赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

婆や。梅雨入りです

2007-06-15 | 辛口モード

     
拝啓、天国の婆や殿。

きのう、関東地方も梅雨入りしました。
そして・・・例年のように・・・梅雨入りの翌日は晴天。
今朝は、富士山がくっきりと美しい姿を見せていたし
今も真夏のような日差しが、横浜の街に降り注いでいます
きっと(こちらも例年?)気象庁に「何やってんだー」と
クレームの電話がかかっているのでしょうね。

クレームを言うより、せっかくの<貴重な晴れ間>
家事をするなり、外出をしては??と思いますが
いろんな人がいますものね。

婆やはご存知ですが、私の仕事は販売業ではないけれど接客業。
日々、色々なかたがいらっしゃる。
それはそれは、もう凄まじいものです

今学校の先生に理不尽な文句をならべる「モンスター親」の
存在が話題になっています。。。
たとえば「うちの子を正選手にしろ」「給食費は払わない」
「部活のユニホームは学校で洗うべきだ」etc・・・

さらに、保育園に対して・・・こんな要望も↓
「ウチの子は箱入り娘で育てるので、誰ともケンカさせないで」

婆やが卒倒しそうな話が多い、ご時勢

今の職場にいると、こんな世相をはっきり見ることができます。
こういうタイプの人が、↑こんなことを言うんだろうなぁと
想像できるような人が、とても多いんです!!
男女の比率はほぼ半々で、年代は色々ですが・・・

「梅雨入り宣言したのに晴れたじゃないか!!」という類の
クレームをつけるかた。。。ごろごろいますよ(笑)

婆や<感情労働>という言葉・・・ご存知ですか?
今月12日、朝日新聞の天声人語ではこう説明していました↓
「自分の感情を押し殺して相手に合わせた態度と言葉で
対応する。きびしい自制心を求められる仕事のことだ」と。

「看護や介護を含むサービス業全般に、その要素が広がってきた」
・・・看護師さんやヘルパーさんたちの嘆きが聞こえるようです・・・
「スーパーのレジに1日立てば<いま>が見えますよ」という
便りが天声人語あてに届いたらしいけれど、こちらも納得。
お客様は神様ですが、それはないでしょーって態度も
よく見かける光景です。

でもね、婆や。たとえパートでも、仕事は仕事
家では味わえない、貴重な社会です。
<わからずやの駄々っ子おとな>の扱いもゲームの一つ。
私なりのノウハウ!!かなりの腕かもしれません。
心の中でばっさり斬っても、笑顔で対応。
辞めたらブログに書きまくったるでぇ~
と・・・密かに思う日々です。

そんじょそこらの<やわなお嬢>とは違いましてよ。
ほほほー
婆や、本当によい育て方をしていただきました
婆やのお陰だと、感謝しています。 

それにしても、上司じゃなければ・・・
さらに、お客じゃなければ・・・ガツンと言ってやりたい言葉
ぐっと飲み込んでいる感情労働者。
どんなに多いことでしょうか??

仕事のストレスの大半は、これではないですか??

                       

上の画像は鎌倉・覚園寺。苔生した石に日差しのレース模様。
そして、下の画像舗道の敷石。市章のササリンドウ↓
   
鎌倉の市花は、婆やの好きだったリンドウ
市章はそのリンドウとササを組み合わせたものなんですって。

覚園寺(かくおんじ)の境内にて。。。
   
明るいリアルな空も好きですが、水溜りに映った空が好き。
木々の緑も好きだけれど、木々の陰も好きです。

そんな、斜め45度の視点やワンクッション置いたものが
これも、婆やの影響かもしれませんね。

さて、婆やは今日はどこにいますか?
緑の風となって富士山の残雪を見にいってるのでしょうか