MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

今最も気になってるレースが「第2回Mt.Hiei INTERNATIONAL TRAIL RUN2016」

2016-01-27 | トレッキング、トレラン
 「2016年ウルトラトレイル・マウントフジ第5回大会エントリー資格レース一覧表 」というものがある。

 国内最高峰のトレランレースは、言うまでもなくウルトラトレイル・マウントフジ=UTMFであろう。この大会に出るためには、指定期間中に(今年、2016年のUTMFであれば2014年3月1日〜2016年2月29日の間)、この一覧表にあるレースのうち3レース以内で6ポイント以上を獲得しておかなくてはならない。ちなみにSTYなら2レース以内で2ポイント。つまり、2ポイントのレースに参加するか、とにかく2レースで完走すればよい。

 そのリストを眺めてたら、初めて聞くレースにこの大会「Mt.Hiei INTERNATIONAL TRAIL RUN」があった。そう比叡山そして延暦寺が舞台である。プロデュースはUTMFと同じ鏑木さんで、距離は約50kmで累積標高3700mもあるのに、たったの1ポイント。ちなみに、1レースで獲得できるのは最大でも4ポイントでUTMFやOSJおんたけ100マイルなどがこれにあたる。いずれも120㎞以上のコースだ。
 第2回の今年は5月28日(土)開催。
 出てえ!(駐車場付きエントリーはすでに定員に達してます)
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半年で100名山踏破、しかも人力のみ。「Great Traverse 日本百名山ひと筆書き プロジェクト」

2014-06-28 | トレッキング、トレラン
 すごすぎて言葉もない。
 わたしは100名山に全部登ろうなどと考えたことはないけれど、百名山のすべてを1つ、また1つと時間を見つけては登っている(おそらくは割と年配の方が多いと推測する)登山者は少なくないのではなかろうか。
 一生かけて全部登れるかどうかなのだ、普通だと。それはまた人生の楽しみでもあるだろう。
 それをたった半年で、しかも陸上はすべて自分の脚だけで、海は1人でシーカヤックをこいで、コースを離脱することなく一気に(一筆書きで)踏破してしまうという--或る意味情緒もへったくれもないといえなくもないが--とんでもない企画に挑戦している男がいる。
 NHKのBSで放送された第1回を見た方も多いと思うので、知ってる人は知っていて、そのあまりの突拍子もない企画に胸が騒ぎじっとしていられない人が行く先々に駆けつけてるようだ。彼を直接知ってる人もそうでない人も。
 彼の名前や顔を知ってる人は少なくないと思う。ここ数年NHKが放送する世界各地--パタゴニアだのコスタリカだの--のあわゆるアドヴェンチャーレースのチームクルーの1人として、この手のことに関心のある人にはよく知れたレーサーだから。
 日本屈指の名山を100登りながらの全長7800kmをほぼ180日でトラバースする。単純平均で43.3km。つまり、毎日フルマラソン。しかも、これまた単純平均で2日に1峰以上日本の名峰を登っては降りる。
 そんなのできます?
 彼は途中でぶっ倒れて死んでしまうのではないかと本気で思った。
 しかし、すでに40座を制覇して、今日元気に次の山に向かっているらしい。

 彼のチャレンジについてこのブログに書きたいと思いながらワールドカップがあったりで忘れていた。
 HPに初めて行ってみたら、単なるNHKの番組企画というわけではないらしい。彼のアドヴェンチャーレーサーとしての田中陽希さんを知ってもらい、これから何をやらかすつもりかわからないがでっかいチャレンジを行うための支援を募る企画でもあったようだ。
 お金に余裕のある人はお金を、お金のない人は別の形で、よかったら応援しましょう!

