先日友人たちと左近川緑道を環七方向に進んでいくと、"あの大きな木"が水辺に枝を張出し緑を茂らせていました。
「どうしてもこの木の名前を知りたいの。何か月か前に通った時にはね、ナツメのような緑の実をたくさん生らせていたのよ」
・・・今は緑の葉しか見えないけれど…と思って、友人に言うと、
「あっ、生ってる、なってる。たくさんたくさん実があるわよ!」
やっと目が馴れて、私にも実がわかりました。
それは、こんな具合に川面に張り出して~~ ↓
白い粉が吹いたように、4~5センチほどの特徴のある形に実っています。
帰りに建物側の道を通った時、見当をつけて、アパートなどの間の細い路地を入って、実と葉をもらってきました。
切り口からは白い乳汁が出て、手についたところは黒っぽく変色しました。
真ん中上方にチョンと白く見えるのが、切り口から滴り落ちた乳汁です。
分厚いしっかりした葉。
割ってみました。実の内側は、びっしりとジュウタンを敷き詰めたように小さな花!なのでしょう。
葉の形は違うけれど、やっぱり、イチジクの仲間かも。
☆イチジク・・・・西アジア原産のクワ科の小高木。前2000年頃から地中海沿岸で栽培され、
日本には江戸時代に入ってきました。色々な品種があり、葉の形も様々。
そうは思ったものの、似たものはいくつかあって・・・ピタッとくるものがありません。
いったいこの木は、この実は、何?? すごく知りたいです。
予想をつけた木は・・・・・オオイタビ ヒメイタビ イヌビワなど。
いちばん葉の感じが似ているのは、オオイタビ。けれど、オオイタビは、不定根を出して他のものによじ登って茂るという。
一本の木として見ているので、よじ登るというところが、どうも納得できないのです。
散々調べて、ようやく一つのブログに到達☆”
実の形もぴったり、そして、「他の木によじ登り、覆い尽くすほどに茂る」
この記述に目が覚めました。
ああ、母屋を取られている木は、天辺や中ほどから、ちょびちょびとグレーっぽい裸の枝を出しているあの枝ではないのか。
そう思ったら、やっと長い旅が終わりました。
オオイタビは、クワ科イチジク属の常緑木本。イタビとは、イヌビワを指し、ヒメイタビより大きいイヌビワ”
「自然の風」さんのブログに、この木を発見!オオイタビと確信しました。感謝。
ほか 『木々@岸和田」さんのHP にも。