日本人観光客
西安を訪れる観光客はめっきり減っているようだ。実際西安滞在中、日本人観光客の姿を見かけた記憶がない。西安中国国際旅行社の李真や袁毅はとても暇だと言っている。餃子事件、四川大地震、金融危機による経済状態の悪化などが原因らしい。今秋の西安の旅で改めて古都西安の魅力を再認識したが、それだけに何か寂しい状況だと思う。
如家
最近は上海やその近辺ではよく如家快捷酒店というホテルを利用する。看板にはHOME INN とあるようにいわゆる星付のホテルではない、いたってカジュアルなホテルで、料金も朝食付きで250元(3,500円)程度で安い。と言っても寝室は広く清潔だし、バスタブはないがシャワーで十分である。このホテルは全国チェーン店で、あちこちの省にあり、西安でも利用した。気に入っている。清潔で気楽で安全なのがいい。
メイド・イン・チャイナ
謝俊麗の子どもの満月酒に出席したとき、料理が運ばれてくる前にテーブルにあったキャンディーを手に取って包装紙を破ろうとした。日本でもよくある、縁にぎざぎざがついているもので、そこから破ろうとしたが破れない。もたもたしているとそばにいた李真が「メイド・イン・チャイナ」と言って笑った。中国のものだから(あまり良くない)というやや自嘲気味の冗談のようだった。日本では何かにつけて中国製品が問題になるが、中国人自身も中国製品の一部には問題があると思っている向きがあるようだ。とりわけ乳製品のメラミン混入問題には李真も袁毅も謝俊麗もかなり頭にきているようで、厳しく批判していた。李真の言葉を聞いて、かつての「メイド・イン・ジャパン」を思い出した。それは日本製品の品質が良くないことや物まね製品であることを揶揄する意味だった時代があった。今ではむしろ優れた製品の証のようになっているが、メイド・イン・チャイナもやがてはそうなるのだろうか。
交通事情
西安の交通事情は初めて訪れた10年前に比べると悪くなっている。車が非常に増え、交通渋滞も多いし、車の衝突事故も多い。市内の一部では3年後に開通予定の地下鉄の工事が進行中で、工事部分では交通渋滞がなおさらひどい。タクシーは10年前よりは車体は良くなったし初乗り6元(約80円)と安いが、相変わらずかなり荒っぽい運転が多いようだ。
小学生の授業
友人の袁毅の両親の家で会った姪の丫丫(ヤヤ)は小学校1年生。学校の様子を聞いてみるとなかなかハードな毎日だ。朝6時半から7時の間に起きて登校。学校の始業は7時45分、終業は5時で1日は5時間。昼休みは2時間ほどあるようだ。学科は日本と似ているが、英語が週に何時間かある。中国の小中学生の学校生活は日本に比べると概してハードスケジュールだ。これまでにも朝早くに登校する子ども達をよく見かけたものだ。丫丫は袁毅の両親の家で母親と一緒に住んでいる。帰るときにエレベーターの前まで見送ってくれたので、“Are you a boy?”と冗談でたずねたら、“I am a girl”とまじめな顔で上手な発音で答えた。
咸鴨蛋(シエンヤァタン)
アヒルの塩漬けの卵。上海から西安への国内線の機内食に付いていて、おいしかったので李真に話すと、わざわざ母親が買ってみやげに持たせてくれた。かなり塩辛く、砕いて粥に混ぜて食べるととても旨いが、日本人は人によって好き嫌いが分かれるだろう。これに限らず中国にはおいしい食べ物が多いが、今では警戒心が先に立って中国食品=有害であるかのように敬遠する日本人は多いようだ。惜しいことだと思う。
西安を訪れる観光客はめっきり減っているようだ。実際西安滞在中、日本人観光客の姿を見かけた記憶がない。西安中国国際旅行社の李真や袁毅はとても暇だと言っている。餃子事件、四川大地震、金融危機による経済状態の悪化などが原因らしい。今秋の西安の旅で改めて古都西安の魅力を再認識したが、それだけに何か寂しい状況だと思う。
如家
最近は上海やその近辺ではよく如家快捷酒店というホテルを利用する。看板にはHOME INN とあるようにいわゆる星付のホテルではない、いたってカジュアルなホテルで、料金も朝食付きで250元(3,500円)程度で安い。と言っても寝室は広く清潔だし、バスタブはないがシャワーで十分である。このホテルは全国チェーン店で、あちこちの省にあり、西安でも利用した。気に入っている。清潔で気楽で安全なのがいい。
メイド・イン・チャイナ
謝俊麗の子どもの満月酒に出席したとき、料理が運ばれてくる前にテーブルにあったキャンディーを手に取って包装紙を破ろうとした。日本でもよくある、縁にぎざぎざがついているもので、そこから破ろうとしたが破れない。もたもたしているとそばにいた李真が「メイド・イン・チャイナ」と言って笑った。中国のものだから(あまり良くない)というやや自嘲気味の冗談のようだった。日本では何かにつけて中国製品が問題になるが、中国人自身も中国製品の一部には問題があると思っている向きがあるようだ。とりわけ乳製品のメラミン混入問題には李真も袁毅も謝俊麗もかなり頭にきているようで、厳しく批判していた。李真の言葉を聞いて、かつての「メイド・イン・ジャパン」を思い出した。それは日本製品の品質が良くないことや物まね製品であることを揶揄する意味だった時代があった。今ではむしろ優れた製品の証のようになっているが、メイド・イン・チャイナもやがてはそうなるのだろうか。
交通事情
西安の交通事情は初めて訪れた10年前に比べると悪くなっている。車が非常に増え、交通渋滞も多いし、車の衝突事故も多い。市内の一部では3年後に開通予定の地下鉄の工事が進行中で、工事部分では交通渋滞がなおさらひどい。タクシーは10年前よりは車体は良くなったし初乗り6元(約80円)と安いが、相変わらずかなり荒っぽい運転が多いようだ。
小学生の授業
友人の袁毅の両親の家で会った姪の丫丫(ヤヤ)は小学校1年生。学校の様子を聞いてみるとなかなかハードな毎日だ。朝6時半から7時の間に起きて登校。学校の始業は7時45分、終業は5時で1日は5時間。昼休みは2時間ほどあるようだ。学科は日本と似ているが、英語が週に何時間かある。中国の小中学生の学校生活は日本に比べると概してハードスケジュールだ。これまでにも朝早くに登校する子ども達をよく見かけたものだ。丫丫は袁毅の両親の家で母親と一緒に住んでいる。帰るときにエレベーターの前まで見送ってくれたので、“Are you a boy?”と冗談でたずねたら、“I am a girl”とまじめな顔で上手な発音で答えた。
咸鴨蛋(シエンヤァタン)
アヒルの塩漬けの卵。上海から西安への国内線の機内食に付いていて、おいしかったので李真に話すと、わざわざ母親が買ってみやげに持たせてくれた。かなり塩辛く、砕いて粥に混ぜて食べるととても旨いが、日本人は人によって好き嫌いが分かれるだろう。これに限らず中国にはおいしい食べ物が多いが、今では警戒心が先に立って中国食品=有害であるかのように敬遠する日本人は多いようだ。惜しいことだと思う。