中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

北野天満宮

2007-02-25 10:37:51 | 身辺雑記
 京都市上京区にある北野天満宮に行った。ここは学問の神様とされる菅原道真を祀る神社で、947年に創建されたと言う。「天神様」と呼ばれて、この時期には受験生達が願掛けに訪れる。本殿、拝殿は国宝で、その他に国宝や重要文化財が多くある。



 菅原道真は藤原時平の讒言によって九州大宰府に左遷されて都を離れる時に詠んだ
  
  東風吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな

という歌が人口に膾炙されている。その縁で境内には梅の木が多く見られる。









北野天満宮の紋所は梅鉢である。



 境内の神牛像。自分の体の悪い部分に相当するところを撫でるとご利益があると言われている。

  
 この女性はあちこちを撫で回していた。神牛も心なしかうっとりしている様子。



 境内にある梅苑の梅林はなかなか見事で、50種類2000本の梅木が植えられていると言う。梅苑には好い香りが漂っていた。まだ蕾のものもかなりあり、3月中旬くらいまでは楽しめるか。2月25日は梅花祭で、大変な人出になるそうだ。



 枝垂れ紅梅







 枝垂れ白梅



 梅林で採れた実は梅干にされ「神梅」として売られている。1袋千円で、スーパーなどで売っているものに比べるとずいぶん高いが、そこは「神梅」と言うことで有難くいただいたが、まずまずの味だった。