徳島の阿波おどりは、今年は3年ぶりに行われ、
盛況のうちに閉幕したそうです。
東京で、徳島の阿波おどりに匹敵するのが
高円寺の阿波おどりです。
これまでよく見に行っていたのですが、
今年はどうなるかと思っていたところ、残念ながら
屋外の開催は見送られ、代わりに8月27日・28日の
2日間にわたり、二つのホールで屋内公演が予定
されているようです。
上の写真は、4年前に行われた高円寺の流し踊りを
カメラに収めたものです。すごい熱気ですね。
各連の踊り手は、今年こそはと練習を重ねていた
でしょうし、おそらく写真のような踊りを
披露したかったに違いありません。
そうしたところ、西武線の清瀬の商店街の
夏まつりで、高円寺の12の連による阿波おどりが
行われることを知りました。
見に行かなくてはー。
これまでもいくつかの連が、毎年この夏まつりに
招待されて、出演していたようです。
今年は連の数が多いようです。
ブログのアップは随分遅れましたが、
これこそ夏の思い出です。
都内各所で繰り広げられる有名な祭りからみれば、
地域の商店街の小さな祭りです。
しかし、出演の連は、有名連です。
”コロナ何するものぞ”の意気込みが、
地域を力づけます。私たちを元気にします。
激しく、ひょうきんな男踊り。
そして一糸乱れぬ美しい女踊り。
踊り子からは、こんな掛け声がー。
「一かけ二かけ三かけて、
四(し)かけた踊りは止められぬ、
五かけ六かけ七かけて、
八(や)っぱり踊りは止められぬ。
ヤットサー、ア、ヤットヤット」
各連とも熱が入っています。
見るほうも、体で、手で、足で拍子をとっています。
「今回出ないの!」「出られないから見てるの!」
「〇〇ちゃん、頑張って!」
どうやら、踊り手以外にも、高円寺から見に来ている
人がたくさんいるようです。
踊る場所の広さとの関係もあるのでしょう、各連とも
人数は少ないのですが、見事な踊りです。
各連の踊りが「決め」で終わると、見物の人たちから、
盛大な拍手です。
相当な練習量でしょう。
男踊り、女踊り、組踊り。
誰もが引き込まれていきます。
各連の踊り手の後尾で、鳴り物が響きます。
「ヤットサー、アヤットヤット」の
掛け声が繰り返し響きます。
子どもたちも、懸命に踊ります。
もっともっとうまくなりたい。
みな毎年の踊りを楽しみに、これからも
精進していくのだろうと思います。
思い出づくりです。
あっという間にまつりの時間が過ぎていきました。
屋台が並ぶ通りは、人・人・人です。
とかく、ピリピリ、イライラした社会風潮の中で、
まつりは、私たちを癒し、おおらかにしてくれます。
文化は生きる力ですね。改めてそう思います。
世界が平和でありますように!