白花のテイカカズラ。(~初めし…ではありません。すみません。だいぶ前から咲いている模様。)
でも、こんなにひそと純白な花はここで見るのみ。
黄色い花のゼラニウム。ここから挿し木したのが一つ育っています。
おやおや、もうハゼランまで咲いてる。夏の花だと思っていたのに。この頃は早まっているようですね。アカバナユウゲショウなんてもっと前から咲いているし。
そしてシンビジウム。花畑の片づけ以後ずーっと日陰に甘んじてきたこと、植え替えを怠ったこと、劣悪な条件の中でも、二個自分の花を咲かせてくれました。花の意地とでも言おうか。ただただ詫びるのみです。
植え替えと場所替え、かならずーー、お約束します。
いつものドラッグストア近くの道を歩いているとき、女の人は「そのこ」に出合ったのでした。
植込みの中を、そのこは、最初は走りかけましたが、すぐにそろりと歩いてとまりました。
とまったまま、こげ茶色の石のかたまりにでもなったように、まったく動きません。
早く時間がすぎてしまうのをじっと待っていようーー小さな頭の中で、そう考えたようでした。
けれど女の人は、そこにじっとしているそのこをもっとはっきりとたしかめたいと思いました。
おどろかせないように体をまげて、花の間からそっと眺めたとき、目と目が合ったような気がしました。
青味がかった黒いつぶらな瞳。
「まあ、こんなところに・・・」
女の人はびっくりして、バッグから、そっとカメラを取り出しました。
そして、2枚ほど写真を撮ると、しずかに歩いて行ってしまいました。
ほんの2-3分のできごとでしたが、ああ、その時間は、そのこにとってどんなに長い時間だったことでしょう。
「こんな時は決して動いてはダメ。何かの陰にかくれてじっとしているのよ。地面にでもなったつもりでね」
何度も何度も言い聞かされてきたその場面に、今、生まれて初めて出合っているのです。
その子はその言葉を思い出して、どきどきしながらじっと我慢していました。
誰もいなくなると、そのこは自分のおうちに駆け込んで行きました。
「おかあさん、おかあさん、わたし約束守ったよ。こわかったけれど、だいじょうぶだったよ!」
ちょっぴり自慢げに、目をくりくりさせてお話ししました。
女の人は、おうちに帰りながら、思いました。
「今でもあのこたちがここにすんでいるなんて、ほんとうにびっくりだわ」
(私がここに引っ越してきたときに、あのこの仲間に初めて出合ったけど、あとは一度だって見たことはなかったもの)
女の人がまだ若いお母さんだったころ、まわりには草原や空き地がたくさんありました。
クローバーの咲く原っぱから、甘い花の香りが風に乗ってきましたし、沼地では、ウシガエルが鳴いていました。
そして、夕方になれば、コウモリだって空をとんでいたのですから。
そのころ、公園で遊んでいた1歳の娘は、いまは、2歳の男の子のお母さんになっています。
いま、ここは、コンクリートばかり・・・マンションだらけになってしまって・・・さっきのこたちは無事に暮らしていけるのかしら。
女の人はふうーっとひとつ、大きくいきをはきました。
でも、すぐに、こう思い直しました。
「だいじょうぶ。きっとうまくいくわ。小さな植込みだって、まだ少しずつ作られているのだし、すみかだって安全なところを見つけていくにちがいないわ。かしこい目をしたあのこならね」
近くの小学校の菜園に懐かしい花を見つけました。
畑があったら楽しいでしょうね♪ 狭くて手に負えるるくらいの。
以前には、5kg用のビニール米袋をベランダに置き、「インカの目覚め」を作ったことがありました。
はるか昔見た定番は、白花&薄紫の花。最近はいろいろの品種が出回っていますが、
それぞれ花の色も違うのでしょうか。メ―クインとか男爵とか北あかりetc.・・・
ありました! 「ジャガイモ博物館」さんが詳しく紹介されています。
◆3~4日前のことでした。夜も遅いので、キッチンの掃出し窓の鍵のチェックに立ちました。
どこかでパシャ~ンという音。それに続いて音もなく、5-6年生くらいの男の子がふわりと滑るように、2号棟の庭を横切って3号棟のピロティへと走りこんで行きました。時刻は夜の11時半過ぎ。すぐに姿は消え、しばらく後にカッシャーンという音。こんな時間に子どもが一人で~~心配になりました。
◆◆ イボタの花
今年も満開です。毎年同じことをアップしています。ライラックの台木に使われるそうです。
花の形が少しライラックに似ていますね。
◆◆◆ハタケニラ
先日のことーーニッコウキスゲの花が咲いていたので写真を撮っていると、甘ーく広がるいい香り~~! ニッコウキスゲからではありませんでした。
周りのイネ科の雑草の中で、ニラの花よりも大振りにパッチリ、パッチリと咲いている花たちが放っていたのでした。
これは、帰化植物のハタケニラの花。明治時代に園芸種として入ってきたものが野生化したのです。最近とみにふえていると感じます。
ある道では、街路樹の根元をたくさんの花が植えられたようにずら~っと飾っていました。けれど、その香りを知ったのは今年が初めて。ニッコウキスゲのおかげかな。
ハタケニラ (以前の記事から)
帰化植物の近年の推移は、 ナガミヒナゲシ → アメリカフウロ → ハタケニラ かな。我が周辺に限りますが。