も死後の世界など
信じていなかったそうです。
ある患者は手術のあとエベン医師に言います。
「先生私手術中に見ちゃったんです。暗いトンネルの向こうに
まばゆい光が見えてそれに包まれると向こう側には
ある男性が立っていて
「まだここに来るのは早い帰りなさい」と言っている、
よく見るとそれは死んだ父だったんです。
あれはきっと天国です。天国に行ってたんですよ。」と。
エベン医師は
「それは素晴らしい体験をしましたね。でもね興奮は禁物ですよ」と
聞きながらも一笑し、医師仲間にもこの手の話をまた聞かされた、と、
話している場面が映りました。
エベン氏曰く、
「仕事柄生死の境を彷徨う様な重症患者を
多く治療してきたので臨死体験をしたという話はよく聞かされたものの
ずっと聞き流してきました」とのこと。そして彼は続けます。
「私が見たあれは科学では説明できない死後の世界と
結論づけずにはいられませんでした。」と。
今回、アンビリバボーは日本のメディアとして初めて
エベン医師の独占取材に成功し、
彼が見たという死後の世界の全貌に迫まります。
1953年生まれのエベン氏。
彼の父もまた脳神経外科の医師だった為、彼は幼い頃から
「幽霊なんて脳の錯覚に決まっている」と思うような子であり
科学で証明できるものは受け入れ、
そうでないものは信じないという人間だったと
取材の中で語っていました。
エベン氏は医学、科学の分野における名門デューク大学で
1980年 医学の学位を取得するとアメリカやイギリスの大学病院で
臨床医として数々の脳外科手術を手がけ、
その後 世界でトップクラスと言われる、
ハーバード・メディカル・スクールの脳神経外科に在籍。
200本を越える論文を執筆し、
研究者としてもその名は知れ渡っているエベン氏が
死後の世界を信じるきっかけは
2008年11月10日、54才の時、背中の鋭い痛みで目覚めると
徐々に痛みは酷くなり激しい頭痛にも襲われ、2時間後
昏睡状態に陥った彼は以前の勤務先であった
総合病院の救急センターに搬送され細菌性髄膜炎と判明します。
細菌性髄膜炎とは細菌が脳や脊髄を包む髄膜に感染し、
脳を直接攻撃する恐ろしい病気であり、エベン氏の脳は
最も悪性度が高いと言われる大腸菌に侵されていました。
これは成人では1000万人に1人以下という 極めて稀な病気であり、
致死率は90%にも達するといわれ 昏睡状態が長く続くと
覚醒しても重度の生涯が残る可能性が高く、
大腸菌の感染から発症前と同じに無傷で回復、
生還したケースは1例もないということでした。
彼の容体を聞いた親族や友人は病院にかけつけ
入れ替わり立ち代わり、
目を覚ますように祈りながら手を握ったものの
搬送されて6日経っても昏睡状態から
彼が目覚める気配はありませんでした。
そしてエベン氏のかつての同僚医師は家族に
「今後12時間以内に具体的な回復が見られない場合は、
抗生剤投与を打ち切りたいと思います」と伝えます。
昏睡状態が1週間を越えた場合回復する見込みは殆どなく
投与の打ち切りは死を意味していました。
病室ではエベンの最後を見届けようと
家族や友人達が声をかけ続ける中、
友人の医師は「今晩持つかどうかです」と伝えます。
2008年11月16日昏睡から7日目、医師から告げられた
タイムリミットが告げられようとしたその時、
エベン氏は目を覚まし、
周りの家族や友人に「祈ってくれて有難う」といい、
1 1月25日に退院します。
インタビューでエベン氏は
「後遺症も全くありませんでした。医学的理解を越えた奇跡です」
と言っていました。
これは世界で初めてのケースという事です。
インタビューの中で
「退院したものの、どうしても確かめたいことがあった。
医学的知識を総動員してでもその疑問を解明したいと思った」
と話す彼は、入院中の自分の脳の状態を隅から隅まで
徹底的に調べます。すると驚くべき事実を知ります。
当時を振り返りエベン氏は
「昏睡状態にあった7日間、私の脳の大部分は
機能を停止していました。つまり私の意識は
スイッチの切れたテレビのようにブラックアウトしていたんです。
それはあらゆるデータが証明していました。