グレートトラバース 公式HPはこちら

 公式ツイッターはこちら

 田中陽希さん FaceBookはこちら
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「トレイルランニングの未来を考える­全国会議」(2014年4月28日 富士河口湖町で開催)

2014-06-07 | トレッキング、トレラン
 「トレランと環境負荷」について考えてみるきっかけになったのが、実はこの「トレイルランニングの未来を考える­全国会議」についての記事を読んだことだった。
 2014年4月28日。ということは3日間にわたって行われたUTMF終了の翌日である。会議でのプレゼンテーションがYouTubeにアップされていたので、いくつかピックアップした。
 全部を観てはいないが、松本大さんの説明された「スカイランニング」のコンセプトは興味深かった。日本のトレイルランナーは「ラン」のほうにあまりにも重きを置きすぎているのではないか、という話。登山やハイキングの延長、ファスト・トレッキングという感覚が大事。というのも、やはり日本ではトレイルランニング専用コースが(ほぼ)なくてハイカーや登山者と同じフィールドを利用しているから。
 
 まずはここにアップしておいて、時間を見つけてわたし自身もじっくりあとから見ようと思う。こういう会議を鏑木さんが呼びかけたのは、トレランの将来を見据えた時、現状を手放しで良しとしていてはまずいという危機感があるからだとろう。裏返せばトレランをする方も見る方も、主催者も地域住民も、十分に議論してお互いに理解を深めた中で、広く愛されるスポーツに育ってほしいというトレランへの「愛」ゆえだということは切実に伝わってくる。


鏑木毅-開会あいさつと問題提起


石川弘樹-日本のトレイルランナーおよびレースが心がけるべき大切なこと


松本大-ランニンク?形式の登山という考え方


鏑木毅-日本のトレイルランニンク?の未来に向けた行動
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トレランと環境負荷

2014-06-07 | トレッキング、トレラン
 トレイルランナーが急増したことによる問題が明らかになり始めている。登山者やハイカーにとってトレイルランナーが或る種の脅威となっているという意見が多く聴かれるが、これはマナーの問題と言っていい気がする。トレランの指南本には必ず「登山者への配慮」という項目があり、挨拶をするとか登山者を見つけたら走るのはやめて道を譲ろうとか書いてある。ゴミへの配慮なども山へ出かけるなら当然のマナーである。言うまでもない。
 わたしが気になるのは、イベント・大会(もしくはそれに準ずる集団練習など)で何百人、何千人が集中して同じトレイルを疾駆することによる環境への負荷の方だ。これは当然トレランの関係者も問題にしており、周囲への十分な説明や配慮が求められている。
 UTMFのレース前後の比較写真を雑誌で見たが、2000人もが走った後は草はなくなり樹の根はむき出しになるといった状態。これはやはりまずいんじゃないか?という印象を持った。
 いわゆるロードを走るマラソンの舗装路は、今の時代において必要な生活インフラの一部にちがいなく「そこだってもともと草や花が咲いてたのをつぶして作った道じゃないか」という人は少ないだろう。
 つまりトレイルは自然に近いほど楽しさや感動は大きくなるが、同時に破壊の度合いも大きくなるというわけだ。生活の上で必要な最低限の道をつくることは許されるだろう(しばしばやり過ぎの感があるけれど)。その中には最低限の登山道も含まれると思う。トレランの大会でそれ以外の道がどの程度使われているのかわからないが、万が一、あまりにも逸脱しているようだと問題があるだろう。

 もうひとつは、参加人数という「量」の問題である。単なるジョギングやランニングに比べてハードルが高いこともあり、もともとマイナーなスポーツだったので環境への負荷も小さかったし、意識や知識も高い限られた人たちが楽しんでいたにちがいない。
 なんでもそうだけど、一般化しハードルが下がると意識も知識も高くない人たちが必ず混じって来るのは当然の話なのだ。それが「一般化」ということにほかならない。だから、意識や知識のレベルをあげていく努力をすることは「一般化」させようとする側の責任でもある。
 ただ、これだけ大勢のランナーが大会に集まるようになるとトレイルの「傷み」は避けようがないのではないか。たとえばヨーロッパのレースではコース設定はどうなっているのだろう? まさか岩場ばかりということもないだろう。もしかしたら、踏み固められたトレイルが確固として整備されていて、それ以外のコースは走らせないというような不文律があるのかもしれない。それでも魅力的なコースが作れるということだろうか。
 日本ではあまりにも急激に参加者が増えてしまって、そうした整備も追い付いていないのかもしれない。どこで線を引くかは難しい問題だ。

※UTMFについても開催にあたり主催者サイドと地元で環境保護などに取り組むボランティア団体都の間で話し合いがもたれており、そのいくつかがこちらのページやそのリンクで紹介されている。
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伊吹山に入山料?

