”びわは
やさしい きのみだから
だっこしあって うれている
うすい 虹ある
ろばさんの
お耳みたいな 葉のかげに
~” まど・みちお
通りがかりの道に、ビワの実が鈴なり。昨年11月頃、”コサージュ”のような花をさかせ、木の下をほのかに香らせ、半年かかって実ったのだ。
”ロバさんの耳”のような葉も、こわごわと茂らせて健在。”お日にぬるんだ”実を並べ合ってわらっている。
「ビワが鈴なりねえ」
見上げるみんなも、 笑顔をかわして通っていく。
そこには、何十年も前から、ビワの木はあった。実生から自然のままに育ったようだ。
ささやかな日々の値が、長い年月の果てに、こんなにたくさんの実を結び、旬の時を迎えたのだ!
店頭に負けないないくらい立派だよ。おめでとう。
革細工のような肉厚の葉っぱ、濃い緑、黄金色の枇杷の実、らくだ色の花、枝のフエルトも味わい尽くしたい。 ここまで書くと匂いまでしてきました。 思い出させてくれて。 ルピナスさんにありがとうを。
私もビワの絵を思い出させてもらいました。トルコブルーの花瓶も、やわらかなビワの実の色も、もう一度呼び戻してくれてうれしいです。
蛙さんのブログは、心深く深く、そしてアクティブな展開もあって、毎日、”学んで楽しませて”もらうことがいっぱい。
なかなかコメントできなくてごめんなさい。
(清川先生の新刊、11日配本で、書店には、来週後半には並ぶようです。)
最初に謝っておきます。
まど こみちお さんに目が行ってしまいました。
ドロップスのうた
やぎさん ゆうびん
一ねんせいになったら
ふしぎなポケット
素敵な歌たちですね。
こうした 優しい 歌たちを 創ること、
人の優しさとは・・・
簡単に答えは出ませんが・・・
「だっこしあって うれている」
優しさって良いですね。
たしか名前を入れたはずなのですが、・・・
たのしく拝見します。ありがとうございました。おつかれさま。
まどさんの詩は、優しくあたたかくて大好きです。
「喜んでいるのだろう」と言う詩を、いつも考えます。
”~で 人間よ
もちろん きみも
喜んでいるのであってくれますように!
自分がちょうど人間くらいに
人間にして貰えていることを ”
「せんねん まんねん」より