あらゆる可能性を消去した結果こう結論せざるを得なかったんです。
あれは死後の世界に間違いないと・・・・」
これまでも臨死体験の中で死後の世界を見たという人の報告例は
数え切れないものの、このような事例に関して
「臨死体験というのは科学的な証明が殆ど不可能なので一般的には
何らかの脳の錯覚によるものじゃないかと考えられています」と、
アンビリスタッフから取材を受けた
日本のある生物学研究所の教授は話していましたが、
この臨死体験からエベン氏は
「決して脳の錯覚ではありません。死後の世界は存在すると思います」
と、元々は強硬な否定派だった彼がこれほどまでに
死後の世界の存在を強く信じるに至ったのかを
今回、死後の世界の正体と言われる科学的推測を
スタッフは彼にぶつけます。
脳の錯覚説・・・・臨死体験の多くは脳の錯覚として説明でき
それが多くの科学者のスタンスである。
「死の直前非常に脳が活発になると考えられている」と、
先の教授は言っていました。
そういう場合には脳から様々な脳内物質が分泌され、
それこそが幻覚を引き起こすのではないか、
臨死体験者が見る様々な
死後の世界の正体ではないかと考えられている。
脳は死の直前にエンドルフィンという物質を放出し、
それは鎮痛作用があり死の痛みを和らげる効果があり、
精神的ストレスを和らげるが、大量に分泌されると
緩和を通り越して快楽を与える、
つまり麻薬のような働きをし、
幻覚をみるのと同じだといいます。
これらのことを踏まえてスタッフはエベン氏に
「脳の幻覚では?」と聴くとエベン氏は
「私も脳神経外科医ですから勿論最初はそう思いました。
只、それでは説明がつきませんでした」と言い、
彼の院中の脳のCTスキャン画像をみせながら
「本来は黒いシワが脳全体にある筈だが
私の脳には殆どありません。大脳皮質がダメージを受け
大きく腫れ上がっているからなのです」と仰いましたが、
素人目から見ても それはよく分かりました。
大脳皮質とは、脳の外側を覆う数ミリの層であり、
言語や認識などより高度な機能を司る部位なので
ここが機能していないと脳内で起こったことを
映像として認識することは不可能なので
幻覚を見る事すら出来ないそうです。
更に彼は正常に働いている人の脳の画像と
入院中の自分の脳の画像とを比較しながら説明しましたが、
確かにエベン氏が言う、
大脳皮質が正常に機能していない重要な証拠、
という所以がよく判りました。
また脳の周りに白く広がっているものは膿といい、
脳全体に確かに広がっているのがよくわかり
脳の大部分にダメージが及んでいると考えられる、
と、説明されたことがよく分かりました。
「自分の脳の中枢部分以外は殆ど機能していなかった」と
分析する、彼の脳のデータを借りたスタッフは
先の教授にそれを見て貰うと
「確かに大脳皮質は機能停止になっていると言わざるを得ない、
そういう場合には幻覚を見る事は殆ど不可能である」
という見解でしたが、
「しかし、幻覚を見るのが大脳皮質だけとは限りません。脳のもっと中心部、
脳幹でも幻覚を見る事ができるといわれています」
と、加えられました。
脳幹は、呼吸や体温の調整など生物として、
より原始的な機能を司る部位であり、
私達が普段 無意識に行っていることは
この脳幹の命令によるもので、居ない筈の人が
ぼんやりみえたりする様な幻視などの症状は
脳幹で引き起こされているそうです。
それを受けたスタッフは更にエベン氏に
「脳幹が作りだした幻覚では?」と聞くと
「脳幹ではあのような体験はできません。
体験は視覚的にも聴覚的にも非常に鮮明なものでした。
原始的な脳幹では その様な非常に鮮明で複雑な
幻覚引き起こすことは一般的には考えられません。
退院直後昏睡中にみた不思議な世界をありのままに描写した記録です」
と仰り、自分が見た世界を覚えている限り正確に記録したという
ノートを見せてくれました。それは何ページにも渡り
ビッシリと書かれていました。
アンビリバボーはこのエベン氏のノートと証言を元に
彼が臨死体験時に見た不思議な世界を
番組内で忠実に再現してくれました。
~ ②に続きます ~