天と地の間

クライミングに関する記録です。

大山へ

2016年01月06日 | 冬山
12月に入ってからの、白きりさんとの電話での会話。
「久しく冬山から遠ざかっているなあ。このままではますます冬山が遠くなるだろう。取りあえずは壁でなくても行こう
。」どうせ行くなら、白ききりさんの所属のメンバーを誘おうということで、当たったところ、アリキチさんが参加表明。
しかし、彼は冬山は未経験。八ツにしようかとも考えたが、結局、伯耆大山に落ち着いた。コースは西稜。


30日、昼過ぎ、小倉駅前でひろってもらう。その後、吉志のPAでアリキチさんと合流。
6時過ぎ、もうすぐ大山寺というのに雪が少ない。道路端にうっすらと積もっているばかり。気がかりだ。
無料駐車場にテントを立て、白きりさんの用意した鍋に舌鼓を打ちながら久しぶりの再会を祝して乾杯。
翌朝4時過ぎ起床。6時出発。


沢の入り口の私。この時点、雪は少ない。

大山寺を過ぎると、降る雪は多くなってきた。やはり冬山はこうでなくては。小屋からはトレースは全く無い。おまけに
ガスって山容が全く掴めない。目星を付けて西稜の方へと行くと、なんとか尾根の末端にたどり着いたが、今度は近づき
すぎて、これと断定し難い。周りは見えないうえに取り付きが写真とも違うようだ。ここまで来るまでに、いたずらにラ
ッセルを繰り返し、時間を消費した。


ラッセルの私。


すぐ先が見えないガスに終始見舞われる。

計画を東稜に変更し、三角点に上がると稜線上は風が強い。大山は標高は低くとも、
降る雪の量とその質(重たい)そして風。ここで吹雪かれれば侮れない。


山頂にて。白きりさん。なんとか冬山らしくなってきた。


ありきちさん。


わたし。


今回はたいした行程ではなかったが、三角点に上がる手前から吹雪きだし、久しぶりの冬山を満喫できた。遠ざかる一方
の冬山が一歩近づく契機になったように思う。


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