江戸時代には、実むらさき(ミムラサキ)と呼ばれたムラサキシキブが、色
鮮やかにつぶつぶ・・・・円ら円ら、秋を言祝でいました。
でも、この実の付き方は、ひょっとしてコムラサキ(小紫)とも呼ばれる
コシキブ(小式部 )なのでしょうか。先日アップした”秘密の花園”です。
倉嶋 厚さんの、「季節しみじみ事典」(東京堂出版)の中にも、この秋の
実が登場~。
~美しい紫の実の代表はムラサキシキブ。その名は紫の実がビッシ
リついている意味の紫の重実(しげみ)がムラサキシキミとなり、さ
らに紫式部に転じたものといわれています。~
すぐに、源氏物語の紫式部と関連づけて考えがちですが、こんないわれ
があったのですね。
クマツヅラ科。白い実がなる、シロシキブ(白式部)もあります。