少し前のことになるが、児童の交通事故死した子どもの写真を自分のホームページに載せ、心無いコメントを書き込んでいた東京都羽村市の小学校の教師が逮捕された。逮捕されるまでには警察の調べに対して「黙秘権がある」とか言って拒否したり、証拠の写真の記録の提出に応じなかったようだ。教育委員会の対応も生ぬるく、著作権法違反で書類送検されているのに教壇に立たせていた。マスコミも実名報道をしなかったので、この教師の父親が元警察官僚であるせいではないかと言う憶測などもあり、何かしら納得できない不愉快な気分にさせられていた。
逮捕されてから、あるテレビ局が本人にインタビューしているのを見たが、30代のこの教師は一見まじめそうで、受け答えもまともで、異常な行動をする人間には見えなかった。しかし実際にはかなり歪んだ嗜好の持ち主であることが、その後の取調べで分ってきているようだ。テレビで見た様子だけでは分らないが、あるいはそれまでは担任していたクラスの児童の保護者も、まじめな、良い先生と思っていたのではないだろうか。子ども達の中には慕っていた者もいたかも知れない。それだけに事の内容が異常性を帯びたものだったことに受けた衝撃も大きかったと思う。
最近はよく「問題教師」が話題になる。まともに教えられない、自分の担当の教科の問題が解けない、クラスをまとめられない、暴力を振るう、はなはだしいのは担任している子どもに性的な行為をする、イジメをするなど、こんな教師は問題教師というレッテルを貼られても、時には厳しい処分や刑罰を受けても当然と思う。しかし、ではそのような教師がすべて「悪い人間」なのかと言うと、必ずしもそうとは言い切れないだろう。もちろん「良い先生」とは言えるものではないのだが、そのような教師であっても人間としては優しい性格であり、善良で、家庭では良き人物で隣近所の評判もいいと周囲から見られていたこともあるだろう。現に事がはっきりした時に学校長など身近な人達や、近所の住民から「あの人がそんなことをしたとは信じられない」とか「まじめな先生だった」と言う声が上がることはよくある。
逮捕されてから、あるテレビ局が本人にインタビューしているのを見たが、30代のこの教師は一見まじめそうで、受け答えもまともで、異常な行動をする人間には見えなかった。しかし実際にはかなり歪んだ嗜好の持ち主であることが、その後の取調べで分ってきているようだ。テレビで見た様子だけでは分らないが、あるいはそれまでは担任していたクラスの児童の保護者も、まじめな、良い先生と思っていたのではないだろうか。子ども達の中には慕っていた者もいたかも知れない。それだけに事の内容が異常性を帯びたものだったことに受けた衝撃も大きかったと思う。
最近はよく「問題教師」が話題になる。まともに教えられない、自分の担当の教科の問題が解けない、クラスをまとめられない、暴力を振るう、はなはだしいのは担任している子どもに性的な行為をする、イジメをするなど、こんな教師は問題教師というレッテルを貼られても、時には厳しい処分や刑罰を受けても当然と思う。しかし、ではそのような教師がすべて「悪い人間」なのかと言うと、必ずしもそうとは言い切れないだろう。もちろん「良い先生」とは言えるものではないのだが、そのような教師であっても人間としては優しい性格であり、善良で、家庭では良き人物で隣近所の評判もいいと周囲から見られていたこともあるだろう。現に事がはっきりした時に学校長など身近な人達や、近所の住民から「あの人がそんなことをしたとは信じられない」とか「まじめな先生だった」と言う声が上がることはよくある。