2014-05-03 | トレッキング、トレラン
 イモト隊のエベレスト登頂断念のニュースに関連して、WEBニュースに入山料のリストが掲載されていた。
 日本の山の例として富士山の1000円に並んでなぜか伊吹山300円となっていて「?}。日本ではこの2つしかリストにはない。

 まったく知らなかったので真偽を確かめるべく、ブックマークさせていただいている「ペンションいぶきのオーナーの日記」を覗いてみたら、ちゃんと紹介されていて、徴収のための山小屋作りにも参加されていた。

 任意でもあるし実施についてどうこう言う立場にないけれど、賛成か反対かと言われれば賛成ではない。
 理由は簡単で、今まで払わずにすんでいたのに突然支払わねばならなくなった理由が釈然としないからだ。
 「300円払わなくちゃならないのなら伊吹山に登るのはやめよう」と考える人は、そう多くないだろう。わたしもそうは思わない。ただ、たとえば親子5人で山登りを楽しもうと考えた家族がいたとすると家計の負担は1500円増えることになる。それでもやめようとは思わないかもしれないが、確実に負担が増える。車で出かけるならガソリン代と駐車場代500円(高いところは1000円)が元々必要だ。

 消費増税がはじまって、モノの値段は概ね外税表示となり買ってみてプラスされた消費税と合わせて「ええっ、ずいぶん値段が上がったなあ」という実感を持たれている人は多いと思う。一律負担ということになると消費税同様弱者に負担が大きくなる。
 まさか、消費増税に便乗ということはないと信じるが、いろんなモノやサービスの値段が上がった結果(この先のさらなる増税も視野に入れて)、これまでボランティアで賄ってきたけど、今後はむずかしいという判断があってのこの時期の導入ということもあるかもしれない。

 大事なのは「受益者負担」と「公平性」ということだと思う。山に登る人だけが受益者ではない。
 富士山もそうだけど、「強制できない」理由が何なのか? そこは明らかにされていないが「受益者負担」の線引きというか比重が算出できないことも理由ではないかと思う。観光資源として山に来てもらうことで地元自治体や住民は「受益者」となる。伊吹山を管理しているのが国なのか自治体なのか個人なのかよく知らないが、所有者がいるわけだ。われわれは国にも自治体にも税金を納めているわけだし、個人の持ちモノで料金を取るなら事業ということになる。

 正当な理由があるなら、任意の寄付ではなくきちんと全員から徴収すればいいと思う。そのうえで「家族割引」などの配慮をしてほしい
 「山の整備や安全、利便のためにちゃんと使ってもらえるならよいが・・・」という思いは多くの人に共通するはずだ。寄付などという中途半端なやり方では責任の所在もあいまいになりがちだし公平性も確保されない。この辺りの情報公開はきちんと(といってもなかなか実態はわからないケースが多いが)してほしいと考える。

 京都新聞の記事によれば、昨年8月の入山者調査で8割以上から環境協力金の導入に賛意が得られたということだが、たとえば山頂のトイレ。利用者に対して同じように任意で200円寄付を募る形だが、昨年わたしが利用した時には見るともなく見てた約10人の利用者で寄付をした人は1人しかいなかった。
 また、今回の協力金の使い道としてトイレの補修整備も含まれているようだがこのあたりの整合性はどうなるのか。

 いろいろ書いたけれど、伊吹山はすばらしい山だと思うし、設備も整えられていて安全かつ気持よく登れる。その点には登山させてもらったものとして感謝しているし、多くのボランティアの方々のご苦労があることも承知していて頭が下がる。
 だから、個人的には、使い道などをわかりやすく開示してもらえるなら300円の入山料を払うことに抵抗はない。結果的に、伊吹山の自然が守られ、登山者にとっても快適な環境が整うならそれに越したことはないとも思う。
 大事なのは、きちんと説明し、周辺住民・登山者の納得を得ること、わかりやすい報告がしっかりなされることではないか。
 この5/1(2014)から徴収が始まっている。

※自然を守るというポジティブな話であり、300円という金額のせいもあり反対意見は少ないのかもしれない。しかしながら、手放しで賛成という人ばかりではない。参考としてこちらの意見をご紹介しておく。

抵抗感じる伊吹山「入山料」導入」(公益財団法人滋賀県文化振興事業団のHPから)
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