MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

池田山登山(2012/4/29) その4

2012-05-11 | トレッキング、トレラン
そこはリモコン飛行機のメッカだった。

 多少のアップダウンを繰り返してはいますが、全体的には道は下っているように思えました。
 10分ほど歩いて

 「こりゃ、来すぎたな」

 と確信しました。
 少し先の左へカーブに車が数台停まっていて何人か人が集まっていました。急ぐ道中でもないので、あそこまで行って道を聞いて引き返すことにしました。

 

 道端にリモコンの飛行機が2機並べてありました。主翼の長さは1mほどでしょうか。



 どうやらここはリモコン飛行機を楽しむ人たちのお決まりの場所のようです。会話の内容から毎日のようにここを訪れている人たちのようでした。この後も数台の車がやってきました。

 まさに飛ばしていた親子がいたのですが、目の前で少し先の藪の中に墜落。目測ではそんなに遠くでもない気がしたんですが、実際に回収に行くのはかなり大変な様子でした。



 好きじゃないと出来ないですね。

いよいよ頂上へ

 彼らに道を聞くととても親切に教えてくれました。やはり先ほどの森の駅の向かいの小山を登るのが正解でした。「標識が出てますよ」と言われましたが、気が付きませんでした。
 礼を言って道を引き返しました。

 

 標識を探すと・・・ありました! この右手の木に墨で確かに「池田山頂」とあります。
 これはわかりにくいですね。正面の看板に「森林浴処」ではなく「池田山頂」とも書き加えておいてくれたらよかったのに。
 往復約1.5㎞。時間にして30~40分の遠回り。それにしてもパラグライダーといいリモコン飛行機といい、このあたりは空を飛ぶのに適した安定した風が吹いているということなんでしょうね。

ようやく頂上に到着。

 ふたたび山の中を歩いて、今度こそ頂上を目指します。途中のベンチでは熟年の女性パーティが休みを取ってました。ワイワイガヤガヤ楽しそうでしたね。
 われわれは休まずに頂上を目指しました。

 歩くこと約15分。目指す頂上の展望台にやっと到着。12:55くらいでしょうか。出発してちょうど4時間。登りは実質3時間ほどの山行でした。



 展望台の下のあずま屋では、先に来たパーティがなにやらごちそうを広げて歓談されてました。
 頂上を示す石柱。
 


 記念写真を撮って、しばし坐りこんで休憩。さきほどの女性パーティがやってきて「今年も登れてよかったわ」とか会話を交わしてました。

13:10、下山。

 帰りはあまり寄り道することもなく、とくに急いだわけでもありませんが、粛々と歩きました。
 肝心の靴も、終盤少しだけ右くるぶしの上あたりに違和感があったことを除けばほぼ快適でした。靴下での調整や、そもそももう少し履きこなせばうまくフィットさせることができそうです。
 それにしても、石だらけの、いわゆるガレ場も多く、富士山ではもちろんもっと過酷なコースを歩くことになると思うので、ハイカットのトレッキングシューズにして本当に良かったと思いました。

 帰りはパラグライダー基地を通らない車道を抜けました。池田の森公園あたりでの鳴き声と、姿は見えませんでしたが、キツツキか何かがコツコツコツコツと木をつつくような音を何度も耳にしました。
 あれは何の音だったのかいまだにわかりません。
 
 

 15:10ぴったり2時間で霞間ヶ渓の登り口に戻りつきました。
 ところで、途中ゴミはほとんど見かけなかったことに、少々感心しました。この登り口の少し手前で空のペットボトルを1本とビニール袋を1ツ回収したのみです。最近は「ゴミは持ち帰る」ということが盛んに言われているとはいえ、ちゃんと徹底されているんだなあと実感できたことは気分が良かったです。



 駐車場に下りる途中の公園で家族連れが遊んでました。向こうには青々とした茶畑。そう揖斐茶はこの辺りの特産品です。そろそろ茶摘みの季節かな。



 駐車場から、自分たちが登ってきた山の姿を見上げると、ちょっとした感慨があります。
 走るのとは違う筋肉を使うようで、登山になれない身体には想定以上の疲れもありましたが、天気も良く、暖かな行楽日和。森の中を歩いてすがすがしい1日となりました。

