saarweineのワインなどに関してあれこれ

このブログはドイツはモーゼル河の支流であるザール地域のワインを愛する男がワイン等に関して色々適当に書き込みします。

水戸駅前にいます。(茨城県水戸市)

2009-11-08 08:48:37 | 日記
今日は前にも2回ほど記事にしましたが茨城県鉾田市にある「とっぷさんて大洋」に向かうべく茨城県内で最も拠点の駅とされている水戸駅前に来ています。写真は水戸市のJリーグの「水戸ホーリーホック」の垂れ幕です。

ワインと何の関係があるかというと(偶々かもしれませんが)英語のhockと綴りが全く同じではないですか!
このblogをご覧頂いている皆様には説明するのも釈迦に説法と言うべきでしょうが赤のボルドーワインをクラレット、ブルゴーニュワインをバーガンディと(主にイギリス)英語で言いますがドイツの白ワインをhockと言います。元々は1850年代にイギリスのビクトリア女王がRheingauの東端にあるホーホハイムを訪問した時にホーホハイムのワインを飲んで大層気に入ってその当時の貴族階級の人々が右へ習えでホーホハイムのワインを飲むようになりました。そこでホーホハイムがいつの間にか英語風にhockとなった訳です。

(今の状況は大変貶められていると言わざるを得ませんが)その昔19世紀から20世紀前半にかけてドイツワインは(白は特に)世界最高峰という評価を受けていました。ボルドーやブルゴーニュのグランヴァンよりもRheingauの(今のワイン法で言えば)trockenタイプのワインが高値で取引されていたそうです。世界各国の王室や政府の晩餐会のメインの御用達のワインとされていたようです。特にその傾向はろくなワインが出来ないイギリスで顕著だったようです。(但し今は南イングランドのほうでシャンパーニュと同じ品種で本場のシャンパーニュを凌駕するスパークリングワインが少量ながら生産されていますが)


やはり有名なワイン評論家でもアメリカ人のロバートパーカー(濃い凝縮された特に赤を過大評価する傾向があるように僕には思えてなりません)よりもイギリス人のイアンジャミーソンやヒュージョンソン、マイケルブロードベントといった人達がドイツワインをより正当に評価しているように感じているのは僕だけでしょうか。
コメント
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