岐阜の高山市にでかけました。高山市はこれまで二度ほど訪れたことがありましたが、高山からバスで1時間半ほどの穂高のロープウェイはなぜか二度とも雨。今回も秋の長雨が続く中、どうかなと心配しながらの訪問でしたが、なんと1日だけ晴れの日にめぐまれました。そこで、高山から路線バスで平湯を経由してロープウェイに向かいました。
標高が高くなるにつれ、車窓から黄や赤の木々が見られるようになっていきます。終着の停留所を降りるとロープウェイ乗り場はすぐ目の前。早速にロープウェイに乗ると、山々の紅葉が目に飛び込んできました。

四季の中でも秋の美しい光景は一瞬です。光景が一瞬であるからこそ、なおさらのこと感動を覚えるのでしょうか。遠くにたなびく雲。雲の海。眼前に迫る荒々しく雄々しくそびえるアルプスの山々。焼岳。西穂高。槍ヶ岳・・・。
考えてみれば、四季は、早い遅いはあれ当然のように流れ移ろっていきます。四季の光景を目の前にして癒されるとか感動すると思うのは、私たちが都市化した環境の中でいかに埋没して生活しているか、いわばその裏返しのようなものです。自然の側からみれば、毎年のことなのに、人間はこうも感情を躍らせる生き物かと笑っているかもしれません。
しかし、広大な空と雲に心安らぎ、雄大な山並みに心が支えられる自然に、やはり畏敬の念を感じます。小さな自分のありようを気づかせてくれます。力を抜いて生きていくことを考えさせてくれます。
中島みゆきさんの歌に「風にならないか」という歌があります。
中島みゆきさんは、「むずかしい言葉は自分を守ったかい 振り回す刃は自分を守ったかい」と歌い出し、そして「二度とだれかを傷つけたくはない されど自分が傷つきたくもない 互い違いに心は揺れる あてにならぬ地図を持ち ただ立ちすくんでいる もう風にならないか ねぇ風にならないか」と結んでいます。
この歌を思い出しながら、高山を後にしました。



















標高が高くなるにつれ、車窓から黄や赤の木々が見られるようになっていきます。終着の停留所を降りるとロープウェイ乗り場はすぐ目の前。早速にロープウェイに乗ると、山々の紅葉が目に飛び込んできました。

四季の中でも秋の美しい光景は一瞬です。光景が一瞬であるからこそ、なおさらのこと感動を覚えるのでしょうか。遠くにたなびく雲。雲の海。眼前に迫る荒々しく雄々しくそびえるアルプスの山々。焼岳。西穂高。槍ヶ岳・・・。
考えてみれば、四季は、早い遅いはあれ当然のように流れ移ろっていきます。四季の光景を目の前にして癒されるとか感動すると思うのは、私たちが都市化した環境の中でいかに埋没して生活しているか、いわばその裏返しのようなものです。自然の側からみれば、毎年のことなのに、人間はこうも感情を躍らせる生き物かと笑っているかもしれません。
しかし、広大な空と雲に心安らぎ、雄大な山並みに心が支えられる自然に、やはり畏敬の念を感じます。小さな自分のありようを気づかせてくれます。力を抜いて生きていくことを考えさせてくれます。
中島みゆきさんの歌に「風にならないか」という歌があります。
中島みゆきさんは、「むずかしい言葉は自分を守ったかい 振り回す刃は自分を守ったかい」と歌い出し、そして「二度とだれかを傷つけたくはない されど自分が傷つきたくもない 互い違いに心は揺れる あてにならぬ地図を持ち ただ立ちすくんでいる もう風にならないか ねぇ風にならないか」と結んでいます。
この歌を思い出しながら、高山を後にしました。


