<おしまい>

 その1へ戻る
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池田山登山(2012/4/29) その3

2012-05-10 | トレッキング、トレラン
パラグライダーのフライトエリアを見学

 焼石神社をあとにして、さらに5分ほどですぐに自動車道に出ました。
 ここで道が二股に分かれますが、右手へ行くとなにやら人だかりがしています。



 そう、ここがパラグライダーの飛行基地なのでした。



 だれでもインストラクターと一緒に飛ぶことができるみたいですが、1日体験では下のゲレンデからのフライトのみのようです。
 ※くわしくはこちらを参照されたし
 まだ初心者らしい女性が飛び立つところで、説明を受けていました。手前のカイト型のハングライダーは熟練者の乗り物のようです。まるでナウシカみたいに、ちょうど腕立て伏せのような格好でこのカイトを操るんですね。



 「あまり怖がらないでも大丈夫ですから、リラックスして楽しんできて(およそそんな言葉をかけられて)」いよいよ飛び立つ瞬間です。
 上空では、どうやらハンモック型の布(もしくは樹脂製か何かのシェル)にすっぽりとお尻から上半身を乗せるようなスタイルみたいです。インストラクターとチェーンで連結して、斜面を駆けおります。
 「もっと速く!」と何度も言われてましたが、あっという間に空中に放り出され、女性は歓声を上げてました。



 気持ち良さそう。一日だけの体験飛行は保険なども含めて1万円くらいみたいです。いつかチャレンジしてみたいなあ。
 頂上はまだ先。15分ほども見学したでしょうか。ふたたび歩きだしました。

山頂への標識を見落とす

 池田の森公園と電波塔を左に見上げながら歩を進めます。



 道沿いにはまだ花の残っているの木が並んでいました。路面はだいぶ傷んでますが一応車道のようです。さきほどの二股のところで左へ行く道--南側の道が今はおもに車用としてつかわtれているのだと思います。
 15分ほど歩くと2つの道がふたたび1本の道になりました。さらに2、3分であずま屋があります。ここにも「熊 出没注意」の看板あり。



 車道と並行して歩道があり、どちらからもいけるのですが、ここも歩道を歩きました。
 カタクリの花が咲いてました。

 途中、車道を歩いているときに、通りかかった車から声を掛けられて「イワカガミ見た? ピンク色の花の」。なんのことかわからず、少し間をおいて「いや、見なかったですね」とおそらくは怪訝な顔で答えたら「ああ、あんまり詳しくないね」なんて言われて、少し不愉快になりました。
 この山行にあたり調べたどこかでその花の名前を見た記憶がありましたが、よく覚えてませんでした。彼は何者だったんでしょうか?



 山頂まで「0.8km 30分」の標識。



 車道とぶつかるところに、森の駅がありますが、この日はやっていませんでした。割と大きな駐車場もあります。



 
 北西の方向には伊吹山を望むことができます。谷筋にまだ少し雪が残ってました。つい半月前には雪だらけだったと思っているのは気のせいでしょうか。雪がなくなったのはあっという間だった気がします。



 休憩やパラグライダー見学の時間も含めてですが、ここまで約3時間(実質2時間30分ほどでしょうか)。
 道を挟んで向こう側にはこんな看板がありました。



 縁結び 夫婦円満 絆の森
 森林浴処

 「池田山山頂」の文字がなかったので、まだ先かと思って、そのまま車道をしばらく歩くことにしたのですが、実はこここそ山頂への入り口だったのでした。

 その4に続く。
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池田山登山(2012/4/29) その2

2012-05-10 | トレッキング、トレラン
生き物の気配

 ガサゴソと時折音がします。
 カナヘビです。結局、これといった動物の姿は見かけませんでした。昆虫さえ、駐車場近くにたくさん飛んでいた大きなクマンバチを除くと、大きめのアリくらいしかいません。鳥の声も、とくに行きにはあまり聴こえてきませんでした。

 そんななか、登り始めて1時間余り動物の糞を発見。



 小型の哺乳類と思われます。ネズミやウサギよりは大きな動物でしょうか。

パラグライダー乱舞

 さらに10分ほど歩いたところで木々の合間から空を見上げたらパラグライダーがいくつも見えて大興奮! 時折大きな影がさっと横切って行くんです。近くを飛ぶ戦闘機の影とはこんな感じかと最初はちょっとひやっとしました。



 まだまだこんな道が続きます。



 登り始めて約1時間半。ようやく視界が開けて、自動車用道路と交差します。ちょっとしたあずまやがあり、休憩できます。近くにあった案内図がこちら。ここにも「熊 出没注意」の看板がありました。



 しばらく自動車道路を登ります。開けた空のけっこう高いところに虫か鳥のようにたくさんのパラグライダーが見えて、飛行基地が近づいている感じです。

焼石神社まで約2時間

 10分ほど歩いて再び山道に入ります。写真右手の標識は「焼石神社」の方向を指しています。



 登っていく道がこれ。



 このあたりからは自動車道を何度か跨ぐようなコースになっていて、車道を歩いても頂上の入り口に出ますが、基本忠実にトレッキングコース上を歩きました。



 約2時間。ようやく焼石神社に到着。お参りして少し休憩を取りました。
 手前にあった標識によればここまで約3.7km。頂上まで残り2.1kmということになり、ざっと全行程の2/3を登ってきた計算になります。
 このペースだと頂上まであと1時間というところ。登っているときには、あまりそういうことは考えませんでしたが。

 その3に続く。
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池田山登山(2012/4/29) その1

2012-05-10 | トレッキング、トレラン
 連休の初めに、トレッキングシューズの試し履きを兼ねて池田山(標高923.9m)に登りました。
 山登りなんていつ以来か思い出せないくらいで、初心者もいいところですので、参考になるようなことはあまりないとは思いますが、最近のブームで「近くの山に登ってみたいけど、なんかいろいろ不安がないでもない」と、足踏みしている方には少しは役に立つかもしれないと思い、アップすることにしました。

富士登山へ向けて

 山登りに興味がなかったわけではないけれど、本格的な登山にはそれこそ本格的な装備やそれなりの覚悟がひつようとなる。そう安易にやるわけにもいかないと思ってました。
 むしろ、低山をかけ回るトレイルランのほうに興味があり、池田山についてもトレランに行ってみたいという思いはずっと持ってました。
 冒頭に書いたとおりですが、この夏、富士山登山の誘いがあり、トレッキングシューズほか富士登山向けの道具を購入したので、それらをシミュレーションする目的で、連休を使って登ることにしたというわけです。

駐車場。クマンバチに注意。

 出発はやや遅れ、麓の霞間ヶ谷の公演駐車場に着いたのは8時30分頃でした。揖斐川町へと向かう国道から西に向かう道は対向車とすれ違うのも難しいような狭い道です。



 登り口のすぐ前にも駐車場があるのは、車を止めてクマンバチが多数飛び交う中を恐る恐る上がっていって初めて気付きました。
 池田山は知る人ぞ知るパラグライダーのメッカで、すでにこちらに降りてくるパラグライダーをいくつも見かけテンションが上がりました。

9:00前、登山開始。

 「熊 出没注意」の黄色い立て札がありました。以後、同じものを何度も見ることになります。
 池田山に、この春、「熊発見」情報はなかったようですが、たとえば恵那あたりではこの春も確認情報があり、池田山に熊が出ても不思議はありません。
 念のため「熊鈴」をつけていきました。すれ違った登山者で熊鈴をつけていた人は少数派でした。

 

 こんな感じの山道をしばらく歩きます。石も多くて歩きにくかったです。ハイカットのトレッキングシューズでよかったと思いました。
 あとからきて追い抜いて行ったご老人にトレイルランナーらしき人がいて、速くはないが明らかに歩きではなく走ってました。靴もトレラン用のローカット。大したもんです。



 かなりゆっくり登ったわれわれですが、約30分で木のベンチのある場所を見つけ一休み。標識があって、

霞間ヶ渓 1.0㎞ 20分」(ここからだと下りになります)
焼石神社 2.8㎞ 100分



 ということは登りは下りの約2倍の時間がかかる計算ですね。登りが1.7㎞/h、下りは3㎞/h。頂上まで5.8kmという表示ですので登りがざっと3時間半、下りがざっと2時間弱というのが目安のようです。
 ちょっと早い気もしますが、持参した餅(甘い)を食べたりしました。
 家を出る前におにぎりを2つ食べてきました。水分は500mlのスポーツドリンク(1.5倍くらいに薄めてます)を1人1本と、凍らせた水500mlを1人1本持参しました。

 まずは、焼石神社を目指します。

 その2へ続く。
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